いわき合宿満喫編-天地人-その6 | 武産合氣道 大和/宮城野合氣修練道場 稽古日誌

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「神奈川県大和市」及び「仙台市宮城野区」にて岩間スタイル合気道を稽古する「大和/宮城野合氣修練道場」道場長鈴木博之のブログ。IT関連、自動車整備、資格試験、震災関連など、様々な情報を提供しています。

・・・つづき


そして大忙しの4日間が始まった。


合宿初日は9月15日(土)。この日は集まって寝るだけ。
2日目は16日(日)。この日に稽古,合同稽古,宴が行われる。
3日目は17日(月)。この日は午前のみ稽古で,最後は一級の審査が行われる。


しかし初日は東京で仕事。


情報処理技術者試験 の試験対策講座の講師である。


数ある情報処理技術者試験の中でも,技術系の高度な試験と言われている「テクニカルエンジニア(ネットワーク)」 試験の試験対策講座である。


#これが私とIT産業との,残された唯一の接点である。


昔から,IT産業は資格を取ることを推奨してきた。


資格を取れば報奨金が支払われ,
資格が出世の条件となり,
資格が仕事を呼び寄せる。


勢い,IT産業に携わる人は,好むと好まざるとに関わらず,資格取得に取り組まざるを得なくなる。


IT産業はホワイトカラーでは決してない。むしろブルーカラーである。


ネクタイを締めるか,
ニクタイを使うか程度の違いしかない。


肉体労働との大きな違いは,深夜に及ぶ残業や休日出勤が当たり前という事。


だから肉体ではなく,頭脳が壊れてドロップアウトするのだ。


私の知っているだけでも,うつ病を患った人が数人いる。


これがIT産業全体では恐ろしい数になるだろう。

私もあのまま続けていたら,どうなっていたことか・・・。


それはさておき,IT産業に携わる人たちがどれほど忙しいかは,自分自身がよく知っている。


忙しい合間を縫っての受講である。


できるだけ有意義な時間を過ごして欲しい。
せっかく来てくれたのだから,何か持ち帰って欲しい。


だから6時間の講義に,その何倍もの時間をかけて準備をするのである。


流石に合宿と並行して準備を進めるのは厳しいものがあったが,どちらも楽しみであるから全く苦にならなかった。


合宿の前日である9月14日(金)。


お昼前に,講義の資料や,稽古着,武器,飲み物などを沢山積んだ車で,仙台を出発した。


移動のダンドリはこうだ。


・仙台→いわき(車)
・いわき→東京(高速バス)
・東京で講義
・東京→いわき(高速バス)
・いわき内の移動(車)
・いわきで合宿
・いわき→仙台(車)


仙台からいわき間は,高速道路がまだ全線開通していない。

宮城県の亘理から,福島県の富岡間は,県道を走る事となる。


いわきから乗る高速バスは16時30分発。
何かトラブルがあっては大変だから,余裕をもって出発した。


いわきに到着したのは,バスの出発時刻の1時間半前。


ペンション時計台を下見。
場所は覚えた。


それでも1時間の余裕があったので,結局15時30分発のバスに乗車した。


東京に1時間早く到着し,早々にチェックインを済ませる事ができたから,余裕を持って講義の準備に専念する事ができた。


いよいよ明日は講義,講義が終わったら合宿開始である。


・・・つづく。