・・・つづき。
岩手県営武道館の大道場。
広い。天井が高い。
開会式では,伝統芸能である「鬼剣舞」の迫力に目を見張る。
粋な演出。
そして演武開始。
武器技の演武が多い事に驚く。
これなら武器技にしておけばよかったかな~と後悔したが,体術のつもりで武器は持ってこなかった。
そう言えば演武の技を決めていなかった。
しばし悩む。アレもしたいし,コレもしたいし・・・。
ふと開会式で聞いた言葉が頭に浮かんだ。
「各自普段の稽古の成果を,惜しみなく発揮して下さい」
技は決まった。
「諸手取り呼吸法」である。
「普段の稽古の成果を見せる」ならば,これ以上の技はない。
演武開始。
投げる,投げる,投げる,とにかく投げる。
受けのS君が気の毒な位思いっきり投げた。
流石に5分は長い。途中氣の流れや片手取りも織り交ぜ,5分チョイ前には終了した。
やるべき事をやり終えた。
うっかり「禁じ手」をやってしまい,その点は悔いが残ったが,普段の稽古の成果がそのまま出せたと思う。
宮城野稽古会の全東北デビューは,こうして終わった。
呼吸を整えつつ,じっと座って合図の太鼓を待つ我々であった・・・。
・・・つづく。