10月8日日曜日 直会(なおらい) | 武産合氣道 大和/宮城野合氣修練道場 稽古日誌

武産合氣道 大和/宮城野合氣修練道場 稽古日誌

「神奈川県大和市」及び「仙台市宮城野区」にて岩間スタイル合気道を稽古する「大和/宮城野合氣修練道場」道場長鈴木博之のブログ。IT関連、自動車整備、資格試験、震災関連など、様々な情報を提供しています。

・・・つづき。


そして直会会場へ到着。


例年通り,畳敷きの広い会場に,10人は座れる卓が10数卓。


その中の一つに「B」と看板が立っている宅が。

どうやらB型専用の席らしい。


そのB卓に集まった面々を見ると・・・あ~なるほどね・・・確かに・・・という面々ばかり。

B卓,周囲の空気を全く気にすることなく,開始前から異常な盛り上がりを見せる。


乾杯に続いて,歓談。


途中で各大学,各道場の代表者スピーチ。


今年の挨拶,一計を案じ,最後から2番目が私,トリをのんぶ,の順番になるよう,梁さんにお願いしていた。


私が盛り上げ,のんぶで滑る。


これが私の狙いであった。


私のスピーチは,構想1ヶ月。


内容を練りに練り,練習に練習を重ねたものである。


伏線を張り,間を取り,オチをつける。


会場に集まった面々が笑い,感心し,私の存在を確かに記憶する。


そんなスピーチを目指していた。


のんぶが滑れば滑る程,私のスピーチが引き立つ。


それが狙いだった。


そして私の出番。


狙い通り,大いに盛り上がる私のスピーチ。


よしよし,ここまでは大成功。


次にのんぶが滑ればオッケー。


・・・のはずだった。


だがのんぶは滑らなかった。


ウケを狙ってはいない。
笑いを取ろうともしない。
それどころか,あらかじめ内容を考えてさえいなかっただろう。


だがウケる。


朴訥な語り口が,
宮沢賢治を彷彿とさせる東北弁が,
思わず突っ込んでイジリたくなる内容が,
なぜかウケのである。


大いにウケるのんぶのスピーチ。

たちまち忘れ去られる私のスピーチ。


大いに存在をアピールしたのんぶ。

存在感が薄れてしまった私。


はっきり言おう。


私の狙いは思いっきり外れた。

完全に私の負けだ。


だがな,のんぶ。


俺はオメーの露払いじゃねぇ。


俺を踏み台にするとは,許さん。


オメーは俺を怒らせた


今日この日が合氣道の元旦。


盛り上がった私のスピーチとは裏腹に,今年の元旦は順調とはとても言えない滑り出しとなった。


・・・つづく。