第60回 塩釜みなと祭 | 武産合氣道 大和/宮城野合氣修練道場 稽古日誌

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「神奈川県大和市」及び「仙台市宮城野区」にて岩間スタイル合気道を稽古する「大和/宮城野合氣修練道場」道場長鈴木博之のブログ。IT関連、自動車整備、資格試験、震災関連など、様々な情報を提供しています。

今年も祭の季節がやってきた。


7月16日。海の日。


この日,塩釜の町は,海も含めて祭一色に染まる。


我らが第十七風神丸は,今年も供奉船(ぐぶせん)として塩釜のまがき港を出航した。



みなと祭は,年に1度,塩釜神社と,隣接する志波彦神社に奉納されている御神輿を下ろし,御座船に乗せ,松島湾の島々を巡るという形で行われる。


御座船の先陣を切り,後陣を守るのが供奉船。その数約100艘。


各供奉船は大漁旗や吹流しで派手に飾り,隊列を組んで松島湾内を巡る。


その様は雄大で,感動すら覚える。



3大船祭の一つである「塩釜みなと祭」を,供奉船が派手に盛り上げる。


我らが第十七風神丸は,先陣の5番船として,塩釜様の御神輿の,露払いを務める事になった。



舳先にはためく五番船の旗。


供奉船には,それぞれ「お客さん」が乗る事になっている。


塩釜神社から御神輿のお供をしてきた,羽織袴姿の大人や,稚児行列の子供達である。


我が第十七風神丸の,今年の「お客さん」は,この子達でした。



稚児行列の子供達。観光桟橋にて。


子供達を乗せて,観光桟橋を出航。


「風神丸」と名のつく船は,現在3艘。


昨夜の風と雨が嘘のような青空の下,3艘の風神丸が走る。



前の2艘も風神丸。


右にも,左にも,そして後ろにも供奉船が続く。


こんな光景は,年にいっぺんしか見られない。


写真を撮っていて,思わずジン,とする。



松島湾は牡蠣が名産。


「牡蠣だな」と呼ばれる養殖場が至る所にある。


流石は経験豊富な船頭の方々。


牡蠣だながひしめく狭い航路を,3列の隊形を保ったまま見事に潜り抜ける。



牡蠣だなの向こうに御座船が見える。


漁船を見れば,カモメが寄ってくる。


子供達にかっぱエビせんを配る。


袋を空け,空中に放り投げる。

それをカモメが器用にキャッチする。


カモメとの遊び方を覚えた子供達。

キャーキャー言いながらカモメと戯れる。



カモメにとっては生活がかかっているから必死。

結構目が怖い。


青空と,大漁旗と,カモメと。


松島海岸の入り口で,供奉船は一旦待機。

御座舟だけが,松島町町民や観光客が待つ桟橋へ向かう。


供奉船が,御神輿を間近で見ることができる数少ないチャンスである。


連続写真でご覧頂きたい。







この後,再度隊列を組み,桂島を経由して再び塩釜へ戻った。


朝は雨。

御輿海上渡の間は晴れ。

帰港する頃には曇りで,夜はそのまま大雨。


台風すら遠慮させるとは,塩釜様にはよほどお力があるのだろう。


いいお祭だった。