前期の稽古も終わり,納会明けの翌朝。
「鍛練台を修繕したい」という私の申し出を受けて,工学部合氣道部の面々が集まってくれた。
私が卒業する際,工学部道場横に設置して行った3台の鍛練台。
あれから12年。部品は錆び,タイヤは破れ,ボロボロになっていた。
工具を手渡し,作業を指示。
流石は工学部の学生。工具の使い方もサマになっている。
「ネジってどっちに回すんだっけ?」
「締めてどうすんだよ。逆だって。」
・・・ダメじゃん・・・。
工具の他に,軍手を用意して行ったのだが,既に準備していたらしく,全員装着済。
・・・おっ,気が利くじゃん・・・。
大勢集まってくれたため,私はほとんど力を使わずに済んだ。
作業は20分程で終了。
その後,飲み物を配り,しばし歓談。
皆いい表情。合氣道部ライフを楽しんでいる様子が伺える。
部品を工場へ持ち帰り,泥を落とす。
夏休みの間に,錆を落とし,塗装し,タイヤを取り替える予定である。



