お客さんを引き止める勇気 | 武産合氣道 大和/宮城野合氣修練道場 稽古日誌

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「神奈川県大和市」及び「仙台市宮城野区」にて岩間スタイル合気道を稽古する「大和/宮城野合氣修練道場」道場長鈴木博之のブログ。IT関連、自動車整備、資格試験、震災関連など、様々な情報を提供しています。

暮れも押し迫ったある日のこと。


お客さんから一本の電話が。16:30にオイル交換のため入庫との事。


当日は3級ガソリンエンジン基礎の講習会があり,17時には工場を出なくてはならない。


しかし16:30を過ぎてもお客さんが来ない。渋滞か何かに引っかかったのだろう。焦りを覚えつつも待つ。


オイル交換の手順はすっかり頭に入っている。今回はエンジンオイルのみ交換。所要時間は長くても約10分だろう。


ようやく入庫したのは16:40。大急ぎでオイル交換を終え,お客さんを送り出し,さて急いで出かけるかーと思ったその時,


「あーちょっと待ってけさい」


帰ろうとするお客さんを,社長が引き止めた。


見れば,お客さんの車が止まっていた位置にオイルが点々と落ちている。社長はこれを見逃さなかった。


オイルはエンジン下部のドレンプラグを外して抜き取り,エンジン上部のオイル給油口から給油する。


もちろん,ドレンプラグを閉めた事は確認済。ではどこから漏れたのか?


再びお客さんの車をジャッキアップ。社長が下に潜ると,ほどなくして原因が判明した。


オイルエレメント(エンジンオイルのフィルタ)が緩んでいて,そこから点々と漏れていたのである。


何という事か!普段なら絶対に見逃さないであろうオイル漏れに,全く気づかなかったのである。


原因はオイルエレメントの劣化。オイルエレメントを交換し,漏れたオイルはスチームで丁寧に洗浄の後,お客さんに引き渡した。


「やるべき事以上の気配りをする事」

「お客さんを引き止める勇気を持つこと」


講習会には遅刻したが,遅刻を補って余りある程の貴重な教訓を学ぶ事ができた。