オーバーヒート | 武産合氣道 大和/宮城野合氣修練道場 稽古日誌

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「神奈川県大和市」及び「仙台市宮城野区」にて岩間スタイル合気道を稽古する「大和/宮城野合氣修練道場」道場長鈴木博之のブログ。IT関連、自動車整備、資格試験、震災関連など、様々な情報を提供しています。

定時の直前,一本の電話が。


走行中,ボンネットから突然蒸気が噴き出し,走行不能になったという。

水温計もオーバーヒートを示しているとの事。


レッカーはお客さんがご自身で手配済み。

とりあえず代車を用意し,入庫を待つ。


そして翌朝,早速問題の切り分けを行う。


ラジエータキャップか,それともホースか。最悪はラジエータ本体の損傷も考えられる。


ボンネットを開けると,エンジンルーム内はクーラントが飛び散り,悲惨な状況。


キャップに損傷はなさそうだ。

ホースはきっちりとつながれている。

となるとラジエータ本体・・・か?


キャップを開けて見る。いつもは見えるはずのクーラントの液面が全く見えない。

ラジエータ内のクーラントが失われているようだ。


ラジエータに水を注ぐ。3リットル程注いだところで,アッパーホースの途中から勢い良く水が漏れ出した。


これだ。


アッパーホースとロアホースを注文し,交換。

一旦すべてのクーラントを抜き,再度クーラントを満たす。


路上でハザードをつけっぱなしにしていたためか,バッテリーも過放電状態。

ホースの交換と並行して充電を行う。


エンジン始動。


エンジンが温まるにつれ,飛び散ったクーラントが蒸発し始める。

周囲に甘い匂いが立ち込める。


水温計が上がり始め,クーラントがラジエータ内を循環し始める。

さらにアクセルを吹かし続けると,ほどなくして電動ファンが回り始める。

ラジエータ内のエア抜き終了。


リザーバタンク内のクーラント量をチェックし,エンジンルームを水洗いして作業終了。


トラブルなしで,無事次の車検を迎えられますように。