オール直熱管のトランス結合のWE101Lプッシュプル・アンプですが、このアンプは2016年に製作したもので、主に同じウエスタン・エレクトリックのWE300Bシングル・アンプ用のライン・アンプ(コントロール・アンプ)として使用しているものです。

 

      写真はボンネットを外して撮影しました。

 

 

 このライン・アンプは600Ωと200Ω出しのコントロール・アンプとして使うのですが、小出力のパワー・アンプとしてスピーカーを鳴らすことも出来ます。WE101Lの規格表を見てみると、シングルで0.1W(100mW)という極めて小出力の動作例が記載されていますが、プッシュプルの動作例は記載がありません。

これまでスピーカーをつないで音を出してはいますが、どのくらいの出力が出るかは測定したことがなかったので、測定してみました。

低周波発振器で1KHzの正弦波を入れ、入力電圧を高くしていき、オシロスコープで波形を観察しながら出力電圧を測ります。波形の山が崩れ始める最大出力のクリップ点がトランス結合回路のためか、明確ではありません。それでも波形の崩れから判断すると、最大出力は約0.5W位と言うところです。(無理に入力電圧を上げていくと0.8~1Wくらいまでは出ますが・・)

 

0.5Wというと使い物にならないように思われるかもしれませんが、どうしてどうして普通に音楽を聴くならば十分な音量です。

このアンプはドライブ管にも直熱管の2V管30を使用、整流管は80と、オール直熱管のアンプですが、スピーカーに耳を押しあてても全くの無音、ノーハムです。(因みにライン・アンプで使用しても、ほとんどハムは聴こえません)

暫くはWE407Aのコントロール・アンプと組み合わせてパワー・アンプとして音楽を楽しみたいと思っています。

 

このWE101Lppアンプの回路図やシャーシ内部の写真など、詳細は下記をクリックしてください。Yahooブログでは多くのコメントをいただいたのですが、コメントまでは引っ越しができず全て消えてしまいました。新たなコメント大歓迎です。ぜひ見てください。

こちらをクリックすれば記事につながります。

   ↓

WE101Lアンプ完成/最高の出来! 

 

 

では、またね・・・HIROちゃんでした。 (^^♪