UV-845真空管については以前に紹介しているので2度目の投稿となります。

手元には中国製の845が4本ありますが、他社のものと比較しても遜色はないようです。よくプロのオーディオ評論家の方が文章の中で「中国的な音がする」とか書いていますが、「中国的な音」とは、どんな音を言うのだろうか?・・プロのオーディオ評論家とはいかに適当なのだろうか・・・

 

 

 

845というと、同じ大きさのUV-211(VT-4C) とよく比較されますが、211は送信管ですが、845は送信管ではありません。

どちらも高電圧動作管ですが、電気的特性はかなり異なります。211アンプと845アンプを比較すると、オーディオ管としての845の音を好む方が非常に多いのですが、211の音を好むマニアも多い。

あくまで個人的な音の違いの評価ですが、845は豊かな低域と力感が特徴であるのに対し、211は送信管らしい伸びのある艶やかな高音と芯のある、しっかりとした中域音でしょうか・・・845支持派と211支持派に分けるならHIROちゃんは断然211派です。

 

前記の様に845と211は、電気的特性はかなり異なりますが、B電源部の容量とプレート電流を考慮しながら、バイアス電圧の切り替え等をすれば、845/211の兼用のパワー・アンプを製作することも可能です。

下記のHIROちゃんの製作例ですが、低電圧による動作ですが845/211の兼用パワー・アンプです。845や211にしては、かなり低いプレート電圧による動作でマニアの方から見れば笑われてしまうアンプですが、これでも十分に845や211の音を楽しむことが出来ます。

845の場合、Ep:402V、Ip:74.5mA、-Eg:-38Vの動作で約6Wの出力が得られます。

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低電圧動作845・211兼シングル・アンプ/出力トランスを交換・・・ 

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。 (^^♪