今回はモーツアルトの「フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K299」の紹介の続きです。

全部で14種類のライブラリーが手許にあり、前回までに7種類の音源を紹介しましたので、ここでは残りの7種類を紹介します。

 

カールハインツ・ツェラー(フルート)

   ニカノール・サバレタ(ハープ

 エルンスト・メルツェンドルファー指揮

  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 ★★★★

 

 

これはLPレコードです。この録音ではツェラーのフルートは素晴らしいのですが、サバレタのハープが素晴らしい。優雅さに力強さを感じます。フルートよりここではハープのほうに興味ありです。録音も古いですが音は良いです。

これも推薦ですね。

 

■ミシェル・デポスト(フルート)/ニカノール・サバレタ(ハープ)

 ジャン・フルネ指揮

   スイス・イタリア語放送管弦楽団 1968年ライブ

 

 

このCDは、いわゆる海賊盤?・・前記同様、サバレタがハープです。フルートやサバレタのハープは素晴らしいのですが、オーケストラが何となくせかせかした感じです。そのためフルートもハープもやや落ち着きのないように感じるのは残念。

 

■ヨハネス・ヴァルター(フルート)/ユッタ・ツォオ(ハープ)

 オトマール・スウィトナー指揮/シュターツカペレ・ドレスデン

 ★★

 

LPレコードです。ドイツ・シャルプラッテンによる録音。この演奏はシュターツカペレ・ドレスデンの首席奏者によるもの。多少地味な感じがしないでもありませんが、全体的に落ち着いた演奏でしょう。

 

マルク・グローウェルス(フルート)/ギゼレ・ヘルベルト(ハープ)

 ベルナール・ラバディ指揮/レ・ヴィオロン・デュ・ロワ  1994

 

 

 

このCDは衝動買いした何と170枚組の「モーツアルト大全集」の中の1枚。

クラリネット協奏曲とのカップリング。マルク・グローウェルスについてはよく分かりませんが、アルゼンチンの作曲家アストル・ピアソラがクラシックの愛好者向けに作曲した「タンゴの歴史」の楽曲を貢献されたフルート演奏者で日本でもフルートの公開講座などの活動もしているようです。ハープのギゼレ・ヘルベルトについてはよく分かりません。全体的には華麗でまとまりのある演奏でしょう。

 

■コンスタンティン・タルマチウ(フルート)

   イオン・イヴァン=ロンセア(ハープ)

 ヴォルフガンク・グレース指揮/ヨーロッパ・シンフォニー

 

 

アルテ・ノヴァの廉価盤CD、発売当時880円という価格で話題になったレーベルのCD。演奏のせいかどうかは分かりませんが、ハープの音がイマイチ録音でとられていない感じです。演奏としては可もなく不可もなくと言った感じ。

 

Joanna  Kontowicz(フルート)/Beata  Kaminska(ハープ)

Zdzislow  Szostak 指揮/Lodz  Chanber  orchestra

 

 

このCDはブリリアント・レーベルの2枚組のBOXで「 Romantic  Harp  concertos 」と言うハープの協奏曲ばかりを集めた曲集の中の1枚。この演奏・・・オケがイマイチ、このBOXはフルートではなく、ハープのめずらしい協奏曲を聴くCDでしょう。 

 

Peter  Jancovic(フルート)/Renata  Modron(ハープ)

Alberto  Lizzio 指揮/Mozart  Festival  Orchestra

 

 

アルベルト・リッツィオは、いわゆる幽霊指揮者?として良く聞く指揮者ですが、

インターネットなどでは1926年から1999年まで実在の指揮者で写真なども紹介されている記事もありますが信憑性は不明です。

この演奏、けっして悪くありません。一定の水準を保っていてどんな曲なのかを聴くのには十分と言えるでしょう。

 

久しぶりにこの曲を再度聴いてみましたが結構まとめて聴いたので、今でも頭の中からフルートとハ-プの音がこびりついて奏でています・・・こりゃ、別の曲を聴かないと・・・

 

前回までの投稿記事は、こちらです。

「フルートとハープのための協奏曲」 その1

https://ameblo.jp/hirochan-amp/entry-12553648175.html

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。