私は決して不眠症ではないのですが。

 

たまたま寝る前に読む本を検索していて、同じような題名の本の3冊目です。

 

 

 

 

眠れぬ夜に読む本 (光文社文庫 え 1-4)

 

昔若いころ、遠藤周作氏の本は硬軟取り混ぜて殆ど読破し、

この本もすでに読んでいたのですが、また引っ張り出して読みました。

 

昭和の終わりごろに書かれたエッセイですが、今でも十分に伝わるいいお話です。

 

狐狸庵先生の、日ごろ思っておられること、

幽体離脱や偶然に起こった出来事など非科学的なこと、

精神的なこと、生死について、若者考など、とにかく内容は豊富で、

人生の厚みを感じます。

 

短編のエッセイ集ですが、いい塩梅で眠りに落ちます。

 

とにかく面白かった!

 

遠藤周作氏と言えば、フジテレビが大騒ぎしていたころ、

記者会見で周作氏の息子殿のお姿を久し振りに拝見し、

父上は天国でどんな思いで見ていらっしゃるだろうか、と案じたものでした。

 

久々に狐狸庵先生の作品を紐解いてみようかな、と思いました。