本編に入る前に二つ告知をさせてください。

加藤ひろあきが翻訳に携わったインドネシアの小説「珈琲の哲学」が絶賛発売中です。

 

インドネシア語翻訳家:西野恵子さん、上智大学の文化人類学者:福武慎太郎さんと3人で共同翻訳したこの作品、現代を代表するベストセラー作家「Dewi Dee Lestari」の短編集で、映画化されて大ヒットした「Filosofi Kopi」も収録されています。

 

「あなたとインドネシアを繋ぐ、人生と愛のテーマ18篇」

面白い読書体験になること間違いなしなので、是非お手に取ってみてください。

グラフィックデザイナー「田中未来」氏にお願いした表紙も最高で、インテリアとしても活躍してくれます!だから、読まなくても置いておくだけでかっこいいです!(笑)

 

注文は以下のリンクから可能ですので、よろしくお願いいたします!

 

 

 

もう一つは、今日は毎週火曜日のインドネシア時間18:30(日本時間20:30)から生放送でお届けしている「Hiro Sensei」という番組の放送日です。

 

 

全編インドネシア語ではありますが、日本の面白いニュースを紹介したり、明日から使える日本語を教えてみたり、ちょろっと歌ったりしてますので、是非ストリーミングにアクセスしてみてください!

 

 

さて、今日は昨日まで4回に渡って書いてきた「2000年〜2020年:インドネシアのメジャーレーベルから発売されたアルバムランキング」を一旦お休みして(続きは明日書く予定っす!)、「PPKM Level:レベル別公衆活動制限」について書いていきたいと思います。

 

#ランキング気になる人はこちらを読んでね!

 

昨晩、インドネシア政府から「PPKM Level:レベル別公衆活動制限」が10月4日まで延長されることが発表されました。

これまでは延長が1週間刻みだったのですが、ここにきて2週間の延長が発表されました。ただ、効果測定はこれまで通り1週間ごとに行われるそうで、来週の月曜日にまた数値を見てレベルの調整が行われるそうです。

 

 

今回の発表でまず強調されたのはジャワ島・バリ島内にはすでに「レベル4」すなわち警戒レベル最大の地域がなくなったということです。

ジャワ島・バリ島対策管轄長のルフット海洋・投資担当調整大臣は、「PPKM Darurat:緊急公衆活動制限」から数えて合計9回に渡り延長されてきて、「PPKM Level:レベル別公衆活動制限」を施行してからジャワ島・バリ島内の数値は劇的な改善を見せており、すべての地域で「レベル3」以下に下げることができたと発表しています。

 

公衆活動制限レベルを「レベル2」「レベル1」に下げることができれば、「New Normal」生活に入ることができるので、全体としてまずはそこを目指していくことになるとのことです。

 

 

さあ、ここからは皆さんお待ち兼ね!今回の「お試し緩和」の内容を見ていきましょう!

#なにお試し緩和って

#勝手に命名

#レベルに変更はないが毎週足されていく試験的緩和のこと

 

一つ目:これまで通り「お試し緩和」地域に選ばれているジャカルタ、バンドゥン、スラバヤ、スマランに加えて、今回はジョグジャカルタも加わって、この5地域関しては12歳以下のお子さんのショッピングモールへの入場が認められることになりました。

 

12歳以下のお子さんを持つ家庭にとっては朗報で、というのもショッピングモール内にはアスレチックというかプレイグランドがあることが多く、特に都市に住んでいる家庭ではこのショッピングモール内のプレイグランドでお子さんを安全に遊ばせていた人も多かったはず。それが「PPKM:公衆活動制限」が発令されてからはできていなかったので、ようやくといった感じでしょう。

 

二つ目:「レベル3」「レベル2」に指定されている地域に関して、映画館がキャパシティーの50%までで営業開始可能となりました!わーい!!
これで僕の出演した映画も公開の可能性が出てきました!と言っても、これまで上映を延期している映画が僕ら以外にも山ほどあるので、順番待ちですが…。

 

三つ目:インドネシアプロサッカーリーグ2部の試合が許可されました。これまでカテゴリー1部のリーグ戦は開始されていましたが、2部のリーグ戦も週に8試合までの限定で開始して良いという許可が降りています。

 

四つ目:レベル3の地域においては、必須分野以外の職種でも25%の出社が許可されました!

 

というわけで、ジャカルタなどは依然活動制限レベル3ではありますが、確実にレベル2に近づいているという印象です。

 

これを受けて、観光創造経済大臣のサンディアガ・ウノ氏がバリ島の観光客受け入れについてコメントしています。

 

 

この記事の内容を見てみると、サンディアガ・ウノ大臣によれば10月にバリ島が外国人の観光客を受け入れ始める可能性があるとのこと!

いくつかの条件を満たした上ですが、いよいよ外国人のバリ島へのアクセスが解禁される可能性が出てきました。

 

政府が今回2週間の延長を発表して、期限を10月4日としたのはこの2週間で最後の追い込みをかけて、その後は一気にレベル2、レベル1に落として「ニューノーマル」生活に突入していくためなのかもしれません。

 

ただ、今回の外国人受け入れについてまずターゲットとして挙がっている国がインドネシアからの入国に対して制限を緩和している国で、残念ながらここに日本は入っていません(涙)

今回発表があった国はフランス、ロシア、オーストラリア、韓国、ポーランド、ウクライナとされています。まずはこの国々の人たちを受け入れる方針で話が進んでいるようです。

ただ2回のワクチン接種完了、8日間の隔離が義務付けられ、あくまで「仕事の為に来て、ついでに休暇も」という人に限るそうで、「休暇」の人は受け入れないそうです(笑)
#いやそれどうやって判断するの???

#ワラ

 

さらに話題になっているのは昨日の会見のなかでルフット大臣がバリ島で外国人を受け入れることになっても、「バックパッカー」はその受け入れの対象ではないと発言したことです。

これについてサンディアガ・ウノ観光大臣は自分の昔よくバックパッカーとして旅をしたことに触れながら、今回の「バックパッカー」の定義を「経済的にバリ島に貢献しない人」「健康プロトコルを遵守しない人」「バリ島に暮らすローカルの人たちに敬意をもたない人」としています。

#いやバックパッカーをそう定義することはそれはそれで問題だろ!

#ワラ

#ワラを使ってみたいだけ

#残念ながら使いこなせていない

 

要はバリ島にお金を落とさない人は来なくてもいいよ!と言ってるような感じなので、この発言にはSNS内でも賛否両論出ています。

 

が、バリ島で観光業をメインにしている人が多いことは間違いなく、もう1年半に渡って基本的には外国人を受け入れていないので、そこは死活問題なので切実に「お金を落としてくれる人」を欲しているのは嘘じゃないでしょうね。リアルな話。

 

 

というわけで、ざっと今回の延長の内容を見てきました。

少しでもお役に立てば幸いです。

それでは今週も気張っていきましょう!

 

あなたにとって、今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。