本編に入る前に告知です。

本日7月8日(木)インドネシア時間の20:00(日本時間22:00)から、加藤ひろあきのYouTubeチャンネルに「ファンミーティングで集まったお金を孤児院に寄付しました!」という動画がプレミア公開されます。

これは先日、「PPKM Darurat:緊急公衆活動制限」が発令されるよりも前に撮影されたもので、5月に加藤ひろあき開催したファンイベント「Online Halal Bihalal Hiroaki Kato 2021」で集まった金額にプラスして、集まった金額と同額を加藤ひろあきが個人的に寄付、さらには「タカシ」様にも個人的にご寄付頂き、それらを合計したお金を南ジャカルタのクマン地域にある孤児院「Rumah Yatim」に寄付してきました。

その模様をお届けするビデオになりますので、良かったら本日のプレミア公開ご参加ください!加藤ひろあきもチャット欄に待機しておりますので、よろしくお願いいたします!

 

さて、今日も新型コロナウイルスを取り巻くインドネシアの状況を書いていきたいと思います。日本から読まれている方もインドネシアの状況を把握し、日本での対策に活かして頂ければと思います。

 

日本のメディアでも連日インドネシアの情報が流れてようで、YouTubeにもその映像の一部がありました。

 

 

 

 

 

そして一昨日、インドネシアで11人目の邦人の方が亡くなられたそうです。

邦人が8万人以上暮らすタイで一人目の邦人死亡者が確認されたそうですが、それと比べ2万人弱しか邦人がいない中でのインドネシアの死亡者数11はかなり多いと言わざるを得ません。

これを読んでいるインドネシア在住の邦人の皆さん、お互い今後とも十分に気をつけて過ごしていきましょう!

 

「PPKM Darurat:緊急公衆活動制限」6日目に突入し、政府は社会への周知のフェーズから徐々に実際に罰則などを適応するフェーズにはいりつつあります。

 

以前記事にも書きましたが、「緊急性を要さない職種:ノンエッセシャルワーク」の出社は100%禁止です。

 

2日前にジャカルタ特別州知事のアニス・バスウェダンさんが抜き打ちテストに同行しているという話がありましたが、それからも調査は粛々とおこなわれており、これまでに202の企業が出社違反を犯しており、処分を受けています。

 

 

 

さらにジャワ島全体が対象で、高速道路の規制・検問も強化する方向です。

 

 

これまでジャワ島内7区間29箇所の高速道路にて規制を行っていたところを、今後は12区間42箇所に広げて行う旨が上記書いてあり、さらにその範囲を広げていく可能性があると表明しています。

具体的にどの区間が閉鎖されているかは記事を参照してくださいませ。

 

そして、現在インドネシアで課題になっているのが、「酸素の確保」です。

 

 

この記事にもある通り、現在尋常ではないペースで酸素が治療に使われており、そのペースは政府の予想を遥かに上回っているとのこと。

医療体制の逼迫、酸素の不足によりこれまで300人以上が自宅隔離を余儀なくされ、そのまま亡くなったと報告されています。

 

それに伴い価格も高騰しており、これまでは一本1万円ほどで販売されていた小型酸素ボンベが現在は4万円ほどで取引されており、中身の酸素の補充も3000円ほどで行われていたものが、現在は5000円まで値上がりしています。

 

中部ジャワの街:ソロの病院の例では、普段は1日で350本ほどの消費量だった酸素が現在では700〜800本必要になっており、慢性的な酸素供給不足に陥っているとのこと。さらに西ジャワ州バンドゥンでは酸素が足りないことを理由にいくつかの病院がすでに救急外来の一時的な閉鎖を決めており、益々、入院が難しくなっています。

 

 

この状況に伴い、ルフット・パンジャイタン海事・投資担当調整相は「PPKM:緊急公衆活動制限」の終了予定日2021年7月20日までの見通しはすでに立てており、緊急措置としてシンガポールからの酸素の輸入を決めていると発表しています。

 

 

とはいえ、今現在各地の酸素不足は深刻で、たくさんの方が病院で命を落としているというニュースがメディアでも再三放送されています。

1日の死者数が1,000人を超え、新規陽性者も30,000人を超えているインドネシア、それに比べて回復者は13,000人ほどなので、まだまだ厳しい状況が続きそうです。

 

明日以降も出来る限り情報を書いていきたいと思いますので、お付き合い頂ければと思います。

それでは、みなさん今日も健康で。

 

あなたにとって、今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。