本編に入る前に告知をさせてください。

昨日、「令和三年度在外公館長表彰授賞式」の模様を収めたビデオがYouTubeにアップされました。

 

日本の着物ブランド「Shito Hisayo」の着物と、これまた着物ブランドの「朔-saku-」さんのインドネシアの布テヌンとバティックを使ったジャケットを着用して出席させて頂きました。

 

他にも団体として受賞された「劇団en塾」「JKT48」のみなさんのインタビューもありますので、是非御覧頂けますと嬉しいです。

 

 

さて、日曜日も暮れていくこのタイミングでそれとはまったく関係ない、昨晩起こった僕のどたばた「親知らず」劇をお届けしたいと思います。

これは自分がアホなんですが、きっと世の中には僕みたいなアホが結構いると思うので、自戒も込めて綴っておきます(笑)

 

実は二週間前くらいから親知らずが痛かったんですよ。

いやもっと言うと2年前くらいからたまに親知らずが痛むことがあって、しばらくすると痛みが収まるんで我慢してたんですね。

 

僕の親知らずは多くの人がそうであるように、横向きに斜めに生えています。

この図で言う2番目ですね。

(写真出典:南栗橋歯科クリニック https://minamikurihashi.jp/blog/713/ )

 

この横に生えた歯が隣の歯に向かって行っていて、さらに虫歯になりかけていて、日本で一度歯医者に行った時に「ゆくゆくは抜かないといけいなですね〜」と言われていました。

 

少し「親知らず」の勉強をしておくと、、、

現代人の顎は進化して細くなっているらしいです。

それを「進化」というのかどうかよくわかりませんが(笑)

その進化に反して歯の大きさは昔の人とあまり差異がないそうで、故に一番奥の「第3大臼歯」が生えるスペースがなくなり正常に生えることができないのだそうです。

 

ちなみに「親知らず」という呼び名の由来は、昔、「親が亡くなってから出てきたため」と言われています。昔は平均寿命が今よりもはるかに低かったため、そういうことが多かったのでしょうが、現代では親がいるうちに生えることが殆どだと思うので「親知らず」の由来はピンとこないかもしれませんね。

 

話を戻すと、、、2年前に日本で歯医者に行った時そう言われて、「よし、次に歯医者にいく時に処置しよーっと」と思っていたら、皆さんもご存知の通り、突然新型コロナウイルスが世界に蔓延して日本に自由に帰れなくなりました。

 

そして、二年間放置してしまったんですね。

 

これまで日本でしか歯医者に行っていなかった理由は決してインドネシアの医療レベルを舐めてたとかではなくて、単純にインドネシアで歯医者にかかると保険が全く利かないため日本に比べてかなり高額になるというのがその理由でした。

これまで年に3回くらいは仕事で日本に帰れていたので、その際ついでに歯医者にもかかるという生活をこれまで続けていました。

 

そして昨日、その瞬間はやってきました。

二週間くらい前から右の下の親知らずが痛み始めて、その痛みから親知らずが出てきてて虫歯になっているのだろうということは何となくわかっていましたが、またもや放置してたんですね。

 

昨日、奥さんのアリーナと一緒に「ミーアチェ」という焼きそばのようなインドネシア 料理を食べていた時のこと。

親知らずに激痛が走り、しばらく耐えていたのですが、部屋に戻ってから悶絶するくらい痛くなり、こめかみから喉の辺りにかけてまで顔の右側が痛すぎて涙が出てきて、これはやばいぃぃぃぃ!!と思い、24時間営業の歯医者に駆け込みました。

#そこを探し当てて予約取ってくれてアリーナは神

 

到着したのは22:00頃。

場所はJl. Letjend Suprapto, Kav.13, Cempaka Putih, Jakarta Pusatにある「Rumah Sakit Gigi dan Mulut YARSI」

 

この「YARSI病院」は総合病院なんですが、その中に「歯科、口腔外科」があり、昨晩はそこに駆け込みました。

右の頬を押さえながら何とか受付にたどり着き、問診票を記入。

歯科医の先生が16:00から働きっぱなしのため、夕飯休憩中とのこと。

それはしょうがない。先生ゆっくり休んで、と言いたいところでしたが僕の痛みも限界で「うぅぅぅぅぅ」となっていたら、受付のおっちゃんが「おれの大好きなバンドの曲を聞きながら待っててくれ!」と言い出し、かけてくれた曲が

 

 

「Kemuri」の「P.M.A (Positive Mental Attitude)」

 

 

最高かよ。

高校の時にCDが擦り切れるほど聞いて、カバーしてたこの曲をまさかこの待合室で聴くことになるとは(笑)その時の様子がこちらです。

 

 

これですっかり元気を取り戻した僕は、何とか痛みに耐えながら待ち、その後、無事にすごく優しくて、丁寧な歯科医さんに処置をしてもらい一命をとりとめました(笑)

 

予想通り虫歯の進行が激しく、食べかす等がその穴に入り込み神経まで刺激していたという大惨事。応急処置をして、二週間以内に親知らずを抜きましょうという話をして、無事に帰宅となりました。

 

費用は日本円でおよそ「8000円」

 

日本の皆さん、歯医者に行って保険が効くの当たり前だと思ってるかもしれないですけど、あれ、すごいことですよ。本当、助かります。

保険が効かないとこのくらいの値段は当たり前、、、海外に住むとそういうこともあるんで注意です。

#歯科医のイルマさんは素敵な人でした!

 

ともあれ、歯の痛みであそこまでのたうち回ったのは人生で初めてで、また一つ勉強になりました。テリマカシ(笑)

 

最後に、「Kemuri」はおれの最も愛するバンドの一つだと言ってくれた受付のFitさんとの一枚を載せておきます。

 

人生、本当に色々なことがありますねぇ〜(笑)

特にこの38歳の一年間は膝壊したり、コロナになったり、咳が止まらなかったり、親知らずが悲惨なことになってたり(←New!)、色々と忙しいです。

 

僕が今日の記事であなたに言えることは、「親知らずが痛んだら放置せずに、すぐに処置!!!!」です。あなたの人生の参考になっていたら幸いです(笑)

 

というわけで、明日からの一週間また気張っていきましょう!

あなたにとって、今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。