先日、アメブロ以前に使用していたブログの閉鎖に伴って、データが全部消えてしまったという記事を書いたのですが、

 

 

その後も励ましの言葉をもらいつつ、「びーと」さんという方からはアーカイブを保存しているサイトのURLとその詳しい使い方までメッセージを頂きました。

改めて御礼申し上げます。テリマカシです。

 

全ての記事をアーカイブすることはできませんでしたが、拾い上げることができた記事もあったので、助かりました。

あとはタイトルを見ながら、内容を思い出したいと思います(笑)

 

今日は朝からめちゃウマな芋を食べて、元気いっぱいです。

 

インドネシア語で芋のことを「Ubi」って言うんですが、この「Ubi」は本当に甘くて美味しかったです。インドネシアはフルーツも美味しいし、「Ubi」も美味しいし、自分にとっては最高です(笑)

 

さて、そんな今日は昨日ランチを共にさせて頂いたお二人とのことを。

 

 

ランチをご一緒したお二人を紹介

 

最近は新型コロナウイルスの影響もあり、撮影やロケ以外であまり積極的に外に出ることはないのですが、とはいえずっと家に籠っていると色々と鈍ってくるので、たまに人に会って刺激をもらいたいなと思っています。

 

有難いことに昨日は長谷川さんという以前から親交のあった方からお誘いを頂き、ジャカルタのSummitmasにあるレストラン「美卯」さんにてランチをしてきました。

集まったのは写真左から長谷川さん、南部さん、かとひろ。

随分と男くさい会になりました。

好きです、この感じ。

 

早速お二人をご紹介しますと、まず「長谷川智紀」さんは「Beautynesia」という会社のCOOの方で、美容に関する情報を発信するメディアを運営しています。

 

 

https://www.instagram.com/beautynesia.id/

インスタグラムのアカウントはフォロワー数30万を超えており、インドネシア女子たちの美に関する貴重な情報源となっています。

同時に長谷川さんはインフルエンサー事業も行っており、インドネシアのSNS事情に精通しています。

そして、何より凄いのはこの「beautynesia」というメディアは2019年の4月にインドネシアにおける メディア・小売財閥である「CT Corp(PT Chairul Tanjung Corpora)グループ」である「PT Trans Digital Media」に過半数以上の株式を譲渡し、グループ入りをしたということです。

 

創業者であるハイルル・タンジュン氏率いるCT Corpはグループ10万人の従業員を抱える財閥です。

そこに初の日本人として入ったのがこのCOOの長谷川さんと、CEOの吉田さんというお二人。この財閥に日本人として入るというのは並大抵のことではありません。

凄いとしか言いようがないです。

#語彙

 

そして、もう一人がキースさんこと、「南部喜一郎」さん。

キースさんはインドネシアにて人材派遣、人材育成の「Job-Like.com」を運営されている方で、インドネシアの労働者事情、労働体系やそのトレンド、システムに精通した方です。

 

 

こちらがそのウェブサイトで、ひと目で求人を確認できるのはもちろんのこと、「Magazaine」という項目では就職活動、転職活動に役立つ情報をブログ形式で発信しており、その内容はどれもすぐに実践できたり、日々を過ごす上で大切なことが書かれており、就職・転職活動をしているわけではない僕が読んでも為になることが多いです。

 

そんなお二人とランチ会合してきました。

 

キースさんが感じた労働環境の問題点

 

トピックは多岐に渡りましたが、キースさんがインドネシアの労働者の環境についてすごく興味深いことを仰っていて、

 

「インドネシア人の中間層以下の労働者たちは基本的に一つの仕事をずっとさせられて、失敗をさせてもらえない環境で働いている」

 

ということでした。

これはもしかしたら日本もそういう傾向にあるのかもしれませんが、インドネシアの中間層以下の経済層の労働者たちは特にその傾向が強いと。

 

一つの仕事を割り当てられて、基本的にはその仕事をずっとやり続ける。

他の仕事には基本ノータッチ。

そこにはチャレンジして、失敗して学ぶというようなプロセスはほとんどなく、とにかくマニュアルに沿った仕事だけを求められて、失敗をすれば職を失う可能性が高いと。

 

コンビニで働いている人たちを見てても、確かにレジ打ちの人はレジを打つだけ、フルーツを切る人はフルーツを切るだけ、商品を陳列する人は陳列するだけ、という感じで完全に役割が分けられています。

自分の持ち場の仕事が終われば、あとはどんなにレジが混んでいようがその人はレジに入れないので、隅っこで携帯をいじったりしています(笑)

 

さて、こういう働き方が当たり前になると何が起きるかと言うと、自分で思考しなくなるんですね。今、店内がどういう状況で自分がどう動いたらこの店がもっと効率よく動くのかとか、そういったことは一切考えることができなくなります。

 

そもそも、それを思いついたとしても現状のシステムでは自分の労働範囲が相当に狭く、それを超えて仕事をすることができないんですね。

もちろん、すべての会社がそうとは言いませんが、こういう労働環境で働いている人は多いよねというのがキースさんの意見で、それに関しては僕もともきさんも激しく同意しました。

 

何かを自分で考えて、遂行して、その結果を受けて分析して、人は経験を積んでいくものですが、そのプロセスがまるっと抜けてしまう。この環境で働くことに慣れてしまうと楽ではありますが、いつまで経っても賃金は上がってこないんですよね。

 

だから、キースさんはその環境改善にも切り込みながら、自ら思考できる人材の育成にもこれから力を入れていきたいと。その層のボトムアップなしには、この国の発展は難しいし、経済層や人種(雑に分けると中華系とプリブミの構図等々)での分離がさらに加速してしまうだろうと。

 

インドネシア人たちが自分の意志で行動し、考えて、失敗しながらも成長できるような労働環境を、そしてその成長そのものを一つでも多く作り出して、提供してあげたいとキースさんは熱く語ってくれました。

 

 

「インフルエンサー」ってつまるところ何なんですか?

 

一方、ともきさんからは、「インフルエンサー」とはなんぞやという話を伺いました。

これはキースさんの「『インフルエンサー』ってどこから、というか、何をしたら『インフルエンサー』と呼ばれるようになるの?」という素朴な質問からスタートした談義だったのですが、ともきさんは「『インフルエンサー』というのは簡単に言うと、そのフォロワー数やら何やらはあまり関係なくて、『他人の意思決定に影響を与える人』のことをインフルエンサーと言うのだ」と教えてくれました。

 

なるほど、『他人の意思決定に影響を与える人』か。

その視点はすごく僕にとっては勉強になりました。

 

あの人が選んでいるのだから、あの人がいいと言ってくれているのだから、あの人が勧めているのだから、という理由がその人の意思決定に影響を及ぼす。

そこにはいわゆる「インフルエンサー」への信頼感があって成立するもので、それを醸成していくのには時間がかかります。

 

自分も何かを発信している身であれば、その「信頼感」なるものをどんな形でも育てていかなければいけないんだろうなと思っています。

発信する情報、紹介する物、人、作品、どれもがその「信頼感」に繋がっていくものなのだとすると、日々の過ごし方や取り入れる情報なども変わってきそうです。

 

勉強になります!テリマカシ。

 

そして、最後には図々しくも「加藤ひろあきの活動で『ここ惜しいな!』と思うような部分はどこですか?」と質問させてもらい、この会を締めさせていただきました。

 

そこで頂いた回答は内緒ですが、とてもとても勉強になる、参考になる、有難いアドバイスでした!よし、また今日からバリバリ気張るぞー!!

 

ともきさん、キースさん、貴重なお時間をテリマカシでした!

 

というわけで、あなたにとって

今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。

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