2024年の年賀状の季節が終わった。
ここ何年かは、年末が近づくと義務感に駆られ、それが嫌で今年こそ年賀状じまいをしようと思う。
そして実際そうするか迷っているうちに年末が訪れてしまう。
迷った末にどうしているかというと、到着するであろう枚数分は年賀状を事前に買っておいてもらう。
新年になり年賀状が来たら、やおら返信をするという方式をここ2年はとっている。
明に「本年をもって年賀状でのご挨拶は最後とさせていただきます」と書いて終わりを告げる同年代の人も少しずつ出てきている。
要は自分もタイミングをはかっている。明に伝えるのか、もしくは明には伝えないが自然終了となるのか。相手と呼吸があうと自然に年賀状じまいとなる。
しかし、呼吸のあう人は数名であり、大抵はありがたく年賀状を頂戴してしまう。
さて、年賀状に自分が心臓手術を受けて昨年は大変だったと書くかどうかだ。
やはり書かない。
というかまだ書けるほど過去の話になってない。全くもって闘病中だからだ。
そんな話を身近な人にあえて知らしめる状況ではない。
強いていえば、健康に気をつけてください調のメッセージを書いたりする。
これが実は「私は健康を害しましたよ。あなたもそういう年代だから気をつけてくださいね」と婉曲的に伝えている。
でも、前半部分についてそんなところまで深読みする人は、まぁいないだろう。
それはそれでよいと考えている。