以前からビャンビャン麺を一度食べてみたかった。


世界一画数の多い漢字であるビャンの字が2回入った麺だ。

たまたま墓参りの後に行った店にそれがあった。

特大のどんぶりに入った汁なし麺だった。

驚いたのは、麺の太さと本数。


太さは5cmくらいで、本数は2本。
太さは見ればわかるが、本数は店員の説明によるもの。言われなければ、1本だか3本だかはわからない。

味はニンニクが効いてて辛くてうまいのだが、何しろ箸で麺を持ち上げて噛み切る繰り返しがとにかく疲れる。

丼内の麺を毎回全部すくいあげているようなものだ。ひとすくいで全部ついてくる。

ビャンとは引っ張って伸ばすという意味の漢字で、調理台に叩きつけて伸ばす時の音が「ビャン」と聞こえることから来ているそうだ。

帰宅後、初めてビャンの字を自分で書いてみた。

宀八月幺言幺長馬長リ心辶

漢字の部品的には、知ってる字の集まりだ。

引っ張って伸ばす程度の意味ならもっと簡単な字で足りたろうに、なぜこんな字ができてしまい後世に残っているのか。

一回食べて話のネタになったのでしばらくビャンビャン麺はもういいかな。

右手右腕が翌朝、筋肉痛気味なのは筋力が落ちていたせいではないはず。
純粋に重労働だったからだ。

幸い五十肩へは影響なかった。

ちなみに画数は五十八画とのこと。