ドラマ「こっち向いてよ 向井くん」 | 熊本 アラ還ホームティーチャーの毎日いきいきブログ~ECCジュニア鹿校通教室

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熊本県山鹿市鹿校通で英語教室を経営しています。
日々のできごとをエッセイのように綴っています。

滅多にドラマを見ないわたしが

最近 欠かさずに見ているドラマは



「こっち向いてよ向井くん」

33歳の会社員 向井くん。
10年前に 別れた彼女 のことが尾を引いて
結婚どころか 彼女すらできない。
できるチャンスは何度か訪れるが
考えすぎて うまくいかない。

向井くんの周りの人たちも
様々な理由から 結婚に至らない。

漫画が原作の コミカルなドラマなのだが
台詞がなかなかよくて
現代の若者の思いや悩みって
こんな感じなのだろうな と 思う。

昨日の回は 単身赴任している向井くんのお父さんが夏休みで自宅に帰ってきて 妻である 向井くんのお母さんの気持ちがわからず空回り。
気を遣えば遣うほど すれ違っていく。
まるで我が家のよう(笑)。

お父さんは、結婚に対して
☆みんながするもの
☆幸せになるために欠かせないもの
☆息子や娘がすれば親は安心
と考えている。
ちょうど わたしたち世代ね。
でも、向井くんとの会話で
「でも昭和の常識は令和の非常識なんだろうな」
とつぶやく。


ふとしたことで 向井くんが再会した 10年前に別れた彼女。思いがけなく よりを戻し いい雰囲気になるが 向井くんの思いと彼女の思いとは違っていた。
別れるきっかけとなったのは、
向井くんのある言葉
「これからもずっと守っていくから」

それまでうまくいっていたのだが
その一言で彼女は 思う。

守る  守るって何? 何から守るの?
結婚って何?

この言葉が重要なのよね。
アイデンティティの問題なのよ。

ちょっと そこの 政治家のかた。
少子化問題  結婚をしない人が増えている問題 、
経済的な理由だけじゃないからね。
お金を支給することが解決法と思ったら大間違いよ。価値観の多様化。
このドラマを見て考えて。

向井くんの他にも、向井くんの妹夫婦、向井くんの友達 坂井戸さんと恋人、様々な恋愛が描かれている。
SNSでは、
「美和子(元カノ)は 向井くんを振り回してる。
ひどい!」
とか言っている人もいるけれど、いやいや 見方が浅いよ。これは まさに 君たちはどう生きるか、よ。

そもそも 恋愛なんて 偉大な勘違いだからね。
結婚は 恋愛のゴール。
ゴールのあとは 毎日の暮らし。
夫婦は所詮 他人。
でも、
生きていく中で、周りにいるすべての人が他人。
「自分」に 対する「他人」
価値観の違う人と どう付き合っていくか が 
生きる上での 大きなテーマ。
そう考えると 家庭は 社会の縮図 であり、
その中に 真実 を 見つけていくものだけれど、
やはり 自己犠牲は伴うよね。
昭和の常識 を 持つわたしは
夫の実家から送られてきたメロンをきっかけに結婚の意志を固めたけれど、



結婚がよいかどうかなんて

なかなかわからないと思うよ。






結構 長々と語ってしまったねー。

「こっち向いてよ 向井くん」

結婚に疲れた世代が見てもおもしろいよ。
苦笑する場面もあるよ。


  



ちなみに 向井くんを演じてる 赤楚衛二さん
わたしと同じ誕生日。
どうでもいい情報。