門脇どうした? | あくまでも私の持論なんですが

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  門脇、どうした?


門脇がイースタンの試合に出場と聞いてついに二軍落ちか?と思ったのだが、どうも違うらしい。


とにかく、二軍落ちしてもおかしくない程に門脇の調子が悪い。


打撃には物足りなさは感じたものの、その卓越した守備力と数少ないチャンスを得点に繋げる勝負勘の良さが魅力だったのだが、今年は打撃不振だけでなく自慢の守備でも失策を連発するなどどうにも精細を欠いているのだ。


ここ数試合では新人の泉口友汰が遊撃手として出場していたが、6月7日のオリックス戦で久々に先発した門脇を見て愕然とした。


打てないことは相変わらずだったが、守備のリズムが明らかにおかしい。

足が出ていかず、取りに行く時に一瞬躊躇しているように見える。そしていつもなら当然のように捕球していたゴロやライナーが捕れない。捕っても送球が今ひとつ安定しない。

もしかするとイップスになりかかっているのではないか?と心配になるくらいの不調ぶりなのである。


昨年の神がかった好プレーの連発は流石に出来過ぎだったとは思うが、あの名ショート坂本を三塁コンバートに納得させるだけの守備力の高さが売りの門脇に一体何が起こったのだろうか。


まあ確かに、昨年の様に走攻守全ての場面で絶えず全力でプレーしていれば体が重くなるのは当然だ。

ましてや学生時代と違い、年間通してプレーするプロの世界にまだ身体が馴染んでいないまま酷使したのだからその反動が来てもおかしくはないのかもしれない。

  門脇の抜けた影響


最近、巨人の試合が面白くない。

あまりにも打てないのだからゲーム自体が盛り上がらないというのもあるが、それは今期始まってずっとなので今に始まったことではない。


いろいろな意味で普通の試合なのだ。

打てないから淡々と試合が進む。普通にヒットを許し、普通に点を取られる。

そこには何の驚きも無く予想通り、実力通りの展開があるだけなのだ。

少なくとも昨年の後半や今期の序盤には少なからず驚きがあり、そこには何時も門脇がいた。

抜かれると思った当たりに追い付き、飛びつき、アウトを取る。

これぞプロの技と唸らせるプレー。

そしてがむしゃらに走り、得点をもぎ取るギラギラとした執念。

勿論吉川や坂本、そして岡本も元々高い守備力を持っていたし、好プレーは出していたが、そのレベルを更に引っ張り上げたのが門脇のプレーだったのではないかと私は思うのだ。


現在ショートを守っている泉口も決して下手ではない。プレーは堅実で安定しているので安心して見ていられるとは思う。


ただ、やはり普通の範囲なのだ。ヒット性の当たりに対して見切りが早いのでそれが普通に抜けて行くのである。勿論エラーではないが、これは門脇ならもしかすると捕れていたのではないかと思わせる事もままあるのだ。

なんとなくではあるが、門脇がいる時の内野陣全体が一点を死守するという緊張感の様なものが少し薄れている様に思えるのである。


勿論これも泉口を非難している訳ではない。

泉口は社会人野球を経験しているせいか、年間を通しての体力配分を考えている様に見えるし、まあそれが普通と言っても良いのだ。


だからこそその普通を超える動きを見せる門脇が光り輝いて見えるのだろう。


バッティングをみる限り、確かにまだ泉口の方が打てそうな雰囲気はあるが、それでも実績としての数字はそれほど上げているわけではない。

まだチャンスは充分にあるのだから早く門脇に復活してもらい、そのがむしゃらさで泉口とポジション争いをしてもらいたいものである。