「税理士からの質問が細かくて…」は、嘘 | くるまとくらす

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夫と開業した車屋のバックオフィスを担当
「経理×片づけ×暮らし」を発信しています

ライフオーガナイザー®️ホシカワヒロミです。

得意分野は、経理
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夫の開業をきっかけに税理士事務所(2003~2015)を退職しました。それまでは記帳代行業務(帳簿の作成)を行っていました。
退職から3年目。「ちょっとだけ事務をお願いしたい。」といったご要望があり、経理が苦手な方や繁忙期の助っ人として、経理事務のサポートをさせて頂いております。
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─税理士に頼むと細かいんでしょ?
都市伝説のように囁かれる『税理士が細かい』についてまとめてみました。


■税理士(会計士)に、全部頼んでいるのに…
全部お任せしているとは、なにをお任せしているのでしょう?
帳簿の作成をお願いしているのですよね。
帳簿作成には、大きく二つの情報が必要です。①売上に係わる情報
②経費に係わる情報
「全部頼んでいる」と言っても、普段の業務までは頼みません。

■何を買いましたか
買い物に行くのは税理士ではなく、依頼者である私たちです。帳簿作成を行う税理士(会計士)が、行ったことのない店の領収書を見ただけでは、経費を振り分ける事ができません。
品代は、なに代?
おやじギャグみたいですが、真面目です。
「経費だから」と領収書を税理士に渡すだけでは「何を買いましたか?」と言う質問を避けられません。

ホームセンターの領収書に品代と記載があった場合を例に少し紹介します。

ホームセンターでは、たくさんの商品が購入できます。その中の何を購入したのかを予想し経費の科目を振り分ける作業は、非常に難しい作業です。

□お菓子の場合
┣【接待交際費】来客用
┣【福利厚生費】従業員用

□掃除用品の場合
┣【消耗品費】

□木材の場合
┣【修繕費】

食料品や衣類もありますので、品代と書いてあるホームセンターの領収書は、ある意味嫌がらせです。


■税理士からの質問を避けたいなら
「〇月〇日に、ホームセンター△で、
□□□□円の買い物をしていますが、何を買いましたか。」と質問を受けることがあります。

聞きたいのは、何を買ったか

〇月〇日に、ホームセンター△で、
□□□□円の買い物をしていますが…」と前置きがあるのは、単純に何を買ったか答えて貰うための情報です。

税理士が領収書の内容について質問するのは、経費の科目を確定させるためです。

領収書の『但し』を明確にすれば、質問は無くなります。
品代  → お菓子代、掃除用品、木材代など
つまり、質問を避けたいなら、レシートを渡せば良いのです。
「領収書ください。」は、時間のムダ。

『細かい質問が面倒』と思ってはいませんか?
自分が面倒を作り出しているだけです。

■まとめ
「税理士からの質問が、細かくて…」は、嘘
領収書に『品代』と書いてもらったのは、商品を購入した私たちです。何を買ったか明確に分かる状態のものを税理士に渡せば、購入内容の質問は無くなります。

─本業で忙しいときに、電話してくるから、嫌

税理士も好きで電話をしている訳ではありません。お互い限られた時間を有効に使うには、但し書きに『品代』と書いてもらうことをやめましょう。