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感情の列挙による整頓


託されるのはもうごめんだ。
わたしはもうちかくにいれないからかわりにめんどうみてやって
たまにはなしかけてやるだけでだいじょうぶだから
そんな無責任なやさしさをとおまわしに感じて、実体はいつも、とおい。
そばにいたいのに!

最近まわりがさわがしい。
結婚したり、子どもできたり、破談なったり、海外へ出たり、転職したり、人生を動かしている。
あたしは?
笑わなくなって、無神経に電話はガチャ切りをして、もぞもぞしゃべって、努力をしないで文句を言う。

なにがいちばんつらいって、

じぶんがいても、だれも笑わせることもできないし、
だれもかなしませることもできていないことだ。


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通夜とR&B

マンションの集会所で通夜が営まれている。

エントランスが線香くさい。

くさいなんて言ったら罰が当たる。
目を逸らしながら叱られそうにも、叱るひとの気配が無い。

冷たくなった故人が、同じ建物の1Fに眠る。

なまぬるい春の夜。

なんにも知らないあたしは、やはり同じ建物の別の階でR&Bを聴きながら、今日ムカついたことを回想する。

そして、今日嬉しかったやりとりを見直す。

今日は何回かメールがつづいた。
やったね。
とか思いながら。

ほんとに夜通し起きていられるのかな、なんて、
何回か経験した灰色の夜を思い出す。

それでも喧嘩口調のラップだったり、溜息混じりのバラードだったり、
耳から受け取った音に忠実に踊る胸だ。

あした、はやいんだけどな。

もうすこし、悲劇的でありたい。

もうすこし、しあわせにひたりたい。

今日は、すこし、あえたんだ。

今日は、やりとりが、できたんだ。

呼吸している。

肌寒い夜だ。


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また、今度会えたら

話そうとおもっていたことや

また、今度あえたら

渡そうとおもっていたものや

また、今度あえたら

こんどこそ、だいじにしようとおもっていたことが、

ぷつり、途切れ、

快晴に溶けた。

桜が

近づくと白く見え、

集まると薄紅に見え、

離れると薄紫に見え、

どれも本物で。

見え方が変わるだけだよ。だから、

かなしまないで。

また、今度はもうこないよ。だから、

最大限の、

ありがとうを。


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