穿越百年的邂逅
邦樂與臺灣音縁
という演奏会へ。
私は
琴といえば
日本の伝統楽器かと思っていました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%B4
が、どうやら3000年前の
中国のもので、
日本には奈良時代に伝来したとのこと…。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E7%90%B4
ここ台湾で
日本統治時代に建てられた
北投文物館で
https://www.facebook.com/beitoumuseum/
(当時は温泉旅館だったとか)
100年を記念して
台湾人の演奏家が和服を着て
「春の海」や「櫻」を演奏している。
それを
台湾人の友人と和服で
鑑賞している日本人の私。
ここにいると不思議な気分になるのですが…
そんな話を台湾人の友人にすると、ごく自然に
「オペラを歌う時やピアノの演奏会ではロングドレスですから」と。
日本琴だから和服で演奏している、それはどこの国だから、なに人だから、ではなく
日本琴だからなのだと解説してくれました。
納得はしたものの、
やはりなんらかの違和感を抱きながらも、日本では聞く機会を持たなかった尺八とお琴の音色に郷愁めいたものを感じるのでした。
プログラムはお馴染みの「春の海」に始まり、
「鶴の恩返し」の朗読をはさむなど楽しめる内容で、
最後は「炎」。
大ヒット映画「鬼滅の刃」のテーマ曲でした
最前列に座ったゆかた姿の少女が飛びあがって喜んでいたのが目に入り、微笑ましかったです。
アンコール2曲目はテレサ・テンさんの「時の流れに身をまかせ」
でした。
やはり台湾と言えば、この方は外せない的な印象をうけました。
どんな演奏会でも必ず聞くことになります。
私はこの 華之和音 さんの
https://m.facebook.com/taiwan.hananowaon/
演奏会は2回目。
前回に引き続き、いつもお世話になっている阿姨さんからのご招待でした。
自助式午茶 ビュッフェ形式の(セルフ)アフタヌーンティー付き。
台湾のお茶とお菓子、ちまきやフルーツなどでちょうど小腹が満足💖
ありがとうございました😊
追記
自宅に戻ってから
Google翻訳を使いながら
プログラムを見てみると…
100年間の歴史や文化の継承、日本琴での演奏の技術の変化や、
新しい技法が最初は受け入れられなかったことなどが書いてあり
(たぶん)
プログラムの順番や内容にも
それらを組み込み
100年前から今日までの、ひとつひとつに
今ここにいる私たちが思いを馳せられるようなものであったんだと改めて感じました。
演奏が始まる前に、台湾人の友人から、「ここは出たりするらしいの」と冗談話を聞かされましたが、当時ここが旅館だった時代、ここから飛び立つ兵士を宴会をし見送った場所だと知れば、
ありうる話なのかもしれないな、と。
そうか、私の感じる違和感は
私が台湾の歴史をよく知らないために湧き上がるものなんだろう。
そして私のように多くの日本人が、台湾がかつて特攻隊の「日本兵」が飛び立つ拠点となったことを知らない。
突然日本人とされた人もいて
日本を愛し日本人として育った人もいて
台湾という国にたくさんある日本的なものの中で、
日本を出た私の私自身の中にある居心地の悪さは
「知らない」ことに起因していることだけがはっきりしたのでした。
穿越百年的邂逅
邦樂與臺灣音縁
1世紀にわたる出逢い
邦楽と台湾音楽
歴史には良い面も
悲しい面もあり 良い部分だけを
見て取り上げて残している
ちゃんと知れば
卑屈にならず
感謝だけができるのだろうか…。