台北で同時期に開催された
ざっくりした感想としては、
台北當代は、香港アートバーゼルの縮小版というような印象。
ガゴシアンは草間彌生や村上隆の作品を並べて展示の他、
日本のレギュラーのようなMizuma.Tomio Koyama.日動他、日本からのギャラリー出展が多かった。
これは、台北が単に近いからなのか、
なんらかの繋がりが多いのか、日本人作家の作品が人気なのか、
どちらにせよ、日本のマーケットに期待出来ないギャラリーや作家のターゲットが完全に海外に向いているのが顕著に見られた。
そして、それは
One Art Taipeiではっきりした目に見える形となっていた。
One Artでは、台湾のギャラリーと同じくらい日本、さらには東京よりも関西方面からのギャラリー出展が目立っていた。
さらに、企画で35歳以下のアーティストの作品展示ギャラリーは、出展費用が半額ということで、若手作家の作品が精力的に販売されていた。
逆に
Art Futureでは 日本のギャラリーは2軒のみ、海外のギャラリーが日本人作家の作品を出展する傾向が見られた。
これだけ短期間に大量にART作品に触れる機会は滅多になく、また台湾のコレクターの熱さや、若者たちが熱心に足を運ぶ姿にも驚かされた。
どの会場もすごい人出となっていた。
またこの期間中にも、今回参加していない台北のギャラリーも企画展などのオープニングを合わせて来ていて、
一気に台北のアートの火を強力に燃やす様子も見てとれた。
刺激を受けまくった数日間、作家の作品に対する熱量を感じ、毎日クタクタ。
個人的に強く印象に残った作品は
刃物で作られた翼(台北當代)
原発事故のその後を考えてもらいたいという意図から描かれた、圧倒的画力で魅せた
潤いのうえ氏の作品(One Art)
(One Art)
毎回思う事だが、
よくわからないARTと経済のしくみ![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
六角彩子のドローイング約500万円
これを見てしまうと
はぁ〜〜とため息💨
「売れる」作品って何なんだろう??
美的感覚や、好みは人それぞれ。
無から人の手や感覚が作り出すかたち、
美しいものや奇妙なもの
私はそれらを見るのが好きだ。
ただ、綺麗というより
作品から訴えかける強さを感じる作品に惹かれる。
その作品の前で考えたり作品を見た後にあれやこれや話せるものが好きなんだと改めて思った。
まだまだ見たいARTがある。
いま、台北のARTが熱い!!