タイから台湾に引越してきて、10日。
台湾も暖かい国ではありますが…
秋も冬もあり、日本の沖縄の気候に似ている、とのこと。
先々週くらいは晴れの日が続き、朝晩は20度前後でも、日中は30度近くまで気温があがり、暑かったです。
先週末からは雨模様のお天気。
そうなると、朝晩と日中との気温差はあまりなく、18度から22度くらいの間を上下します。
肌寒いけれど…
私の感覚では、日本の秋くらいの印象。
でも、暑さ寒さの体感は本当に人により異なるんだ、という当たり前の事を
台湾人の服装を見ていると、事実として改めて感じます。
というのも
同じ日に、
Tシャツと短パンの方もいれば、
ダウンを着ている方もいる。
ニット素材のカーディガンを着ている人もいれば、(日本なら)真冬に着る厚手のコートを着ている人もいる。
私は、といえば
単衣の着物にレースの羽織や、
長袖の秋用の服一枚か、
半袖の夏物の服にブルゾン、
薄いニット素材のトップスとパンツに、大判ストール、
という感じ。
ダウンを着ている方からみたら、かなりの薄着だけれど、
半袖短パンの方からみたら、かなりの厚着。
私の体感では、
革ジャン着るにはまだ少し早いけれど、上着なしなら少し厚めのトップスにしたい、というくらい。
これ、日本の秋の感じですかね。
この、人それぞれその人の体感に合わせて、服を着たら良い、という当たり前の事を、
私は日本に居た時に出来ていただろうか?と思い返してみると…
秋だからサンダルはもうおかしいだろう
とか
暑いけれど、
冬だからコートを着ないと寒々しく見えるだろう、とか
体感ではなく、四季や季節感に合わせ、
多くの人が着る平均的なものに合わせていたように思います。
それは子供の頃から親に刷り込まれた
衣替えという常識…。
日本独自のものだという事に気付いたのは、海外に出るようになってから。
旅先で見る外国人は、それこそ、同時にそこに居たらどちらかが完全におかしな人、というくらいの服装に寒暖差があったりします。
住んでみると、
室内、乗り物の冷房がきつい、
暖房がない、
などや、
行く場所
する事
などの条件により、気温の数字だけでは測れない、
また季節感という言葉が通用しない事が当たり前で、
自分が寒いか、暑いか、快適か、に注意を払うべきで、他人からどう見られるか、などは体感においては、考える必要がないのだと実感したのでした。
それでも
常夏のバンコクで着物を着はじめ、最初に着物警察の洗礼を浴びたために、
ニッポンの四季
を基準に
なるべく沿わせたい思いと、体感との狭間で、あーでもないこーでもない、と理屈をこねたり、自らのコーデを正当化するため、言葉を駆使して説明したりなど…
正直
大変でした😆💨
それでも
着物が好きで
嫌いになったり、着なくなる事なく、
着続けてきて…
こうして、台湾で
洋服での
体感温度とコーデについて思いを巡らせる時、
改めて、がんじがらめになっていた自分に気づくのでした。
ようやく、
本来の
体感で着るものを調節する
を洋服だけでなく、
着物でも、実現できそうで、
台湾に引越してきて良かったな、と思うことの一つです💖
日本でも未だに、
「○月なんだから〇〇を着なくちゃおかしい」というルールに、
違和感を覚えている人も数多くいらっしゃると思います。
全ては
TPOに尽きる気がします。
それこそ、
普段の生活と、
ルール厳しい 式典や、冠婚葬祭とは
分けて考える余裕が欲しいな、と。
後は他人の服装(着物含め)にとやかく言わない大らかさ、かな。
これは自戒を込めて

普段着物に紋付きはどうなのかな?とついつい指摘してしまう私…(笑)
好きで着ているんだね♫
と流せるようになりたいものです
