胴裏は見えませんが、袖口や裾周りの部分の八掛は「見える」部分。
…というより、チラッと見(せ)える部分❤️
洋服でいうと、
パンツとシューズの間から覗く「靴下」?
見せブラ?見せパン?(笑)
見えなくて良いけど、見えても良い❤️
見えた時
ハッとしたり
美しいと思ったり
フォーマル着物では、表地より目立つ事がないようなものが普通だが、
カジュアル着物ならでの、
見えない場所のお洒落と言えよう。
自分で仕立てる時には、勿論色や素材を選べるが、アンティークやリサイクルの着物の場合は、既にそれは(付け替えないかぎり)決まっている。
いうなれば、偶然の出逢いのようなもの。
以前の持ち主の好み…。
どちらにせよ、
歩くたびにチラッと見える裾や、
袖口からのぞく、その色に、
表地の色柄以上にうっとりする事があるのも袷着物の魅力なのだ。
もちろん、表地の色柄との調和にも惚れ惚れしたり…
自己満足の極み❤️
繊細なレースの施された、絶対に洗濯機には入れたくない、機能性ゼロの美しい下着を付けた時と同じ気持ちになる。(//∇//)
(私だけ?)
そんな楽しみの為に、
南国、常夏でも
袷着物を着たくなるのだ。
もちろん、夏着物の透け感にも何とも言えない趣があって、好きである。
単衣といっても、厚手のものから、本当に薄いものまで、様々で、
南国ではそれらの方が、ハマるのだ。
着ていて、
言い訳を考えなくて済む。
涼しげな顔をしていれば、涼しげに見えたりもする。
が、袷着物の場合は違う(笑)
涼しげな顔をしていても、
「暑そう」に見えてしまう…(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
「暑くない」といっても、ちょっとやせ我慢感がただよう…(≧∀≦)
(クーラーがバカみたいに効いた室内ではちょうど良いけどね)
それでも
袷着物を着たくなる、
袷着物を買いたくなるのは、
夏着物や単衣にはない
八掛
の、
チラリズム
にある。