着物が似合う街、といえば関東生まれ関東育ち、東京都内に20年近くも暮らした身としては、ダントツ「京都」をあげたい!!
憧れ、に似た思いもある。
「そうだ、京都行こう」
ふと思い立ち、新幹線に乗り、美しい紅葉の下にいる。
JR東海が1993年から実施しているキャンペーンは、秀逸すぎた。
首都圏や中京圏から京都へ観光客を誘致するため、映像やキャッチコピーを駆使して京都の風景を紹介したCMだった。
一気に京都はオトナの憧れと象徴になった。
ふらっと、(ここが、肝心!)
計画を立てて行くんじゃなく、
例えば映画に
例えば美容院に
例えばカフェに
行くのを、急遽、思い立ち、
新幹線に乗らなければならない。
これは、ハードルが高い(≧∀≦)
今お財布にいくら入っているかや、
明日の事や、
仕事の事や、
泊まる事になるかもしれないホテルの事すら
考えずに、新幹線のチケットを買うのだ。
くう~っ、オトナだ!
カッコイイ。
このCMは、
当時の私にふらっと行ける経済力や自由、行動力をつける事を目標とさせる、素晴らしいモチベーションとなったのだった。
関東育ちの私にとって、京都は
修学旅行以来。
中学生や高校生にはわからない
「侘び寂び」や
「オトナのたしなみ」がようやくわかる!と1人で意気込んで出かけたのだが.雪の降る南禅寺の山門で、心が折れた…。
誰かと一緒に来たい…。
寒すぎたのだ。
手足凍え、心まで冷え切ってしまった。
30代にはまだ早いな
それから40代に入るころ、仲間と共に計画を立て、観光したり…。
この時、西陣織会館で着物一式レンタルをして楽しんだのだった。
(2005~2006年くらいだったかな)
今ほど、大量に外国人観光客も押し寄せていなければ、着物をレンタルして町歩きする人もそれほど多くはなかったのだ。
着物で京都、を楽しんだのはその時だけ。
その後は、1人でふらっと行けるようになったり、今の夫のルーツとなった「八方睨みの龍」を見に2人で観光したりしてきたが、着物は私の中からしばらくの間は消えていた。
で、今年の夏。
久しぶりに京都を訪れることになり、着物が縁で繋がった、少し歳上の女性と京都デートしたのだ。
着物繋がりだったので、一応「着物で行きますか?」とお伺いをたててみた。
すると、
「京都に着物はやめておきましょう」と言われたのだった。
理由は、わんさかといる外国人観光客と間違われるから、と。
まあ、間違われても良いんだけど…。タイから行くんだから、外国人みたいなモンだし(≧∀≦)
すると、「着物ツウの方々もいるから…」と、語尾を濁されたのだ。
ん?
それは、
着物警察?!
あの、着物を着ている人のところによっていって、襟が、おはしょりが、柄が、生地が、歩き方が、となんやかやいちゃもんつけてくる、あの?!
もしくは、
イケズな京オンナ
(ごめんなさい、私の知る京都の女性は優しく穏やかな素敵な方ばかりです)
下から上までなめるように見て、フン。(イメージです、イメージ)
どうやらマウンティングをされる、と言う事らしい。
その方だけでなく、
京都の人でないのに、着物を京都で着るのは怖い、という人が一定数はいるらしいこともネットの書き込みなどでわかった。
その彼女は、私との時間を最高に楽しいものにしてくれる為にいろいろ考えてくれたのだ。
実際、猛暑の京都だったが、自分だけでは行けない場所や体験をさせていただき、感謝している💕
で、今回浮上した2月に京都に行こうかな?!は、私1人の予定。
1人…。
そこで、
伝統やしきたりに厳しく、文化を守ろうと強く思う方々の前で着るには、よっぽどちゃんとしたものをきちんと着こなしていなければ、笑い者になるか、イジメられる…
という妄想?!
そっちの方が怖いわ!
何故そんな噂が広まってしまったんだろう?!
夏に洋服で出かけた京都には、ゆかたを着たおじょうさんや、昔おじょうさんだった方々がわんさか。
みんなとっても綺麗に着付けていただいて、嬉しそうで、楽しそうだったんだけど…。
中には、追い剥ぎにあった?!
というくらい着崩れちゃった残念な姿もあったけれど、それは本当にごくごく一部で。
私の印象は
京都に着物、やっぱり素敵ね💕
だった。
さて、皆さんはどうお考えですか?
予定は2月、とまだまだ先の話です(また、寒い時期だ😨)
が、
着物を持参して着たいな、と密かに思うのですが…。
常夏のタイで始めた着物。
寒さ対策は初。
雪も降るかもしれない…。
足元ブーツ?!
さて?