今日はバンコクのFMラジオ局j-channelの番組、モーニングキス生放送だった。
毎週月曜日6時〜9時
日本時間8時〜11時のレギュラーである。
今タイは、国王様がご崩御され服喪期間中。
なんと、TV局、ラジオ放送など一部を除き、ほぼ全てが国家特別番組となり、約ひと月…。
(モーニングキスは、ニュースがメインとなるため、先週から一部内容を変更して放送を開始した)
広告収入で賄っているTV局など、またそれに携わる製作会社、フリーランスのデザイナーなどはさぞ打撃であろう…。
日本ではあり得ない措置だ。
ほぼ白黒の国王関連の放送のみが流れるTV、それはどこの局も足並みを揃えている。
ライブやイベント、毎年恒例のビアガーデンなども中止が決まっている。
観光客用の歓楽街はネオンを消し、扉の向こうでは営業を続けているようだ。
先週までは、90パーセントくらいの割合で、黒い服装だらけの街中も、今週に入ってから、70パーセントくらいになった印象だが、タイ人数人に聞いても、会社や年齢層、また亡き王様への親しみ度合いなどで、「一般の服喪期間はひと月」と言われてはいるが、3ヶ月続けるという人もいれば、きっちり一年は続けたい、という人もいる。
そんなこんなで、黒い服の割合いを注視しながら乗るようになったスカイトレインBTS、ラジオの生放送が終わって帰宅する途中、駅のホームで私は呼び止められた。
タイ語で。
背後から、エクスキューズミーにあたる、コートーナカ?である。
振り返ると、ぶわーっとタイ語で、多分タイ人と思われる若い女性がまくしたてた。
最近、白人の友人から、皆が黒い服を着ていると、もうアジア人は殆ど見分けがつかない、と嘆かれた。
そうだよね、皆んな同じような服で、日本人か否か?を認識出来るのは日本人くらいなもので、とはいっても、日本人かと思いきや、韓国人だったり、中国人だったり、と、言葉を発しているから判断するようなもので、実は「なにじん」なのか、見た目では本当にわかりにくい。
で、私…。
タイ人と思われたんだよね?!
思いっきり。
いや、ぶわーっとタイ語で、何を言われたか、聞かれたかすらもわからなかったから…
道を聞かれたのか?何かを質問されたのか?
理解不能だったから、わからないのだけど、とにかくタイ語で話しかけられたのだ。
ま、道端で寄付だとか、アンケートだとかの人にも夫はスルーされるが、私は捕まるので…
タイ人的要素があるのは何となく自覚はしていたんだが…。
駅のホームだよ?!
話しかけてきたの、一般人だよ?!
で?どうしたかって?!
そ!
「私はタイ語がわかりません」を
タイ語で言ってみたの!
奇跡的に、咄嗟にタイ語が出てきたの!
まあびっくり、大満足(笑)
その若い女性は怪訝な顔をして頭を下げて去って行ったんだけど…
何で英語で答えなかったんだろう。
いや、日本語で。
大抵、タクシーやお店などでも、相手がタイ語でも私は日本語で(笑)何故か通じる。
本当は通じていないのかもしれないけれど、何故かコミニュケーションはとれている(と信じている)。
それが、今日はタイ語よー?!
今日のポイントは、私が限りなくタイ人に間違えられた、という事より、
わからないタイ語で話しかけられ、タイ語で答えた、というところ!(笑)
いやー、ビックリした。