そうね、バンコクでも洗えない着物は着づらいな…。
日本の業界の方々が海外に浴衣や着物を広げている、少しだけ感じる違和感。
確かに素晴らしい文化だと思うけれど、日本での市場が狭くなり、業界の生き残りの為に「売れる」場所を海外に、というのはどうなんだろう?!
例えば、日本人にチマチョゴリやアオザイやサリーを着せたがる?!みたいな話じゃないのかな?!
私は浴衣の手軽さが好きで、日本でもバンコクでもそれを楽しんでいる。
さらには洗える着物、洗えない(笑)アンティーク着物にもはまりつつあり、着物がどんどん好きになっている。
日本人が着物を素敵に着こなす姿は嬉しい。かといって、世界中旅をして行く中でどこの国でもそこの人種の方の着物姿が見たいとは思わないんだけどな…。
もちろん、たまにいる「着物好きで完璧に着こなしている外国人」の姿には驚かされるし、素敵だとは思うのだけど。
業界全体の生き残りを考えたら、海外に出なくちゃいけないくらい追い詰められているのか?!
私がバンコクで浴衣(着物)を着る事で、在住日本人で浴衣や着物を着る仲間が一人、また一人、と増えてきている。もともと、着ていた方々とも繋がった。
まずはそこなんじゃないか、と私は思う。
日本にいる日本人、海外にいる日本人に「売りたい」ではなく、どうしたら喜んで着てもらえるかを考えて欲しいと、このブログを読んで感じた。
浴衣や着物姿の女性を見て、ほっこりしたり、憧れたり、いいな、と思った経験はないですか?
もちろん同性でも。
洋服で出かけた夏の日、浴衣姿を見かけ、ああ私も浴衣を着てくれば良かったな、と思った事はないですか?
そんな気持ちや思いは小さいけれど、そこから始まるんだと思うんです。