世の中大変なので釣行ネタではなく、鮎竿で思ったことを書きます。
ここ数年、鮎竿の進化が目覚ましいと感じれます。鮎釣りを始めた10数年前だと、プライベートブランドの鮎竿が何社かあり、大手メーカーと比較しても性能的に大きな開きはないように感じていました。ところが、ここ数年は大手釣り具メーカーの竿の性能がメッチャ向上し、小さい竿メーカーの竿では太刀打ちできないほどに進化したと感じてしまいます。
シマノで言えばスパイラルXコア、ダイワならX45、この技術を採用したロッドの性能が非常に良く更に素材もナノアロイ等を採用してます。
新技術や新素材を使ったからと言って良い竿ができる訳ではないのですが、テストもしっかりやってるなぁ~と思える感じもします。
今季から私はシマノのスペシャルトリプルフォース 急瀬G NVを使っています。
昨年までは、某釣具店が作った急瀬クラスの竿を使っていました。その竿も非常に良い物だと思っていましたが、このトリプルフォースはその竿の弱点を克服した感じの竿になっています。まず、竿重量に対して持ち重り感が少なく、操作性が良く、抜き上げ時のブレが少なく感じています。
某釣具店が作った急瀬クラスの竿も九頭竜川等で非常に相性が良く、瀬の中でパワー負けすることなく安心して使えたのですが、どうしても持ち重り感と竿のブレ、特に感度がイマイチに感じました。発売日がトリプルフォースNVの方が新しいので性能が上なのは当たり前なのですが、実売価格で同程度クラスなので比べてみると、やはり新技術と新素材を使える大手メーカーの竿は強いなと思えます。ただ、某釣具店の竿はある一部の川で使うことしか考えていない〇〇川スペシャルのような竿も作っているので、そのあたりは使う人や釣行する川が限られている人には非常に良いのかもしれません。わたしのようにアチコチの川で釣りをする人間にとってはシマノやダイワの竿の方が無難だと思います。がまかつも大手竿メーカーなのですが、一度も鮎竿を使っていないので評価しずらいですが、へら竿は使ったことがあり非常に良い竿だと思いました。イロイロな釣りをしてきましたが、長い竿の釣りほど新素材や新技術を投入したときに効果が出やすいと感じます。私がやった釣りの中で新素材と新技術の効果が分かりやすい順番としては、鮎⇒磯(上物)⇒へら⇒船釣り⇒ソルトルアー⇒バスという感じです。
まぁ、これは私の私感なのでバスが一番と思う人もいてるかもしれません。竿の進化ってどこまでいくのでしょうね。カーボン以外の素材で作られる日もくるかもしれませんね。