▲一つ計算ミスだったのはロンドンそこまで寒くない。ライトダウン

り一つ厚めのダウンを持ってきたが、腕にかけている時間が長いく

らい。ざっ10~15℃の体幹。セーターで過ごせるカンジだが、

葉の舞い方をみるとすこし日本より早めに冬が訪れつつあるようだ

 

 

この先、どれくらいのネタを提供出来るかも不明なので、キックオフまでの静けさを使って②を書いていこう。

 

大切なマッチデー。通常、あまり引っ越しはしたくないタイミングなのだが、キックオフ時間、宿側の事情、つまり土曜が予約一杯等の理由で、お引越し。でも、新しい部屋のほうが〝聖地〟最寄りで、部屋の印象もかなり良さそうなので、実は本命だった。今朝までの部屋も、イメージしていた以上のクォリティーだったので、少し惜しみつつアウトした。

 

新しい部屋はオーナーが近くに住んでいるため、またまた我儘をした。

 

「チックイン13:00ですが、その前に荷物だけ置かせてもらえますか?バックパックで中身はぱんつだけなので最悪盗られてもいいです」

 

「ハハハ!いいよ。何時に来るの?」

 

「じゃ11:00で」

 

「連絡ちょうだいな」

 

てなわけで、チックアウト→オキニの「朝日食堂(=Sun Rise Cafe)」→新居と、朝からうろちょろとした。

 

新居のマップ通りの場所に来てメッセージ。実は1時間ボケていたので10:00すぎだったけど。

 

 

▲▼オーナーZshirさん宅付近の街並みと玄関先から仰ぐ聖地

 

 

「すこし早めに来ちゃいましたが、11:00まで待ちますか?」

 

「6番の家においで」

 

とやり取りした時に、チャリの若人から声を掛けられた。

 

「今日予約した人?」

 

なななんと、オーナーZahirさんの息子さんが、挙動不審のアジア人を見つけて声を掛けてくれたのだ。ちなみに、カオ自体は予約時の写真で割れてたのかもね。

 

「おお!いまあなたのお父上からメッセージもらって6番のお家に行くところだったよ!」

 

と二人で3軒ほど手前の家に行くと、お父上が出迎えてくれた。

 

「荷物ウチで預かっとくよ。いつ戻って来る?」

 

「チェックイン時間の13時に戻って来て、そこからラグビーゲームです。13時までお茶とPCで時間潰します」

 

「オーケー。スタジアム周辺いろいろ飲食あるからね。じゃ13時に」

 

 

後でチックインした部屋はコンパクトなが

ピッカピカ。玄関で靴を脱ぐ習慣もいい

 

 

てなことで、スタジアム横のアウトレットモールにあるチェーンコーヒー店「PRET A MANGER」で時間潰し。この店、英国経験者は誰もが知っている大衆珈琲店。Costaと鎬を削るいわば英国版サンマルク(でいいか?)だが、電源とおしりが痛くならない椅子だけで助かる。

 

 

 

 

で、ここからは①に続いて〝聖地〟界隈のおはなし。

 

ここ、スタジアムを2007年に建て直したのと同時進行で大規模な再開発も行い、飲食、シッピング、ホテル&ビジネス街と、地域一体が全く新しい町に生まれ変わっている。いまPCを叩くカフェも然りだが、居住、滞在者にとってはコンビニなニュータウンなので、恩恵は計り知れない。だが、個人的な印象を語れば全く味気の無いロンドンの衛星都市、いや衛生都市になっちまっている。開発とはいえ、スタジアムを取り囲む一帯のみなので、5分歩けば昔ながらの佇まいでもる。

 

今朝まで過ごした界隈も、写真の建物(ウチの宿と交差点を挟んで同じ様式の建物)も屋根の先に「1927年」と刻まれている。そんな懐かしさ満載の地域ではあったが、車通りの少ない裏道のようなルートでスタジアムまでを歩いて、すこし驚かされるのは、なかなかにアッパーな方々のお住まいがあること。とはいえ「アッパーミドル」「中の上」というカンジだが、いわゆる隣家と棟続きではなく、1個の独立した小庭、1台以上駐車可能なパーキング付きの家屋が並ぶ。

 

 

「1927」見えるかな~

 

 

確かに町名も「ウェンブリー・ヒル(ストリート)」と〝ヒル〟が付くと、なんでも値が上がるのは世界共通だ。車通りの多い宿付近はかなり庶民多岐な奮起だが、1つ路地を入っていくと静かな住宅街が広がり、その〝ヒルズ〟を下界に進むと全てが作り替えられた〝人工スタジアムタウン〟が待ち受けている。

 

 

「ヒルズ」はこんな家並み

 

 

おっと、ただいま現地12:31。ふとカフェの外を見ると、朝にはいなかった深緑の人たちが。4時間先の随分格下の相手との試合だが、居ても立ってもなのか…。

 

 

 

 

▲ドでかい物欲の城

 

▲23年のフランスでは2か月を2足を酷使し、もう引退を考え

ていた靴一足で訪英。ヨーロッパの地面は国に関わらず日本の

ニーカーには酷だが限界が来た時様にアウトレットも物色済

 

 

脇道に逸れたが、朝メシ前に戻ると、再訪した朝日食堂では、勿論英国式朝飯を。基本エッグ、ベーコンに諸々チョイスの中で、「ビーンスはいらんからトマト。そしてトーストとコーヒー」と頼む。

 

前回と違いバイト風お姉ちゃんがオヤジと共に対応。まぁ、ちょっとした店とは異なるチープなディッシュではあるが、選んだトマト(もちろんベイクド)が、ほぼほぼ1個分というのは嬉しい驚き。いつもだが、英国の食事案件で唯一尊敬できるのが野菜のおいしさ。メンバー会見の夜に買って帰ったサインズベリーのパックサラダも、なんでこんなにシャキシャキ感が残るのか?健康に悪い薬剤でシャキらせてるのか?と思う程である。

 

 

 

 

▲SNSでも触れたが、これぞ英国風の〝煮詰まり

ーヒー〟。スタバもブルーボトルも見習うべし!

 

 

―――というあたりで、ウェンブリーの悲劇に襲われ、その後は悶々と絵日記にも、なかなか手が付けられずという日々。

 

すこし、この旅最初の投泊知を補足しておくと、道で行き交う人は若干肌が白くない人が多い印象。我が部屋のオーナーも名前からも想像できると通り、アラブ系だし、直接お会いしたZahirファミリーは間違いなく、いわゆる伝統的なブリトン人ではない。食い物屋は〝町の民族分布〟の大きな指針になるが、驚くほどチャイナはなく、昼夜での外食ではビリヤニばかり食べていたことで〝分布〟は想像できるだろう。

 

 

▲個人的な意見だがロンドンのビリヤニはどこも少々辛い…

 

▲聖地の鉄道駅なんだけど、結構ささやか

 

▲この有名なアーチの構造をすこし見れる位置。強烈な

ワイアーがテンションになる構造なのはなんとなく想像

 

▲で、しっかり観客の殺到を緩和する対処をしながら、

ぜ~んぶ風邪で吹き飛ばされるのがなんとなく英国らしい

 

 

スタジアムに隣接する巨大なアウトレットモールに来るブリトン系はいても、日常的にこの地域を活性化させているのは、印度亜大陸~それこそパレスティナ周辺あたりに出自を持つ人たち。ちなみにZahirさんの息子はロンドン生まれで、日本も旅してお気に入りだったそうだ。

 

 

▲絵日記は原則楕円なしだが、聖地の会見上のボードがいい。

「最高が至高になるところ」。ジャパンはGreatestになれるか

 

▲試合後のこんなライトアップも傷心のおじさ

には物悲しく感じてしまう…。明日を夢にて帰ろう

 

 

今回のロンドン滞在は、完璧にウェンブリー滞在に終わった。わずか2泊ということもあったが、ロンドンも行けばいいものを得たろうが、最早どうしても行きたいほどでもないので十分。痛恨の初侵入となるダブリンを楽しむことにというマインドでライアンエアの塒、スタンステッドに赴いた。

 

▲僅か2泊の我が町。静かさ、細やかさ、悪くない

 

 

ようやくロンドンに。

キツイかなと思っていたが、KLでのそこそこの滞在のおかげか、KUL-LHRの数時間の爆睡(インド・スリランカ接近~クウェート上空まで)の恩恵か、そこそこ元気に辿り着いた。

 

 

▲ココ知ってるよね

 

 

ロンドンのお話の前に、エピローグで入れなかったネタも少々こちらで挙げておこう。

 

久しぶりにMH便に乗って感じたが、エアライナーってのは、かなり経営が難しいのか。ペットボトルの水も、ついにミニマム&ミニマムのサイズ。定番のちっちゃな塩コショウも、アルコール消毒のウエットティッシュも消えた。たかだか水ごときでそこまでケチるのなら、おそらくかなりのパーセンテージで無駄になるバターの少量パックも希望者だけ渡したら????

 

 

 

 

ロンドン便で発見したのは、小生が乗った後部エリア、38Aだったか…周囲のCAは全員おじさんだった。しかも中高年。どの航空会社も、この傾向は見られるが、まさか3人のおじさまとは。MHではこれをCAではなく3匹のGA=爺エーと名付けた。昔の呼称ならスツジイね。でも、この方々、年季の入った「さすがベテラン」というよりも、結構大雑把。たとえば食事と一緒に飲み物が配られる時、GA1号が前からカートを引っ張り、後方の2号が飲料を配る。2号がサーブしている中で、1号が5,6列前へカートを進めると、2号は、その進んだ分の列の客へのサーブを忘れて前の客の対応をしちゃう。5,6列ぶんの客がごっそりドリンクなしで食事をさせられる。

 

 

▲CA否GA1号です

 

 

ま、同じことはKL便のおばちゃんも、ティータイムにお菓子配ってコーヒー抜きとやってので、マレー人は忘れっぽいのかもね。

 

そして、前回呟いた通り、ロンドン便は3列シート。でも真ん中席いなかったのでそこそこ快適だったけどね。

 

 

 

 

余談で、LHRからの移動でエリザベス線を始めて使用。

以前はエクスプレスとピカデリー線だったっけ?貧乏人はボロボロの車両で護送されていたが、こっちは車両もピッカピカで滑らかに走る。地下鉄のくせに、駅がエクスプレスと同じなのはすこし遠回りさせられたけどさ。

 

 

 

 

で、本題はロンドン編。

今夜からの泊まりは、ボカ戦の会場からお散歩がてらののんびり徒歩でおそらく15分程度。商店も数える程度のささやかな町の飾り気のない部屋だが、「早く着くが荷物だけでもどこかに置かせてくれる?」の相談に、事前には「前日泊の別の客次第」と話していたスタッフのKarlが、見事なエクスプレスル―ムメークで本来は16:00のはずが昼にはチェックイン。5時過ぎにLHR着、空港内Costaでアーリーチェックインの返事を待ちながら時間を潰したが、部屋に荷物を置くどころか熱々のシャワーでリフレッシュ出来たのも良かったのかもね。

 

 

 

 

ちなみに、サッカーの聖地周辺は週末にかけてざっと見ホテル代は4万、5万が相場の印象。2023年の仏でも宿泊費をどう抑えるかとやり繰りしたが、今回も同様に諸々物色。すぼらな性格もアリ、渡航前にはロンドン3泊分以外のダブリンの宿も、ロンドン-ダブリンの移動も予約ナシ(現在も)で到着したが、この3泊は基本¥10000/日程度に抑え込んだ。

 

そのワリには、チェックインの我儘に対応していただいただけじゃなく、部屋も素晴らしい。アウト・トイレ&バスを嫌う方も多いが、ここは2階の階段ホールを囲むように3室だけあり、その3室からホールを挟んでキッチン、バス(使わないがタブ付)、トイレがある。特筆すべきはその清潔さ。建物自体はイングランド〝らしい〟かなり年季の入った物件だが、リノベーションされた上で、宿泊者目線で手入れが行き届いている。

 

 

▲聖地から宿へ向かう途中の光景。この象徴的な聖地のアーチ。至る所から見えるよね

 

 

部屋自体も8×8m以上か。アパホテル(ここ10年以上泊まりも〝ご休憩〟もしていないが)より遥かに広く、クィーンサイズのベッドに、2脚付のテーブル、ソファが余裕を持って配置されている。5差路のようなエリアの1つのコーナーにある建物で、小生の部屋はその交差点に面した2階だったが、車の騒音もそこまでなく、ロンドンならではの大声でシャウトするような輩も初日夜には皆無というカームな土地でもあった。

 

まだ探検していない(この3泊のロンドン滞在は探検ほぼナシ???)が、徒歩10~15分圏内つまりスタジアム周辺のエリアからだと、ロンドンダウンタウンも複数の地下鉄、電車で10分もすれば行けるようなので、今後ここらを塒にするのも悪くない。小生全く気にしないが(逆に歓迎?)到着後に周囲をふらついた印象では、7.5割以上が有色人系という人口区分とみた。

 

で、昼食といっても、スタジアム近く(つまり駅周辺)まで行けばいろいろありそうだったが、宿周辺では(いまのところ)一択の食堂に飛び込んだ。

 

 

 

 

この店、まさに英国版「定食屋」。メニューはバーガーに、中東系(かな?)グリルプレート、サブ(サンドウイッチ)になんだか諸々。で、迷った挙句にこちらいただいた。モーニングのすこし安っぽいイングリッシュ・ブレクファーストがそこそこ充実しているようだ。

 

ウェンブリー近くでフィッシュ&チップスなんて、群馬県で鰯の刺身を食うようなものだと思いながら、バーガーではあまりにも店の親父の味もなにもない(どうせ冷凍のパティにそこらのバンズだしね)だろうと、すこしは手を入れた料理をと決めたのが、この写真。

 

 

 

 

おそらく専門店の人間なら「こんなんF&Cじゃねぇ!」と文句をつけるような代物。一言で表現すれば〝ワラジ&チップス〟。あの膨らみのある衣に熱々ホクホクの白身というより、カッチカチの小麦の鎧を纏ったコッドちゃんという説明でいいか…。かなりクリスピーな堅い衣ではあったが、B級グルメの味わい、食感でもあった。

 

味はとにかく(とはいえ十分食える!)、店の雰囲気がなんともいい。アメリカ風にいえば町の古びた小さなダイナーだし、日本では定食屋であり町食堂。そんな雰囲気だけじゃなく、ワンオペで切り盛りしている(とはいえ昼過ぎで客は数人なので、たいして忙しくない)オヤジが、馴染みの客が入って来ると声をかける。

 

「さっきあなたが歩いてるのを見たよ。いつもの席空いてなかったからね。さぁさぁ、いまは3番テーブル空いてるよ。どうぞ」

 

そんな声をかける笑顔が、どこぞの新総理のような慇懃でも、見え見えの作り笑いでもなく、相手の顔を見て自然沸き上がる親愛の情が滲み上がる。小生がオーダーした時も、いまどきのパターンで「ここで今払う?」と聞くと、なんだか恥ずかし気な笑顔で「いいよいいよ、後ででいいから食事を楽しんでよ」と返す。些細なやりとりだが、なんだかどんどん世の中から消えていく人肌のぬくもりを味わえる、小生にとっては心休まる安食堂だ。

 

チェックインした部屋は2泊で数分離れた部屋に引っ越すので、再訪があるのは今夜、明日、明後日の昼程度か。帰りがけにオヤジに営業開始時間を聞くと、こんな説明だった。

 

「月曜から土曜は6時から、日曜はすこし遅くて8時からだよ」

 

朝から(おそらく)労働者クラスのご近所さん、もう隠居暮らしのオジサンのために開いているのか。町の人を愛し、愛されて続いているような店の名前は「サンライズカフェ」。サンライズカントリーから来たStrangerにはぴったりかも知れない。

 

そんな昼過ぎまでを過ごしてから、ジャパンの会見のため宿泊ホテルへ。場所はプライバシー関係で敢えて出さないが、ロンドン周辺の電車、バス乗継で1時間弱というエリアにある、いつもながらのゴージャスな宿。おそらく一泊だと、ウチの部屋なら10日は泊まれるだろうね。ロビーで暖炉が炊かれていたので〝格式〟を想像しやすいかもね。

 

 

▲しっかり新車のダブルデッカー。ノーマル

バスも幅利かせてきたが、まだまだ健在なり

 

▲電車待ちの親子。どこでも同じ光景やな

 

▲行きは駅からゴージャスな選手宿まで、行きは敢えて30分歩いて

みた。ホテルの趣味はイマイチだが、この緑地帯の遊歩道は素晴ら

い。かなりオキニになったが、なかなか行くこともないよねぇ…   

 

 

今回の絵日記はカネにうるさいが、参考までに選手宿まで、いわゆるUK版JRの移動部分だけで¥2000。感覚としては、新宿-府中程度?でだ。空港でOysterカードを買ったが、駅員さんに聞いたら「そこまで行くのには使えないよ。切符買って」というエリアではあったが…。

 

こちらは、そろそろ朝を迎えようとしている時刻。LHRにタッチダウンして24時間になりつつある。先ほどもすこし触れたように、今回は慌ただしく移動、取材、ゲームというナガレで、あまり絵日記題材(極力楕円抜き?)だと、今回のように旅の羅列になる気配も。まぁ、備忘録代わりに認めていければいい。

 

ちなみに昨夜の〝でなー〟は、「宿近くはないしな~、あの定食屋開いてればいくかぁ」などと思いながら、電車-バス乗継のそこそこタウンCricklwood商店街で思わず誘惑に屈して引き寄せられたケバブ屋のラムケバブディッシュ。料理自体は安っぽいものだったが、長期移動も含めて自然と体が羊さんを求めていた。ちなみにこれで¥2000。明日からは自炊も考える。

 

 

▲羊の誘惑に開けてのチープなケバブディッシュ。料理自体は

れはこれでB級でいいが、中東系の美味しいサラダなしが痛い

 

 

皆様、そろそろ午後の勤労に励む頃。こちらは、ようたく明らんできて、早起きな鳥が囀り始めた。もすこし睡眠を稼いで、午前中のキャプテンズランに備えよう。

じゃね。

 

 

 

こんな接点、世界一位にも見せられれば…ⒸJRFU

 

 

目前にウェンブレーでのゲームが迫っているが、千駄ヶ谷での80分をアップした。

 

なるべくコンパクトなボリュームにするために、最も評価するべきポイント、つまり防御にフォーカスした内容。後半だけなら勝っていた展開は犠牲にしてしまったので、少々舌足らずな内容はお許しを。

 

「1歩ずつ」という印象の初夏の赤竜2連戦、そして環太平洋の仲間たちとのトーナメント。そこから継続して、徐々に、細やかに上昇を続けるかと思っていたチームが、冬の気配の千駄ヶ谷では予想以上に仕上がってきている(とはいえまだまだ〝先〟は長いが)という印象の80分だった。

 

 

 

コラムにも数名の選手名をねじ込んだが、様々な理由でプレータイムを貰った〝新しい力〟がインパクトを残しているのが喜ばしい。その多くがポジション毎の順位付けではセカンドチョイス。HO江良颯は原田衛の負傷、SH藤原忍は齋藤直人のフランス挑戦、そしてFLベン・ガンターはここまで自分のフィジカリティーで自分を痛めてしまうような怪我で逃してきた「主力」という肩書きを掴むような活躍をみせた。

 

コラムで舌足らずだったエリアでは、前半の拙さを後半に修正して、挽回出来たのが評価ポイント。エディーやコーチ陣が手取り足取りだけではなく、自分たちで情報交換、情報共有しながら、相手に対応して戦況にポジティブな変化をもたらしている。昨シーズンの第2次エディージャパン発足からの脆弱さから考えると、1.5シーズンでこのレベルまで成熟してきたのは、個人的には予想を若干上回る早さでもある。

 

とはいえ、雨の千駄ヶ谷での80分で、これからの相手も策を講じて来るはずだ。夏のウェールズ第2テスト程度のチームなら警戒感もそこまでなかっただろうが、ワラビーズとの4点差は、どの対戦相手も警戒アラートの度合いを1レベル上げて臨んできても不思議ではない。

 

善戦が勝利(金星)をさらに難しくしてしまうこともあるかも知れない。だが、エディーはじめメンバーたちは前を向いているはずだ。

 

「さらに本気の強い相手との試合を経験して、勝てれば更に価値がある」

 

こんな発言を持ちがいなくするだろう。こういうメンタリティーを持って戦えるチームにようやくなってきた。

精度、忍耐力、そこに直結する遂行力。世界ランクトップクラスの相手に、どこまで熟成を見せられるか。

 

 

 

性懲りもなく、再びやって来ました「おじさん絵日記」v

 

今回は(も?)すこしバタバタの中なので、どこまで絵日記出来るかは「???」だが、元気出していきましょう!

 

先ずはプロローグがてら、今回の旅について。なので、結構フラットな内容ですが…。

 

悩んだ末の「GOサイン」。ネットのロンドン往復チケットを「ぽち」としたのは出発6日前の朝3時。1日1日と目星をつけた安チケットがウェブサイトから消えていく中で、「そろそろ決めなくては」と決断した。

 

税込み¥138810。あまり使わないHISに珍しく残っていた物件だったが、KUL(KL)経由のLHR(ヒースロー)行き。さすが格安大手(こういう形容でいいのか!?)。eチケットは早急で送られてきて、即行で座席予約などを進めることが出来た。おあつらえ向きだったのは、木曜早朝にロンドンに着くというタイムテーブル。ヒースローか、ロンドン市内、もしくはアーリーチェックインから夕方のメンバー会見というスケジュールが見えてきた。

 

搭乗したMH(マレーシア航空)は初めてじゃないという記憶。でも、欧州への乗り継ぎのしていない。おそらくは大昔サッカーの仕事でだろう。同じ東南アジアのSQほどの羽振りではないものの、アジアのエアライナーの中では、機材や設備に一時カネをつぎ込んでいたという印象。マハティールが経済政策で成功した時代だったろうか…。SQほどではないものの、民族衣装風のCAユニフォームのスリットも悪くなかった。

 

ちなみに今(本日)の衣装はスリットは…ほぼなし。ま、そういう時代なのだろう。

 

しかし、MHといえば、あの世界最悪の独裁者が支配する国に撃墜されたり、従業員(パイロットとも呼ぶ)が300人乗せたままいまもどこかを飛び続けていたり、いろいろ驚くべき災難もあるエアライナーだよね。余談だが…。

 

で、ほとんどシートに座っているだけなので、書くことといえばShip、つまり機材について程度しかない。離陸直前にSNSでも呟いたのだが、NRT→KLで有難かったのは、窓際の席が2列という希少な機材に巡り合ったこと。このshipはA330。お尻に「neo」は付くヤツだ。かの齎藤直人も暮らすトゥールーズ生まれ。誕生年は1992年(初飛行ね)とかなりいい歳だが、そのおかげで今や絶滅危惧種の窓際2列席というシート配列を残している。

 

しかも「neo」と名乗るだけあって機材自体はピッカピカ! 過去に成田-カタール-モロッコで乗った新鋭A350に負けない真新しい機材なのに、キャビンは若干コンパクトめで2-4-2という理想の配列だ。

 

 

▲すこし見えずらいけど、やはり長距離便は2列だね

 

残念ながらKL-LHRは、その最新のA350なのでおそらく3-3-3配列。トゥールーズ、そしてシアトルでこれから新たに作られる機材も、おそらくどんな機体もミニマム3列配置と期待出来ない。この先のフライトは若干憂鬱になる。欲張りエアライナーが、横幅一杯に座席を詰め込んでさらに収益をせしめるために、金を払う側は物理的に文字通り肩身の狭い苦痛の時間を10時間以上も強いられることになる。もちろん、ビジネス、ファーストにお座りの皆さまの知ってこっちゃないハナシだけど。

 

そんなこんなで5時間ほどのフライトで、3度目のKL。勿論、入国せずに深夜帯のデパーチャーを空港内で待つ。前回のKL訪問から、今回は初めて新たな空港に降りたが、確かに巨大な施設ではある一方で、ターミナル中心エリアから放射状に各ゲートが広がっているため、香港やソウルに比べるとウロチョロ時間を潰してもそこまで徒労感はない。ただし、時間潰しに使える店は「…」。飲食でいえば、ロコ、中華、ハードロックカフェにスタバとPAUL、そしてバーキン(バッグじゃないよ)。どこにでもある、どこでも食べられる味が、これでもかと並ぶ。思い切って屋台村風フードコートでも作ったほうが、インバウンドには喜ばれそうだ。

 

 

▲ターミナルのカフェから見るKULはこんなカンジ

▼内部を2階コンコースから見るとこう。日本の空港よりいいよね

▲中央ガラスの筒状のところがターミナル内のジャングル。

コレ、明らかにシンガポール・チャンギのパクリなので無視!

 

 

そんなゴタクを並べるうちに、5時間ほどのうんざりウェイティングタイムも少しずつ減っていく。自宅での最終夜は十分な睡眠を取れず、KLへの機中も乱気流、福岡-熊本を中心に日本を旅したマレーシアンのお隣さんとのおしゃべりと睡眠不足。UKへの夜行フライトで睡眠時間を稼いで、お仕事と絵日記に勤しむ2週間を始めるとすっか!

 

あ、そうだ。

すこし本業のほうも触れとこか。

 

冒頭に触れた悩んだ理由だけど、いまのジャパンって、会社の経費じゃなく、フライトと生活物価のべらぼうに高い国で数週間かけるバリューって本当にあるのかという問いを頭の中で常に続けていた。PNC終了の段階で、そこから上手く強化を積み上げた26年秋の欧州なら、翌年のオーストラリアでの祭典も踏まえて、わざわざナマ・ジャパンの価値もあるかも知れないが、2025年夏を終えた段階では「どうだろう」という感触だった。

 

そこを、GO サインに替えたのは、かすかな進化の期待と同時に、おそらくラグビー専従ライターがサッカーの聖地で楕円球を見るのも今後ないだろうという判断と、大昔の1999年RWCで、痛恨の〝ダブリン回避事件〟の清算という思いもあった。

 

まぁ、桜のジャージーが小型カンガルーを、諸々の但し書きはあるものの4点差まで詰めたのは、後付けとして決断して良かった要因にはなったが。

 

だいぶ搭乗手続きも近づいてきた。後は願わくば爆睡して、気が付けばロンドンという絵日記本番を迎えたいところだね。

 

KO3時間前の器。集客は〝やや苦戦〟だがゲームの行方は…

 

 

昨夜は珍しく果実酒などを嗜み、ほろ酔いで中国領の島での準テストを観戦。

 

ジャパンXV  59-14  中国領香港

 

快勝という数字だが、酔っぱらいの妄言との揶揄を覚悟の上で書いとけば、良くない試合という飲み味の80分だった。

 

兎に角ミス、ミス、ミス…

おそらくキックオフ数分で、あの若きエリートXVは気付いただろう。

 

「いける」

 

接点、スキル様々な勝負の要素で差がある相手だと。

それが、すこし強引で力づくのプレーになってしまったと感じるプレーぶり。

無理な50/50パス、レシーバーのいないスペースへボールを放り込み、攻撃権を何度失ったか。

 

2027年ワールドカップのゲームクオリティーに不安を感じさせるほどのチームを相手に、随分と雑なラグビーで、本来奪うべき80点以上(理想は100点以上)を自分たちで放棄した。

 

なるほど6日前の〝惨劇〟から先発9人が入れ替わり、5時間前後のフライトなど十分とはいえない準備時間の中で臨んだゲームではあった。だが、相手が簡単にスコアを奪えるレベルだったとしても、この若きチームが追求するべきは、プレーの精度や組織で戦うスタイル。そこに拘らない限り、ヨドコウでボコられたような本来倒すべき相手と渡り合うのは難しい。

 

結果的に、将来自分たちがティア1ネイションズとどう戦うかを試すことより、僭越ながらすこしデカく、パワーもあるクラブチームの最上級クラス相手に、実力差だけによる強引なゲーム運びで快勝したというストーリーに終始した80分を過ごしてしまった。

 

さてはて、一夜明けた東京・千駄ヶ谷では、キックオフが刻々と近づいている。

予想観客は4万2000あまり。この雨がどう響くか…

TRC最終戦から先発13人を入れ替えたビジターだが、ハングリーさは抜群だろう。

名将ジョー・シュミットが「とてもいい選手」と名指ししたFL下川甲嗣が、期待通り、いや以上の活躍を見せてくれることを楽しみにしたいが、タフな80分になるのは間違いない。

 

勝敗は兎も角、前日の啓徳体育館とは異なる、組織で戦い、上位国を上回る針の穴を通すようなプレー精度だけは見たいものだ。