インターネットが世の中に普及してからおおよそ20年。様々なものが無料化されてきた。
音楽はユーチューブに変わり、家庭用ゲーム機はアプリに変わった。ブログもツイッターもSNSは一部を除いては、全て無料。テレビも若い人は見なくなり、ユーチューブへと流れ、新聞も雑誌もスマホに変わリ、無料で情報が手に入るようになった。身の回りのものが全てスマホに変わって家に物がなくなる時代が来た。
そしてこれからは、さらに様々なものが無料になる。最近で有名なのはタクシーだ。どん兵衛の看板を下げて無料で都内を走る50台のタクシー。
どん兵衛のメリットはもちろん広告、タクシー会社のメリットは普段タクシーに乗らない学生や若い社会人に体験してもらえる。無料といってもメーターは回っているので、自分がよく電車で利用する区間の料金も知ることができ、それを体験した人たちがあらかじめ目安の料金がわかるため、安心して後日お金を払ってタクシーを使う。(お金を払って乗る人はわざわざつかまりにくい無料を探して乗るような事はしない。)運転手の定額制・深夜営業がなくなる。お客はもちろんタダで乗れる。タクシー会社も喜ぶ、お客も喜ぶ。スポンサーも喜ぶといった構図が描かれている。素晴らしい流れだ。
でも、無料にしちゃって、どん兵衛の広告費は大丈夫なの?という疑問も。しかし、どん兵衛曰く普通の広告費と変わらないとのこと。では、どうしてタクシーを無料で走らせているのかというと、タクシー会社には配車アプリの提供しているMOV(DeNA)からも資金が払われているようです。
で、僕が何を言いたいかというと、音楽界や演劇界でも同様のことがすぐに起こる。いや僕が知らないだけで起きているかもしれないということ。
例えば、どん兵衛を中心としたお芝居や演奏会が上演され、帰りにはみんながどん兵衛を食べたくなるようなストーリーにすればイイわけです。休憩時間中にはどん兵衛のグッズを販売してもいいでしょう。帰りにお土産をつけてもいいでしょう。
こういうこうと20年前から考えてたけど、忘れてて実現できなかった。。。
でも20年前は1000人キャパの公演にスポンサーがそこまでお金を出すメリットがなかったのは事実。
しかし、今の時代はSNSがあり、一般市民が発信した情報があっという間に全国区になる時代。
無料タクシーは50台しか走ってないけど、SNSやネットニュースなどで瞬く間に話題になった。(0円タクシーは12/31までだけど、おそらくこれからも何らかの形で続くと思われます。)
で、結局何が言いたいかというと、無料化が僕たちの業界にも押し寄せてくるということを今のうちから考えておくべきだということ。
一般の人がふらっと劇場で行われるコンサートや芝居に立ち寄れ、フラット途中で席を立つ、そんな世の中がもう目前に迫っているのではないかと思います。
その時に、何が起きて、何をすべきか。答えなんて誰にもわかりませんが、考えておく必要は絶対にあると思います。

