ホリエモンが「なんで保育士の給料は低いと思う?」と言う問いに、
「誰でも出来るからです。」
といって、少し前に炎上しましたが、ホリエモンの言っていることはわかります。
決して保育士をバカにしてるとかではないので勘違いしないで欲しいのですが、確かに重労働だと思います。その大変さに耐えられないから誰でもできないだろ!こんな安い給料で耐えられるのは仕事に志のある人だけだ!
というのも同感です。
一生懸命に勉強しないと資格取れないし、そのために学校にかよって、てのもわかりますが、、、
でも、パイロットや医者にはよほどの人でないとなれませんから、、、
どちらがなるのにハードルが高いか考えれば、ホリエモンの言ってることに頷けます。ホリエモンは中身が大変かどうかなんて議論してないので。
いや、質問もなぜ安いかとしか聞いてないからこうなるわけで、、
結局、給料が高いかどうかは『希少性』なんですね。
それで話は終わり。
大変かどうかでは、給料の物差しにならないという事です。
給料が安くて離職率が半端ない。常に人手不足、だからそこにこそ希少性があるのではないかとも思うのですが、たしかに世の中に保育士が数えるくらいしかいなかったらものすごく給料は高いでしょう。
保育士は多いときは毎年10万人ずつ増えてます。しかし、実際に職につく人がそれに比例してなく、資格取得者だけが増えていくという結果です。
これでは給料が上がらないのに、仕事がきつくなるというのは納得ですね。
では、どうしたら保育士の給料が上がるか?
僕は実際に幼稚園を経営してる方と話したことがあります。その方は元銀行員で、幼稚園をとある方から引き継いだそうです。
就任後その方はまず、余計なイベントを削除することから始めたそうです。
必要のないイベントは辞めたそうです。バザーやその他のイベントなどなど、、
これらをなくしたら
「なぜ大切なイベントを無くすんだ!」
「子供のためにならない!!」
反発はあったらしいのですが、なんとか説得してそれでもなくしたらしいのです。
なぜそんなことをしたか、、、、
先生たちの負担を減らし、残業を極力させないようにしたかったそうです。
それまでの先生方は、イベントやバサーの準備など、サービス残業が山ほどあり、定着率がものすごく低く、毎年たくさんの人がやめて、たくさんの人を採用していたそうです。
まずそこに目をつけたそうです。
なるほど、、、、
すると、そのあとなにが起こるか、、、、
先生の定着率が上がると、余計な引き継ぎもなく、その分費用が抑えられスムーズに園を運営することができ、さらには先生たちにも笑顔が生まれます。
先生たちの評判が上がると、入園希望者が増えます。
引き継ぎの費用が抑えられ、入園希望者が増えると、、、、給料は上げることができますね。
これはすごいと思いました。
実際に今その幼稚園は、職員の給料が上がり、辞める方もほとんどいないそうです。
そうなると施設の他の部分にもお金を回すことも可能でしょう。
双方にとってこれは良かったのではないでしょうか。
確かに、イベントがなくなるのは子供のためにという観点からするとさみしい感じはあります。しかし、幼稚園でのバサーなどは全く子供のためではないような気もします。
そもそも、そんなものは町内会単位でできることでしょうし、、、、
希少性の話と給料を上げる話がごちゃまぜのようですが、この幼稚園の場合は、そこにしかない幼稚園、ブランド『希少性』を作り上げたと言うことです。
では、ぼくたち音楽家や役者はどうでしょう。
少なくとも役者は上手い下手を考えなければ誰でもできます。「今日からぼく役者です!」といえば誰でもなれます。
(むかし芝居初経験のおじさんが無理やり、かなりいい役で出演していた映画を見たときは辛かったですが、、それでも映画として成り立ってしまうわけで、、)
統計はとってないのですが、9割9部の役者という人はほかのアルバイトとかけ待ちではなかろうかと思います。違ったらごめんなさい、、
そういう意味では音楽家より圧倒的にハードルが低いです。だから食べられるのはほんの一部の人だけ。それに比べて音楽家は何年も訓練が必要で、役者よりはいくぶん希少性があるとはいえます。また、そこらへんにいるわけではないので『希少性』があると思いがちですが、希少性とは
三省堂大辞林より
必要性、音楽家は求められる数が圧倒的に少ないので、ただ音大を出た音楽家と言うのでは希少性は満たされません。
役者も音楽家もその人にしかできないものを手に入れなければ、『希少性』は成り立たないのですね。
そりゃー、世界的な技術を持つことも当然希少性です。では、そうでない人はどうするか。
もちろんその技術の取得のために日々精進してるわけですが、、、、ここが頭の使いどころですね。もしかすると、上手くなろうと努力することは簡単かもしれません。それよりもゴールのない希少性を探し、それを追求する方がよほど難しい。
例えるなら、何もないところにどこにあるかわからないレンガを拾って組み立てていかなければなりません。
上手くなろうとする努力は、形がはっきりした今目の前にあるレンガを組み立てる作業だと思います。
エンターテイメントが日常に当たり前のように浸透すれば、僕らの希少性も間違いなく上がります。ぼくは、エンターテイメントが街に溢れる未来を強く信じてます。
エンターテイメントは、息抜き、遊び、娯楽!を人々にとって欠かせないものに変えたいです。
ということで今日はインコントロのまっちゃんや中村さん金井さん久保田さんのコンサートに来ました。素晴らしい演奏をありがとう!!
少しでも古楽、音楽や演劇を愛する人が増えるといいな。

