前回からの続きで、圧縮比とバルブタイミングの話です。

 

今回は圧縮比の限界とコンプレッションのお話です。

 

全書き込みでシリンダー内のピストンが上死点(上側)から下死点(下側)に行く際INポートよりキャブレターからの混合気(気化したガソリン)がピストンが下がる事によってシリンダー内に入ってきます。

丁度注射器が液体を吸い込む感じと同じですかねー。

 

 

シリンダー内に入った混合気(以後ガス)、今度は下がったピストンが上死点に向かって上昇していきます。

この時物理的に吸い込まれたガスが圧縮されて行く訳です。

この圧縮されて行く混合気は多ければより爆発力が高まります(パワーが出ます)

圧縮比が高ければさらにパワーが出ます。

ただ混合気が圧縮される圧力には限界が有ります。

この限界近くになると色々な不具合現象が出てきます。

良く聞くノッキングもその一つです。

 

通常混合気を吸い込み(吸気)ヒストンが上がる事で圧縮され圧縮された混合気がピストン上死点で点火プラグによって爆発、この爆発力でピストンが押し下げられてエンジンの力が出ます。(実際の点火は上死点手前です)

ノッキングは点火プラグが点火する前、ピストンが上がりきる手前で圧縮され過ぎた混合気に火が付いてしまいノッキングが起きます。

 

話難しくなりましたが・・・

 

要するに混合気を圧縮しすぎると火種が無いのに火が付いてしまうと言う感じです。

この圧縮比の限界が色々な条件等にもよりますが横型エンジンの場合14は限界だと言う所です。

全書き込みにもありますがメーカー品では高くても13位です。

 

詳しく知りたい方はネットで調べてみてください。

 

コンプレッションですが、圧縮比が例えば12でもコンプレッションは13とか高いと15とかになったりもします。(付属カムや排気系等によって変わります)

圧縮比は計算上の圧縮の高さでコンプレッションはプラグ穴から実際に圧縮されている瞬間的な圧力を測っています。

圧縮比とコンプレッションは別物だと言う感じです。

 

これも詳しく知りたい方はネット検索してみてください。

 

コンプレッションですが圧縮比より実際の圧なので高くなります。

良く勘違いされている方多いと思いますが・・・

 

では実際の圧縮圧力ですが、同じ圧縮比でもコンプレッションの圧が違ってくるのは何故なのか。

分かりやすく言うと同じピストン、ガスケット、シリンダーヘッドでもコンプレッションが変わります。

これは入っているカムのプロフィール(バルブタイミングとカム山の形)によって変わります。

 

次回はコンプレッションとカムプロフィールのお話を書きたいと思います。

 

 

 

 

前回からの続きになります。

 

今回は二次クラッチのお話です。

 

一次クラッチはエンジンパワーに限界がありある程度のボアアップ等をすると持たなくなります。

 

 

そこでハイパワーに耐えられる二次クラッチにすると言う手段が有ります。

見ため重視で二次クラッチにされる方も多くいますが(笑)

 

 

二次クラッチは中華にも国産にも有ります。

純正で言うとCD90のエンジンが二次クラッチの4枚タイプです。

他には国産社外品の武川、キタコ、デイトナ、ネクトから二次クラッチのキットが販売されています。

 

武川製

 

デイトナ製

 

各メーカーとも構造的には少しの違いでほぼ同じ感じです。

大きな違いは武川以外はノーマルミッションが使えず自社もしくは他社の5速等を使う必要が有ります。

細かく言うとキタコは自社の5速、デイトナは他社の5速に対応ネクトは自社もしくは武川の5速に対応しています。

武川は自社の5もしくは6速(廃盤の様です)と純正4速用が有ります。

詳しくは各メーカーのカタログや取説を見てください。

(間違えもあるかもなで自己責任で・・・)

 

二次クラッチの利点は一次クラッチの3枚より多いクラッチ板の物が有ります。

一次クラッチはスペース的なものも有り3枚ですが二次クラッチは独自のクラッチカバーなのでスペースも自由で通常は5枚、武川の最新型は6枚クラッチです。

国産純正のCD90は4枚タイプで社外品との大きな違いはクランクシャフトに遠心オイルフィルターと言う物が付いています。

 

 

上記二枚目の画像と比較すると良く分かります。

社外品はクラッチカバーにフィルターが付いていますがCD90系はカバーでは無くクランク右側に遠心オイルフィルターが取り付けて有ります。

フィルターだけでは無くクランクの左右バランスを取るためと低速トルクが細くならない様に重いフィルターが取り付けて有ります。

社外の場合重いフィルターが無いので低速トルクが細くなりますがクランクに重い物が付いていないのでチューニングエンジン的にはレスポンスが良くなる利点が有ります。

 

次回は二次クラッチのメリット、デメリット等を・・・

 

 

 

 

今回は良く聞く圧縮比とバルブタイミングの話を書きたいと思います。

 

圧縮比、良く聞きますが何なのか・・・

 

ガソリンエンジンの場合はピストンの上下運動に合わせてバルブが開いたり閉じたりします。

圧縮比はバルブが閉じている時ピストンが下から(下死点)上に向かって圧縮をして行きます。

このピストンが下から上へ行く距離とシリンダーのボア(シリンダー径)とシリンダーヘッドの燃焼室の量)を計測してピストンが上へ上がり切った時(上死点)にストロークボアの量が燃焼室に圧縮されている計測的な圧を圧縮比と言います。

 

 

色々な形状の燃焼室。

 

 

計算式等を詳しく知りたい方はネットで検索してみてください。

 

ガソリンエンジンでターボや圧縮機器を使用しない自然吸気エンジン(NAエンジン)での圧縮比ですがガソリンを気化した気体を圧縮した場合いくらでも圧縮比を上げられるか?

物理的に限界があり通常のノーマルエンジンでは9-11です。

チューニングエンジンの場合でも11-13が普通です。

圧縮比が13を超えると色々な問題が出てきますので普通は上げても13前後です。

 

圧縮比が限界を超えてしまうとどの様な現象が起きるのか・・・

多いのが良く聞くノッキング現象です。

エンジンからカリカリ音や振動が出たりします。

四輪などの大きなエンジンの場合このノッキングを感知するセンサーが取り付けて有りノッキングを感知するとノッキング対策を自動的にしてくれる様な装置が付いていますがカブやモンキーの様な小さなエンジンだと当然ついて無く乗り手が対策をしなければいけません(笑)

 

対策と言っても実際何もできませんが・・・(笑)

要はボアアップやチューニングエンジンの場合作成時に対策が必要と言う事かと・・・

キット物などは当然計算された設計なのでそのまま組めばほぼ問題は有りませんがメーカー違いのパーツ等で組むと圧縮が上がり過ぎたりして問題が出ますので要注意です。

 

ちなみにメーカー品のハイチューニングヘッドやDOHCエンジンでも圧縮比は高い物でも13程度です。

 

圧縮比の他に良く聞くのがコンプレッション圧ですが、これは実際にエンジンのプラグ穴に計測メーターを付けてキックやセルでエンジンを回した時の圧力を見た数値です。

 

何処かのプロ?の方は圧縮比が14超え、コンプレッション20超えしていると聞きますが。

一流プロの作るエンジンはきっとすごいんですねー(笑)

 

次回は圧縮比の限界とコンプレッションのお話を書きたいと思います。