今回は某メーカー?の88ccボアアップキットの不具合編の続きです。

 

前2記事ではカムスプロケットの●マークがヘッドの切りマークにあわない記事を書きました。

 

今回の記事はこの●マークが合わないとどの様な不具合が出るかを書きたいと思います。

 

 

ヘッドの切りマークにカムスプロケットの●マークが合わない場合におきる不具合としては・・・

 

*まずバルブタイミングが狂うので性能がフルに出ない。

*上が回らない、低速トルクが無い、スピードが出ない等。

*一番怖いのがバルブとピストンとのクリアランス。

 

要するにバルブが突き出してピストンに一番近づく時の距離が問題になります。

ノーマルの場合はクリアランスが3mmとか有りますが社外ヘッドやノーマルでも

ハイカムを入れると元々のクリアランスが狭い上にバルブタイミングがズレる事で

バルブとピストンが接触してしまいます。

 

問題になるバルブとピストンとの一番近づく時のクリアランスは各メーカーでは最低でも2mmは取っているとの事ですが・・・。

 

某キットの様に通常より1.3mmも薄いガスケットを使用していれば●マークがずれ

確実にバルブとピストンが接触します。

仮に●マークが合っていてもここの某キットはガスケットが薄いのでクリアランスが

非常に狭くクリアランスにほぼ余裕がないのでバルブとピストンが接触します。

 

万が一バルブがピストンに接触するとバルブが曲がったり折れたりしてエンジン壊れます。

今回OHしたエンジンはINバルブがピストンに接触していました。

バルブタイミングがずれていたのでスピードも出ず回転も上がらずでしたのでバルブはセーフでしたが・・・(汗)

 

バルブタイミング、バルブとピストンとのクリアランスが測れない方は。

ここのキットを組む際は1.6mmの厚いガスケットを使用する事をお勧めします。

付属のメタルガスケットで組み付けするとバルブタイミング修正とバルブと

ピストンとのクリアランスを測ってもクリアランスは1.5mm前後になりますので

ピストンのリセス。

要するにバルブを逃がす凹みを加工する必要が有ります。

 

 

良くピストンに粘度を付けてクリアランスを測る方いますがあの方法だとクリアランスに余裕が有ればまだ良いですが正確に測れ無いのでここのキットでは余裕が無いのでやはり接触すると思います。

ピストンリセスを加工すれば何とかなるかもしれませんが・・・(笑)

 

 

話変わりますが・・・

バルブの突き出る角度とピストンのリセスのへこみが合わない物も多くあります。

某キットもバルブが当たった後を見ると合っていないですねー(笑)

 

リセス修正もピストン上部の肉厚が無い物は物理的に削るのが不可です。

無理に修正すると肉厚がさらに薄く弱くなり圧縮圧と燃焼爆発で穴が開きます・・・

 

キットが安くても壊れるんじゃー話になりません(爆)

 

今回は某メーカー?の88ccボアアップキットの不具合編の続きです。

 

前回はキットの不具合を書きました。

今回はそれに付随した事を書いてみたいと思います。

 

腰上を組む際カムスプロケットの取り付けでフライホイールのTマークとカム

スプロケットの●マークを切りマークに合わせますがまれに●が合わないことが

有ります。

前記事ではヘッドガスケットの厚さで合わなくなっていましたが他にも原因が

いくつか考えられます。

 

カムスプロケットはカムチェーンでクランクシャフトにつながっています。

このカムチェーンの不具合でチェーンの長さが変わっていて●マークが合わない

事が有ります。

特に長い距離を乗っていたりオイル管理が悪いカムチェーンは伸びてしまって

いたりします。

 

他には、カムチェーンを支えるカムチェーンガイドローラーと言うゴム製のローラーがシリンダーに組み込まれていますがこのガイドローラの変摩耗でチェーンの張りに異常が出て●マークが合わないことが有ります。

 

画像は変摩耗したローラー。

 

他には、クランクシャフトに取り付けられているギアの位置がずれていて●マークが

合わない事も有ります。

このクランクシャフトのギアは取り付け位置が決まっています。

 

クランクにはフライホイールの位置を決めるウッドラフキーと言う物が付いていますがこのキーの中心とクランクのギアの谷間を合わせて取り付けされています。

このクランクギアは圧入されているのでまれにずれる事も有ります。

この位置がズレている事がまれに有り●マークが合わなくなることが有ります。

 

他には、前記事と同じでメーカー違いのシリンダーとガスケットを使用していたり

最近はあまり聞きませんがシリンダーやヘッドを研磨したりしているパーツを使用すると●マークが合わない事が有ります。

 

カムチェーン、ガイドローラーは出来れば新しい物を使用するとより安全かもしれません。

 

次回はカムスプロケットの●マークがずれているとどの様な不具合が出るか等を書きたいと思います。

今回は某メーカー?の88ccボアアップキットの不具合編です。

 

以前にもここの某キット等の不具合を書きましたか今回も不具合が有りましたので

記事を書いてみたいと思います。

 

ボアアップキット等を組まれた事のある方ならば聞いたことのある話かと思います。

シリンダー、ピストン、ヘッドを組んでからカムスプロケットにカムチェーンを

載せて組付けしますがその際フライホイールのTマークを切りマークに合わせて

カムスプロケットの●マークをヘッドの切マークに合わせて普通は取り付けをします。

 

このTマークに合わせる●マークが切りマークに合わないと言う話をよく聞いたり

見たりします。

 

 

それでは何故この様なマークずれがおきるのか・・・??

話しが少し難しくなりますが(笑)

 

カムスプロケットはクランクシャフトの軸に付いているギアとカムチェーンでつながれていてます。

少し難しい事を言うと、クランクの軸とカムの中心軸は距離が一定で決まっています。

クランクケースに付くクランクとヘッドに付いているカムシャフトはどれも決まった同じ位置です。

違いが出る部分としてはシリンダー下のベースガスケット(0.5mm)+シリンダー

の長さ+ヘッドガスケットの厚みの3点で距離が決まります。

 

ご存じない方も多いと思いますが、シリンダーとヘッドガスケットを足した長さは

決まっていてシリンダーの長さはメーカー等によって差が有ります。

要するにシリンダーの長さに合わせたヘッドガスケットでなければ3点を足した

長さが変わってしまうと言う事です。

 

今回の某メーカー?キットではヘッドガスケットがメタルタイプト言われるスチール

製の薄い0.3mmが付属されていました。

シリンダーの長さを測ると通常使われる厚いガスケットで無ければシリンダーとの

長さと帳尻が合わない組み合わせです。

ここの厚いガスケットは1.6mmですので1.3mmの差が有りクランク軸とカム軸の

距離が1.3mm近くなってしまいます。

 

1.3mmの差でTマークとカムスプロケットの●マークが合わなくなる訳です(笑)

 

他にもこの●マークが合わなくなる原因も有りますが・・・

 

これは次回の書き込みと言う事で・・・