以逸待労(逸を以って労を待つ) 
敵ノ勢ヲ困(クルシ)ムルニハ、戦イヲ以ッテセズ、剛ヲ損シテ柔ヲ益ス」 兵法三十六計

敵を苦境に追い込むには、敵の疲れを誘えば、劣勢から優勢に転ずるのは理解できます。
分かりますけど、、、やり過ぎでしょう


メキシコと言えば、'09年に西岡選手(後に名誉王者に昇格)は入札に負けて(?)にアウェーのメキシコで指名試合を行いましたねぇ

指名試合なので、挑戦者は原則ランキング1位。
KO率85%の強敵:ジョニー・ゴンザレスでした。

当時メキシコでは豚インフルエンザの影響で渡航を心配する声もあったそうです

しかし、西岡選手は逆転KO勝利で24年ぶりに日本人世界王者の海外防衛を成し遂げました


ちなみにこの試合はWBCの年間ベストKO賞に選出され、メキシコではジョニゴンを倒した左ストレートを「モンスターレフト」と呼んだそうです


その後’11年にジョニゴンは、長谷川穂積選手とWBC世界フェザー級タイトルマッチを行い、ベルトを奪いました

この試合でジョニゴンは以下のようにコメントしています。

長谷川と闘って(東日本大震災や福島原発の放射能汚染に苦しむ)日本の人達を元気づけたい。いつものように試合を行えば『日本は大丈夫』という正しいメッセージが世界に伝わるだろう

私は豚インフルエンザがメキシコを完全に荒廃させていた時、西岡が防衛戦のためにメキシコを訪れ、私と闘ったことを決して忘れないだろう。私も同じようにモチベーションと誇りをもって闘う

メキシコ人にも、いろいろな方がいるんですね(^_^;)

高山選手の「長時間? 南アフリカに何度も行っているので気軽な気持ちですよ。相手が消耗したときに一気に(KOへ)まとめます」というコメントが頼もしいです


現状に対する不平不満を並び立てるのではなく、目の前の試合に集中する姿勢を見習っていきます
人生は闘いのようなものだ。果敢に闘うことで自分の魂と精神にどんな強さが宿るかは、誰にも分からない。 byガットスン・ボーグラム(アメリカの彫刻家)


ミニマム級でWBA、WBC両団体の王座を獲得した高山勝成選手は’09年7月、WBA王座返り咲きに失敗
一度は引退を決意しましたが、IBF、WBOを含む主要4団体制覇を目標に掲げました

元王者とはいえ、国内ライセンスを持たない無所属の立場ための障害は大きいです
スパーリング相手はアマチュア選手かキックボクサー
駐車場でのシャドーボクシングが日課だった時期もあるそうです

しかし、4団体制覇の野望が揺らいだことは一度たりともありません

30日のIBFのミニマム級王座の挑戦を応援します

ブラジリアン柔術や総合格闘技では腕緘のことをキムラロックとかキムラと呼びます。

これは、グレイシー柔術のエリオ・グレイシーとの試合がきっかけです。
エリオが木村の強さに敬意を払い名付けたようです。

木村政彦は柔道の現役時代からこの腕緘を絶対的な得意技としていました。。
非常に研究熱心で、大将として出場した高専柔道大会でも寝技を磨き、拓大予科を全国優勝に導いています。
現在では一般的に使われている相手の道衣や帯で腕を縛って抑え込む技術も木村が開発したものです。

15年間無敗(全日本選手権13年連続保持)で、プロ柔道でも木村は1度として敗れず、連勝を重ねていきました。
そして「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」と讃えられ、史上最強の柔道家として評価されています。

その実力は、2倍程度では不覚を取る、3倍練習すれば誰も追いつけないとする「3倍努力」を実践し、一日9時間の練習量をこなしたことでつけられたものでしょうか?

http://news.nifty.com/cs/sports/fightdetail/postseven-20130317-176098/1.htm
WBC世界スーパーフライ級王者の佐藤洋太選手が、5月3日にタイ・シーサケット県で同級8位のシーサケット・ソールンビサイと3度目の防衛戦を行います

日本人世界王者がタイで防衛戦を行うのは同門協栄ジムの元フライ級王者でカミソリ・パンチで有名だった海老原博幸氏以来49年ぶり

ちなみにマンガ「はじめの一歩」の登場人物ヴォルグ・ザンギエフ選手のモデルである勇利アルバチャコフ氏は、海老原氏にあやかりリングネームをユーリ海老原勇利海老原と名乗っていたことがありました。

その勇利アルバチャコフ氏は、1993年3月にムアンチャイとの2度目の防衛戦を敵地タイで対戦。王者奪還に燃えるムアンチャイを9回TKO勝ちを収め、返り討ちに成功しています。勇利選手の試合は学生時代、テレビで夢中になって観戦しました

日本人では王者はおろか挑戦者の立場でもタイでは勝ったことがありません。
佐藤選手は「史上初の勝利へ燃えている」と意気込んでいます

コメントも痛快です

どんな嫌がらせも俺の人生のネタにしかならない
タイで勝つのは俺のような人間。『ベルトを持って帰ります』とか思っちゃいけない。遊びに行って、タイ人とボクシングごっこをする感覚ですよ

佐藤洋太選手は、「協栄ジムで1番期待されていなかったボクサー」(新井トレーナー)だったようです

チャンピオンの目指すボクシングは、「日本人の勤勉さ+メキシコ人の柔軟さ」です。

練習用グローブなどは4回戦ボクサーのお下がりで、シューズは800円のものを使用(^_^;)
しかし、アマ時代に積み上げてきた基礎に、プロになって創意工夫したテクニックを磨き続けています

協栄ジムを立て直したい気持ちがモチベーションになっているのかもしれません。

東北出身の世界チャンピオン(世界王座奪取後にもかかわらず2度職質されたようですが・・・)は、新しい「人生のネタ」をたくさん仕入れて痛快な人生をデザインしていくんでしょうね
週刊ポスト2013年3月8日号でテコンドーが大きく()取り上げられています

内容はレスリングが五輪競技から除外されたのに、テコンドーが正式競技に残ったことの対するIOCへの不満のようです

以下(他でも取り上げられているような)記事の抜粋です。

レスリングは、古代オリンピックの時代から続く競技であり、近代五輪となった1896年のアテネ大会からも、1900年のパリ大会を除いてずっと実施されてきている、中核中の中核競技である。

 すっきりしないのは、それだけではない。かねてから除外最有力候補のひとつに挙げられてきたテコンドーが、今回悠々と残ったというではないか。

ここでは、テコンドーとレスリングの歴史の比較です。

つぎに、真偽は分かりかねる韓国の執念です。

しかも、「ロンドン大会で韓国は金1、銀1だけと惨敗していますが、これも競技を残すための作戦だったようです。国際化と称してメダルを各国にばら撒くことで、普及につとめたというわけです」(黒田勝弘・産経新聞ソウル駐在特別記者)

 そこまでやるかという、まさに挙国態勢。そしてこの涙ぐましい努力の甲斐あっていまや競技人口も競技国もレスリングを上回ったというが、それはこの際、問題外。レスリングはテコンドーとは歴史の重みがまったく違うし、そもそも五輪種目が政治の力で決まるって、どういうことか。

ここで国を挙げてのなりふり構わぬ対策。
まさに何でもアリな国ですね

これが事実なら、「恥」を意識する日本では考えられない価値観かもしれません。
また相撲や柔道など、お家芸に対するこだわりは他国に理解できないでしょう・・・

更に違う記事ですが、テコンドーの実態について取り上げています。

「韓国はとにかく“国策”としてテコンドーを世界に広めてきた。それこそアフリカなどにまで指導者を派遣して、強引に各国の警察や軍隊に採用させた。競技人口は5000万人以上などといっているが、これはヨガなどのエクササイズも併用した道場の会員まで含め、水増しした数字といわれている」(スポーツ紙記者)

 そんなテコンドーが正式競技に残った背景には、IOC委員に対する徹底したロビー活動があった。しかも、その際に利用したのがロンドン五輪での不振だったという。

「韓国はロンドンでは1個しか金メダルをとれなかった。本音をいえば悔しかったでしょうが、その結果を“こんなに世界に広がって、実力が平準化している”というイメージ戦略に活用したんです」(前出・スポーツ紙記者)

 なんともしたたか。今では韓国国内で「ロンドンは大成功だった」との声まであがっているという。


個人的には、すべてのスポーツは素晴らしいと考えています
もちろん、まだオリンピックの正式種目ではない、空手やムエタイ(それ以外の競技も)です。

たしかに、オリンピックは素晴らしいスポーツだと思います。
オリンピック出場は選手にとって最高のモチベーションになるでしょう

だからこそ、スポーツの世界が政治やお金に振り回される事態に危惧をいだいてしまいます
2階級制覇の王者フアンカルロス・レベコに挑む黒田雅之選手は8歳から剣道を始めた元剣士のボクサーです

27日の世界戦に向けて、新田渉世会長から「先の先」の極意を伝授されました

身長、リーチを活かすため、左ジャブで先手を打ち、レベコを懐に入れず、自分の距離で試合を優位に展開する
これが黒田選手の勝利への“極意”です

武蔵兵法教本(五輪書)には、戦いのイニシアティヴをとるということで〔せん〕という言葉を三つのケースに分類しています。

1、「懸〔けん〕の先
こちらから先に敵へ仕懸けようとする場合

2、「待〔たい〕の先
相手から先に仕懸けてくる場合の先

3、「躰々〔たいたい〕の先
敵我双方が同時に仕懸け合いの場合


大日本帝国剣道形制定主査の一人、小野派一刀流の高野佐三郎氏も著書「剣道」で「三つの先」を分類しています。

先々の先(懸の先)、彼我相対し勝敗を争ふ時、敵の起りを早く機微の間に認めて、直ちに撃込み機先を制するをいふ。

(躰々の先)、隙を認めて敵より撃込み来るを、敵の先が効を奏せざる前に早く先を取りて、勝を制するをいふ。

後の先(待の先)、隙を認めて敵より撃込み来たるを、切落し太刀を凌ぎて後に敵の気勢の痿ゆる所を見かけ、強く撃込みて勝つをいふによりて、之を待の先と称す。
 
武蔵は兵法教本の中で、「どんな戦いでも、最初はこの三つの先より外はない。先の状況次第で、すでに勝つことを得るものだから、先ということが、兵法の第一である。
この三つの先は、時にしたがい、理(判断)にしたがって、どんな場合でもこちらから(先に)仕懸けるということではないが、同じことなら、我が方から仕懸けて、敵を翻弄したいものである。
」と述べています。

黒田選手が世界戦でどのような兵法を見せてくれるか期待しています
オリンピック25の「中核競技」からレスリングが除外されました
   
テコンドーは本場韓国の朴槿惠(パククネ)・次期大統領が、訪韓したジャック・ロゲIOC会長に存続を訴えたり、専属のロビイストを国際会議へ派遣して働きかけたといわれています

オリンピック正式種目に決定した’95年の内容ですが、国立韓国体育大学でのテコンドーの練習を公開した記事を久しぶりに読みました。
この大学は国が入学金や学費を負担し、各種目ごとにオリンピックを目指しています。

入学資格は、高校時に国が定めた競技会で3位まで入賞しなければならない
卒業後は国際試合の選手になる場合が多く、メダリストの60%以上がこの大学から誕生しているようです。
メダリストになれなかった生徒たちも、95%以上が全国各地の高級指導員としての食が保障されています。

監督から号令がかかり、10段階のメニューの練習が開始されます。

学生たちは汗を流してシェイプアップするために、稽古着の上にトレーニングウェアを着ています
汗の出方に合わせて上から1枚ずつトレーニングウェアを脱いでいきます

 3列になって練習場を横いっぱいに使い、5分間各自がシャドーでの基本前進稽古。
休憩1分間。

 全員同時に、鏡の前で基本のシャドーをこなす。
監督が歩きながら、一人ひとり気がついたところを注意して指導する。

 鏡の前で全員が基本シャドー。
スピードがその前とは比べものにならないほど速くなる。
1分間の休憩。

 脛と腕にプロテクターをつけて、二人一組になっての組手稽古

 組手稽古。5分間やって1分休憩を3本。順番にずれて相手を変えて繰り返す。
5分間の休憩。この間に蹴り足に太いゴムの負荷をかけた状態で、壁のミットへ向かって蹴りを100本単位で繰り返す特訓を課せられた学生がいました。

 胴にプロテクターをつけて、5分間の二人一組で蹴り技の移動稽古。
1分間休憩

 5分間の屈伸運動。1分間休憩。

 5分間の蹴り技の移動稽古(2回目)。2分間休憩。

 5分間の蹴り技の移動稽古(3回目)。1分間休憩。

 二人一組での組手。一人1アクションで連続攻撃を展開する。最高は連続5攻撃ずつで交代しながら順番に進む。5分間やって1分間休憩で合計3本。

合計1時間20分の練習です。

ここでは取り上げられていなかった柔軟性と跳躍力とパワーアップのストレッチや、軍隊での実戦テコンドーの練習にも興味が湧きます
19日に諸用があり久々に実家に行きました

会津出身の父親に「八重の桜」にちなんだお酒を持っていき、帰りに太郎庵の「八重の夢」をもらってきました


最近「八重の桜」の影響か「什の掟」など耳にする機会が増えました。
会津の気風が見直されるきっかけになると嬉しいです。

同日の日経の春秋にも
「八重の桜」が取り上げられていました

福島県出身の西田敏行さんの熱演が胸に迫る。役柄は会津藩家老、西郷頼母。
武道のファンにはなじみ深い名前でもある。まず柔道と深いかかわりがある。創始者である嘉納治五郎の門下で最強とされ、後の小説「姿三四郎」のモデルと なった西郷四郎は、頼母の養子だった。一方では合気道とも縁がある。開祖・植芝盛平が師事した武田惣角は、頼母から会津藩の武術を伝授された、と称してい た。


武田惣角が頼母の元にいたのは短期間だったようです。
そのために、父の惣吉か祖父の惣右衛門が大東流合気柔術を教えたとする説もあるようです


ちなみに西田敏行さんは、母親の同級生です


福島県人として、「合気」という日本武道が到達した高度な技術を学んでみたいものです



五輪実施種目 近代5種とテコンドーの残留は利権争い

 国際オリンピック委員会(IOC)は2月12日、スイス・ローザンヌで開いた理事会で、2020年夏の五輪で実施する25の中核競技を決めました。

 近代5種の国際競技団体の副会長はIOC理事のサマランチ・ジュニア氏。21年もIOCに君臨した父・サラマンチ前会長の威光も消えない。テコンドーは本場韓国の朴槿惠(パククネ)・次期大統領が、訪韓したジャック・ロゲIOC会長に存続を訴えた。また専属のロビイストを国際会議へ派遣して働きかけたという。

 投票権のなかったロゲ会長を含め、9人が欧州出身者だった影響も囁(ささや)かれる。欧州ではレスリング人気が伸び悩み、レスリング出身の理事は一人もいない。

 スポーツライターの玉木正之さんは、こう語る。

「レスリングは近代五輪の第1回から実施されてきましたが、今回は『伝統vs.商売』の戦いに負けましたね。近代5種とテコンドーが残されたのは利権ですよ。これらの競技を応援しているIOC委員の利権争いです」

リンク: <a title="五輪実施種目 近代5種とテコンドーの残留は利権争い - 速報:@niftyニュース" href="http://news.nifty.com/cs/sports/fightdetail/dot-20130219-2013021900002/1.htm">五輪実施種目 近代5種とテコンドーの残留は利権争い - 速報:@niftyニュース</a>.


スポーツの世界って、、、
ボクシングの世界タイトル認定団体は、主要4団体と10個のマイナー団体が存在します。
全団体の全17階級それぞれに世界チャンピオン(覇者)が存在することになります(スーパーチャンピオン制度を考えないないとして)。

今まで日本ボクシングコミッション(JBC)は、「団体の乱立は好ましくない」として、世界タイトル統括機構をWBAWBCの2大団体だけに認めていました

そう言えばJBCは、日本国内唯一のヘビー級選手と注目を浴びていた西島選手に対して、JBC未公認のWBF世界クルーザー級王座の返上を指示しました
そして、返上しなければ国内での試合を認めずライセンスを剥奪すると発表していました

スポーツの世界は移り変わります。
今後JBCは世界タイトルの認定に対して主要4団体を公認するようです。
つまり、WBO,IBFを公式試合の団体として認めることにします

ちなみに、主要4団体についてみてみます。

WBA(World Boxing Association ):世界ボクシング協会

スリーノックダウン制を採用。さらにスーパーチャンピオン制度まで導入してしまった最古の世界ボクシング機構

WBC(World Boxing Council):世界ボクシング評議会

WBAのアメリカ偏重を嫌って分裂・独立したと言われる団体。フリーノックダウン制や公開採点制度を採用する加盟国がもっとも多いプロボクシング団体

IBF(International Boxing Federation):国際ボクシング連盟

南米主流になりつつあったWBAの流れを、再びアメリカ主導に戻そうとした狙いでドン・キングが暗躍しWBAから独立した団体

WBO(World Boxing Organization):世界ボクシング機構
カリブ地域の不満分子とアメリカの有力プロモーターの思惑が一致し分派し、WBAから分裂してできた団体

今後は4団体となって世界戦が乱立する可能性に対して、JBCの対応や取り組みに注目していきたいです