
竹鼻別院では29日まで「美濃竹鼻ふじまつり」を開催中で、期間中は物販などが行われるほか、イベントステージなどが設けられる。

垂れ下がった薄紫色の花房が満開になっている。

今年は3月の気温が低く、例年よりやや満開が遅れているというが、今日は優艶な薄紫色の花房が咲き誇っている。

竹鼻別院のフジは県指定天然記念物で、樹齢300年以上とされる。樹勢は目通り周囲2.8m、根廻り2.30m、枝張り東西33m、南北15m、樹高2.4m(棚に誘引き)にもなり、1本の木で藤棚を形成している。

樹齢300年以上といわれる一本の古木から約500㎡の藤棚にはうように花房が広がっている様子を別アングルから。

満開の長い花房が人の背丈のあたりまで垂れ下がり、見物客の目を楽しませている。

華麗な薄紫の花が咲き乱れる藤棚の下では、飲食や抹茶のコーナーや露店、スタンプラリーなども催されている。

山門越しに藤棚と本堂を望む。慶長9年(1604)、教如上人は寺を「御坊」とし新加納村から竹ヶ鼻村に移して54ヶ寺を配下にした。その後、竹鼻の下町にあった「御坊専福寺」は、再度の類焼に遇い、宝歴10年(1760)に現在地へ移転して、明治9年(1876)になり「竹鼻別院」と改称された。(現地案内板の由緒による)

左上から時計回りに、山門と長い花房、本堂手前のつつじの植込みと藤棚、薄紫色の花房をズームアップ、藤棚の中央部の様子。

長い花房をズームアップ。

青空に映えるフジの花を下から見上げる。

岐阜県羽島市竹鼻町下城2802 真宗大谷派 竹鼻別院のMAP