「さっちゃんと俺とはそんなんじゃないの。ほんとの友達。俺はいつでもここで働いているんだし、さっちゃんだって駅はそこの駅を使ってんだから、来たきゃ来るよ。きっとさっちゃんもそういうよ。」
納得できてない顔。あの笑顔はどこ?
俺はちょっとしたいらいらと、ストレートに気持ちをぶつけてくるダイレクトさに好感を始めてもった。まあ毎週顔見合せてれば、少しはそんな気も起きるのかな。
「電話するときには、俺が村ちゃんに聞いて電話するから。今は、これはいらないよ。」
といって、紙片を手のひらに返した。わからず屋なのかな。自問自答。
「わかりました。そうですよね。自分たちのきっかけですもんね。」
「ん?違うよ。さっちゃんにはそういう感情じゃないんだ。うまく言えないけど。妹って感じかな。」
「そうなんですか~。でもまあ必要になったら言ってくださいね。」
「わかった。そうする。」
ようやく紙片をエプロンのポケットに突っ込んだ。
