マィメロバレンタィンネイル☆

新規のぉ客サマでした
ベビーピンク×小花柄
ピンク×白のホロドットのMIX柄逆フレンチベースに
マィメロ
チャンとなかまたち~
バレンタィンらしく
それぞれにチョコ
スウィーツを持たせてみました
ご来店
ありがとぅござぃましたぁヾ(^▽^)ノ

永遠の姉妹 第20話『不吉な予感』
「俺は…一体、どうすればいいんだ…」
ベッドの上で、和彦は呟いた。
「忘れればいいのよ…。この夜のことなんか、綺麗さっぱりと忘れてしまえばいいんだわ」
和彦の隣、胸にシーツを巻きつけた知香子が応えた。
「…君は、それでいいのか?」
和彦の問いに、知香子は黙り込む。
「なあ、それでいいのかい?」
和彦は、知香子の肩を揺さぶり問い詰める。
「…よくなんかないわ。でも…まだ今なら戻れるわ。出会わなかった頃に、戻れるでしょう」
和彦の目を見つめ、必死に笑顔を装った。
「いや…」
「…えっ!?」
「戻れないよ。少なくとも…もう俺の中では始まってしまったんだから…」
「…和彦さん」
「知香子…」
ふたりは、裸のまま互いを見つめ合う。
「嬉しいわ…。初めて、名前で呼んでくれて…」
「あぁ…知香子…」
ベッドの上、ふたりは絡まり合い、貪るように愛を確かめ合った。
<知香子は、和彦を本気で愛し始めてしまっていた。それが、まさか姉の恋人だとも知らずに…。
この夜を契機に、途切れることのない姉妹の因縁は、更なる深みへと足を踏み入れていくのであった。>
「どうしたの、寝不足?顔色が優れないみたいだけど」
翌日、会社の女子更衣室で制服に着替えていた知永子は、美和に話しかけられた。
「ええ…ちょっと考え事をしてたら、何か…寝付けなくなっちゃって…」
知永子はリボンの結びながら、ロッカーの鏡で自分の顔を確認した。確かに、少し疲れているように見える。目の下には、うっすらと隈ができていた。
「何があったのよ。主任の件も丸く収まったことだし、何を考えこむ必要があるっていうの?」
「その…和彦のことなんだけど…」
「何?何があったって言うのよ?」
美和は、瞳を輝かせて知永子に問いかけた。
「別に…何があったってわけじゃないの。ただ…何か気になるの。何か…彼が、大事なことを隠しているような気がして…」
「ふ~ん…。きっと、それは女の第六感ね」
美和は、きっぱりと言い切る。
「…女の、第六感!?」
「そう!知永子、あんたは女の鋭い嗅覚で嗅ぎつけたのよ」
「どうゆうこと…」
「決まってるじゃない。女よ、女。他に何があるって言うのよ」
不安がる知永子の顔を覗き込みながら、美和は宣った。
「そんな…まさか、和彦に限ってそんなこと…」「そう思うんなら、彼の携帯を見てご覧なさい」「け、携帯…」
「そう、携帯。あれを見れば相手が何を考えているか、手に取るように解るんだから。携帯は持ち主の心を語る、よ」
知永子の両肩を掴んで、けしかける。
「そんなこと、出来ないわ」
「…まあ、実行に移すかどうかは知永子次第だけど。もし、そうゆう女がいるのなら、早い段階で潰しておくに限ると、あたしは思うわね」
そう言い残し、美和は更衣室を後にした。ひとり残された知永子は、今一度鏡の中の自分と対峙する。
彼に…わたし以外の女がいる!?
鏡に映った、もうひとりの自分に問いかけた。
<知永子の胸に芽生えたかすかな疑念。やがてその疑念は、彼女の心を焦がす火種へと姿を変える。
そしてそれは、知永子自身も知らなかった、自らの夜叉の一面を炙り出す、地獄の業火へと発展していくのである。>
「おい。ちょっといいか?」
仕事を終え、いそいそと帰り支度をしていた知香子に、仁が声をかける。
「悪いけど、急いでるの」
知香子は鏡を見つめたまま、素っ気なく返した。念入りに、口紅を引き直す。
近くのバーで、和彦が待っているのだ。今朝別れたばかりのはずなのに、一秒でも早く会いたい。そして、彼に抱かれたかった。
「…あの男か?」
「だったら何?」
「一体、どうしたって言うんだ。ひとりの男にそこまで執着するなんて…お前らしくないぞ!」
仁は、荒々しく知香子に詰め寄る。
「そうかも知れないわね」
「えっ!?」
「…でも、今のあたしには、自分らしさなんてどうでもいいのよ」
鏡越しに、知香子は笑った。
「…だから、周りの人間からどう思われようと、気にもならないわ」
「…知香子」
「あたしは、彼を愛してる」
知香子はきっぱりと言い切った。捨てられた子犬のように立ち尽くす仁を置き去りに、店を出る。
「和彦!」
待ち合わせのバーに駆け込んできた知香子は、和彦に手を上げた。
「会いたかったわ」
言いながら、和彦の隣に座る。
「あぁ、俺もだよ」
和彦は知香子の手を握り、言った。知香子は、和彦の肩にしなだれかかる。
「何故かしら…ついさっき別れたばかりのはずなのに、もう十年も離れ離れでいたみたい…。あなたに、少しでも早く会いたかったわ」
「俺も…今日一日君のことが…君の体が頭から離れなかった」
「あたしも…」
人目はばからず、熱く見つめ合う。
「…もう、我慢できないよ。なあ、いいだろう?」
「ええ。あたしも、あなたに早く愛されたいわ」
和彦は知香子の手を強く握り、立ち上がった。ふたりは、体を寄せ合いながらバーを出る。
まさか、その様子を美和が凝視しているとは夢にも思わずに…。
週末、知永子は和彦のマンションにいた。レンタルビデオを借り、ふたりでそれを見る。
「夕飯どうする?」
見終わったビデオを取り出しながら、和彦が尋ねた。
「どこかに食べに行こうか?」
「わたしが作るわよ。お祝いをしようって言っていたのに…なあなあになってるじゃない?せめて、それぐらいはさせてちょうだい」
言いながら、知永子はキッチンに向かう。冷蔵庫を開け、中身を確かめた。
「何が食べたい?」
「…そうだな。何かさっぱりしたものがいいな。最近、外食続きで胃がもたれ気味なんだ」
「解ったわ。じゃあ、冷製パスタでいい?トマトとバジルのやつ。和彦好きでしょ?」
「あぁ…何か足りない具材があったら買ってくるけど」
「じゃあ、お願い」
知永子は、手早くメモを書き、和彦に手渡す。
「ちょっと、行ってくるよ」
メモを片手に、和彦は部屋を出た。
下拵えを始めた知永子は、肝心のパスタが切れていることに気づく。和彦に連絡を取ろうと携帯を鳴らしたが、それはリビングのソファに置き去りにされていた。
「もう…」
知永子は、溜め息をつく。その時、ふいに美和の言葉を思い出した。
携帯は持ち主の心を語る、よ。
今なら、それを実行に移すことが出来るのだ。そう思ったら、居ても立ってもいられなくなる。
ちょっとだけ…。
知永子は自分にそう言い訳し、和彦の携帯に手を伸ばした。
つづく
ベッドの上で、和彦は呟いた。
「忘れればいいのよ…。この夜のことなんか、綺麗さっぱりと忘れてしまえばいいんだわ」
和彦の隣、胸にシーツを巻きつけた知香子が応えた。
「…君は、それでいいのか?」
和彦の問いに、知香子は黙り込む。
「なあ、それでいいのかい?」
和彦は、知香子の肩を揺さぶり問い詰める。
「…よくなんかないわ。でも…まだ今なら戻れるわ。出会わなかった頃に、戻れるでしょう」
和彦の目を見つめ、必死に笑顔を装った。
「いや…」
「…えっ!?」
「戻れないよ。少なくとも…もう俺の中では始まってしまったんだから…」
「…和彦さん」
「知香子…」
ふたりは、裸のまま互いを見つめ合う。
「嬉しいわ…。初めて、名前で呼んでくれて…」
「あぁ…知香子…」
ベッドの上、ふたりは絡まり合い、貪るように愛を確かめ合った。
<知香子は、和彦を本気で愛し始めてしまっていた。それが、まさか姉の恋人だとも知らずに…。
この夜を契機に、途切れることのない姉妹の因縁は、更なる深みへと足を踏み入れていくのであった。>
「どうしたの、寝不足?顔色が優れないみたいだけど」
翌日、会社の女子更衣室で制服に着替えていた知永子は、美和に話しかけられた。
「ええ…ちょっと考え事をしてたら、何か…寝付けなくなっちゃって…」
知永子はリボンの結びながら、ロッカーの鏡で自分の顔を確認した。確かに、少し疲れているように見える。目の下には、うっすらと隈ができていた。
「何があったのよ。主任の件も丸く収まったことだし、何を考えこむ必要があるっていうの?」
「その…和彦のことなんだけど…」
「何?何があったって言うのよ?」
美和は、瞳を輝かせて知永子に問いかけた。
「別に…何があったってわけじゃないの。ただ…何か気になるの。何か…彼が、大事なことを隠しているような気がして…」
「ふ~ん…。きっと、それは女の第六感ね」
美和は、きっぱりと言い切る。
「…女の、第六感!?」
「そう!知永子、あんたは女の鋭い嗅覚で嗅ぎつけたのよ」
「どうゆうこと…」
「決まってるじゃない。女よ、女。他に何があるって言うのよ」
不安がる知永子の顔を覗き込みながら、美和は宣った。
「そんな…まさか、和彦に限ってそんなこと…」「そう思うんなら、彼の携帯を見てご覧なさい」「け、携帯…」
「そう、携帯。あれを見れば相手が何を考えているか、手に取るように解るんだから。携帯は持ち主の心を語る、よ」
知永子の両肩を掴んで、けしかける。
「そんなこと、出来ないわ」
「…まあ、実行に移すかどうかは知永子次第だけど。もし、そうゆう女がいるのなら、早い段階で潰しておくに限ると、あたしは思うわね」
そう言い残し、美和は更衣室を後にした。ひとり残された知永子は、今一度鏡の中の自分と対峙する。
彼に…わたし以外の女がいる!?
鏡に映った、もうひとりの自分に問いかけた。
<知永子の胸に芽生えたかすかな疑念。やがてその疑念は、彼女の心を焦がす火種へと姿を変える。
そしてそれは、知永子自身も知らなかった、自らの夜叉の一面を炙り出す、地獄の業火へと発展していくのである。>
「おい。ちょっといいか?」
仕事を終え、いそいそと帰り支度をしていた知香子に、仁が声をかける。
「悪いけど、急いでるの」
知香子は鏡を見つめたまま、素っ気なく返した。念入りに、口紅を引き直す。
近くのバーで、和彦が待っているのだ。今朝別れたばかりのはずなのに、一秒でも早く会いたい。そして、彼に抱かれたかった。
「…あの男か?」
「だったら何?」
「一体、どうしたって言うんだ。ひとりの男にそこまで執着するなんて…お前らしくないぞ!」
仁は、荒々しく知香子に詰め寄る。
「そうかも知れないわね」
「えっ!?」
「…でも、今のあたしには、自分らしさなんてどうでもいいのよ」
鏡越しに、知香子は笑った。
「…だから、周りの人間からどう思われようと、気にもならないわ」
「…知香子」
「あたしは、彼を愛してる」
知香子はきっぱりと言い切った。捨てられた子犬のように立ち尽くす仁を置き去りに、店を出る。
「和彦!」
待ち合わせのバーに駆け込んできた知香子は、和彦に手を上げた。
「会いたかったわ」
言いながら、和彦の隣に座る。
「あぁ、俺もだよ」
和彦は知香子の手を握り、言った。知香子は、和彦の肩にしなだれかかる。
「何故かしら…ついさっき別れたばかりのはずなのに、もう十年も離れ離れでいたみたい…。あなたに、少しでも早く会いたかったわ」
「俺も…今日一日君のことが…君の体が頭から離れなかった」
「あたしも…」
人目はばからず、熱く見つめ合う。
「…もう、我慢できないよ。なあ、いいだろう?」
「ええ。あたしも、あなたに早く愛されたいわ」
和彦は知香子の手を強く握り、立ち上がった。ふたりは、体を寄せ合いながらバーを出る。
まさか、その様子を美和が凝視しているとは夢にも思わずに…。
週末、知永子は和彦のマンションにいた。レンタルビデオを借り、ふたりでそれを見る。
「夕飯どうする?」
見終わったビデオを取り出しながら、和彦が尋ねた。
「どこかに食べに行こうか?」
「わたしが作るわよ。お祝いをしようって言っていたのに…なあなあになってるじゃない?せめて、それぐらいはさせてちょうだい」
言いながら、知永子はキッチンに向かう。冷蔵庫を開け、中身を確かめた。
「何が食べたい?」
「…そうだな。何かさっぱりしたものがいいな。最近、外食続きで胃がもたれ気味なんだ」
「解ったわ。じゃあ、冷製パスタでいい?トマトとバジルのやつ。和彦好きでしょ?」
「あぁ…何か足りない具材があったら買ってくるけど」
「じゃあ、お願い」
知永子は、手早くメモを書き、和彦に手渡す。
「ちょっと、行ってくるよ」
メモを片手に、和彦は部屋を出た。
下拵えを始めた知永子は、肝心のパスタが切れていることに気づく。和彦に連絡を取ろうと携帯を鳴らしたが、それはリビングのソファに置き去りにされていた。
「もう…」
知永子は、溜め息をつく。その時、ふいに美和の言葉を思い出した。
携帯は持ち主の心を語る、よ。
今なら、それを実行に移すことが出来るのだ。そう思ったら、居ても立ってもいられなくなる。
ちょっとだけ…。
知永子は自分にそう言い訳し、和彦の携帯に手を伸ばした。
つづく




