いよいよ改元となり、平成から令和に時代が移りました。

自分としては、昭和・平成・令和と三つの時代を生きることになります。こうなると、次の時代もと考えてしまいますね。

 

さて、去る平成31年4月27日に行われた、谷川山梅林院開山忌の様子をご報告いたします。

 

梅林院の御開山様は、界巌繁越(かいがんはんのつ)禅師です。ご命日の法要となる開山忌は、毎年門葉寺院の皆様にお集まりいただき、厳粛に勤めさせていただいております。

 

今年は、はっきりしない天気ではありましたが、事故怪我などもなく、無事に行うことができました。

 

また、今年は住職が参拝の旅で知り合った「佐藤忠道先生」をお招きして、「原子力と放射線」についての講演、「尺八と梅花」の演奏を披露してくださり、お集まりいただいた檀信徒の皆様を大いに楽しませてくださいました。

 

梅林院にとっても一大行事ですので、毎日様々な準備をしてきました。無事に勤めることができて何よりでした。

ご随喜、ご出席して下さいました皆様、ありがとうございました!

 

【当日は天候がはっきりしませんでした】

 

【入堂される導師】

 

【献供出班(けんぐしゅつばん)という最上級の法要です】

 

【御開山さまに食事やお茶などをお供えをします】

 

【導師による法語】

 

【講演の様子】

 

【佐藤忠道先生】

4月8日は、お釈迦様の誕生日です。
「釈尊降誕会」とか「花まつり」「灌仏会」などと呼ばれ、お祝いの法要が行われます。
 
今からおよそ2500年前のインド国境に近いネパールの地でお生まれになられたお釈迦様。
生まれた時には辺り一面に花が咲き誇ったという言い伝えから、お釈迦様の誕生日にはたくさんの花をおまつりしてお祝いすることから「花まつり」と言われます。
 
私が住んでいる静岡県藤枝市岡部町には、「岡部町仏教会」という会があり、各種仏教行事を行っています。
「花まつり」もその一つで、町内の寺院が持ち回りで会場となって行います。
今年は、岡部町朝比奈にある「清養寺」様をお借りして実施されました。

【清養寺 本堂】

 

 

【本堂に祀られる誕生仏】

 

 

【岡部町仏教会の誕生仏はとても大きいです!】
 
 
 
 
 
法要が終わると、私はすぐに移動。
実弟が住職をつとめる藤枝市下薮田にある「最林寺」様にて花まつり法要を行いました。
お檀家様、梅花講員の皆様、地域の子供たちが集まってくださり、盛大に行われました。
【法要を行い、灌仏を行いました】
 
【法話もさせていただきました】
 
 
 
 
 
静岡県第一宗務所青年会でも花まつりにちなんで、駅に立って「花配り」を行いました。
多くの方が誕生仏に手を合わせて下さりました。
「なつかしい」という声をいただき、喜んでくださる方がたくさんいらっしゃって、ありがたい気持ちになりました。
お花を手に取ると皆さん笑顔になられて、花って素晴らしいなと再確認。
用意した花はあっという間になくなる盛況ぶりでした。
 
【たくさんの花を用意】
 
【灌仏をして、手を合わせてくださる皆様】
 

 

 

あちらこちらで花まつりが行われ、忙しく走り回りましたが、多くの皆様に手を合わせてお祝いしていただくことができてよかったです。

お参りくださった皆様、ありがとうございました。

 

お釈迦様の教えに従って、平和でしあわせな世界になりますように努めていきたいと思います。

 

4月に入りました。
1月は「行く」
2月は「逃げる」
3月は「去る」
と言われるように、あっという間に過ぎていきました。
 
春の彼岸を境に陽の出る時間も長くなり、外に出ることが気持ちよくなりました。
 
春ですね〜。
 
梅林院の境内にも様々な植物があり、1週間くらい前から「もみじ」が色づき始めました。
あまり詳しいことがわからないのですが、春と秋にキレイに色づきます。調べてみると、これが花なんですかね?
 
間も無く、4月8日、お釈迦様の誕生日です。
お誕生のお祝いに、花見がてら是非お参りに来てください。
 

【本堂前のもみじ】

 

 

 

【青空に映えます】

 

 

 

【池の横にあるもみじは赤い】

 

 

 

【ここからの風景は落ち着きます】

 

 

 

【桜も咲き始めました。梅林院の上空は飛行機の通り道。】

 

 

【梅の実がつき始めました】

 

 

 

 

 
2月15日は、お釈迦様のご命日です。
この日にお釈迦様を偲んで行われる法要を「涅槃会(ねはんえ)」と言います。
 
「涅槃」とはインドのことば、サンスクリット語で「ニルヴァーナ」といい、「吹き消す」という意味があります。
このことから、「煩悩の炎が消える」と「命の火が消える」という捉え方ができます。
 
法要は、梅林院方丈様と、副住職の私、梅花講員の皆様によって行われました。
 
 
梅林院にも涅槃図があり、祀らせていただきましたが、この絵を見ているとたくさんの教えが描かれています。
 
そこで、ひとつ。
 
お釈迦様はこの時どの方角に頭を向けて横になっていらっしゃるかご存知ですか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
答えは「北」です。
 
 
お檀家様に聞いてみると何となく「北」だと思われるそうですが、これはたぶん「北枕」ということばがあるからでしょう。このお釈迦様のお姿が「北枕」の由来なります。
 
お釈迦様が入滅(にゅうめつ)される時には、頭北面西(ずほくめんさい)のお姿であったと言われます。
 
そこで、日本ではこのお釈迦様の亡くなられたお姿に少しでも近づけるように(成仏できるように)と、亡くなられた方を北枕にして寝かせるようになりました。
 
すると、「北枕は亡くなった人が行うこと」となって、それを忌み嫌うようになって、「北枕は縁起が悪い」となったのです。
 
当然ながら、仏教では「北枕が悪い」という考えはありません。お釈迦様のお姿が悪いなんてありえないですから。
 
皆さんも、知らず知らずのうちに「北枕は良く無い」と教わって、方角を気にしながら寝ていらっしゃる方もいることと思います。単なる迷信ですから、気にする必要はないのです。ただ、それぞれ考え方もあると思いますし、風水的にはむしろ北が良いとも言われているようですので、ご自身の思うように寝ていただければ良いと思います。
 
ただ、一人の人間であったお釈迦様が、どの方向を向いていたかによって、これだけ多くの人が動かされていることに改めて驚きを感じます。それだけ影響力のある偉大な方なのだということがわかりますね。
仏教を詳しく知らなくとも、いつの間にかお釈迦様の教えの中で生かされてることに気づきますね。
 
 
他にもたくさんの教えがありますが、それはまたの機会に!

 








2月14日
曹洞宗第一宗務所青年会の研修会として、救命講習を受講致しました。
会場は、沼津市にある霊山寺さまをお借りしました。


救護の基本、心臓マッサージ、人工呼吸、AEDの使用方法など、人命救助における基本を学ばせていただきました。

私は、高校教員のときにも研修を受けておりますので、基本的なことはわかっておりましたが、そのやり方は日々進歩しているとのことで、新たな学びがありました。

3時間の講習で、最初は正直「長いな...」と思っておりましたが、実践しながらの講習はあっという間に過ぎて行きました。途中には「効果測定」も実施され、皆真剣に取り組んでいる姿が印象的でした。

この経験を生かす場がないことが一番ですが、万が一の状況では迅速な対応ができればと思います。