そもそもトイザらスの建物の形などに興味を持つ人はいるかはわかりませんが。

今回はそういうのが気になったので書いてみようと思います。

 

 

↑基本となる日本の郊外型トイザらスの店舗です。

 

 

まず、日本のトイザらスの建物の話をする前に、アメリカのトイザらスの建物について語る必要があるため、アメリカのトイザらスの話からしようと思います。

 

 

今回は情報のある1970年代からの話。トイザらスがチェーン店になったのは1950年代からですが、情報が無いため1970年代からの話とさせていただきます。

 

 

 

1.1970年代~1989年頃

17 historic retro pictures of the old Toys 'R' Us store in Preston before  it closed its doors for good

こちらが当時アメリカで主流だったトイザラスの店舗です。

イギリスにもトイザラスが出店していましたが、ごく初期のイギリスの店舗もこのような形でした。

 

屋根の部分が凹凸になっているまるでお城の要塞のような形。

 

 

開業当時のハローマック」を見る。 | ハローマックを中心とした居抜きなどのブログ

まるでハローマックのような形をしています。

 

 

 

トイザラスの創業者であるチャールズ・ラザラスはまず、郊外出店をするにあたって45,000~50,000平方フィート(約4600㎡)の店舗を基本としました。

 

 

17 historic retro pictures of the old Toys 'R' Us store in Preston before  it closed its doors for good

建物の形としてはこのようなもの。

屋根の部分は基本的に瓦葺きですが、一部は銅板で出来ていたもの。

 

また、建物の壁は赤、青、黄、緑の4色のストライプ模様。これはまるでカラフルなカーテンであると称されたこともあったそうです。

このストライプ模様は木の板で出来ています。子供たちはカラフルなのが好きなので、トイザらスは明るい場所であるという事をアピールしたかったのでしょう。

 

 

基本的な形としては「Toys "R" Us」の文字とジェフリー(キリンのキャラクター)がセットで置かれています。

 

 

Remembering Sunnyvale's Haunted Toys R Us | KQED

↑超初期の店舗。左側に居るのは初代ジェフリーです。

店舗の入口に書かれている文字は「The CHILDREN'S Bargain Town」というもの。

 

 

 

↑1972年、初めてトイザラスがCMとして流したもの。この時には既にこの建物の形であることがわかります。

 

 

 

The Caldor Rainbow: Toys "R" Us Design Timeline: 1970's-1989

↑ちなみに夜になると文字部分が光ります。日本のトイザらスの店舗も「Toys "R" Us」の文字は光ったりします(郊外店舗)。

 

 

他にも、この形の店舗には細かい種類がいくつも存在するのですが、あまりにバリエーションが多いうえ、あまりにも細かすぎるのでここでは書かないこととします。これが初期のトイザらスの建物、ということです。

 

 

 

Toys "R" Us Design Timeline: 1970's-1989

↑凹凸が目立たない店舗もありました。

 

 

 

↑1976年のCMにもこの建物が出ています。アニメーションですが、当時の様子が分かるかなと思います。

 

 

 

1980年代に入ると「入口」「出口」で出入り口が分かれていく店舗が登場します。

 

 

↑トイザラス岩槻店(閉店)。こんな感じのものです。地味に「ENTRANCE」の「R」の字が反対になっています。

 

 

 

↑アメリカではこんなものです。

 

 

 

 

一方、イギリスの店舗でもこの形の建物が採用されていました。

 

 

 

 

 

ではなぜ、この建物の形は日本には存在しなかったのか?

 

答えは、トイザらスの日本1号店開店地点では既にこの建物の形は存在しなかったからです。

 

 

トイザラス1号店の開店は1991年。もうこの地点ではより大型の店舗として建物を作っていました。

 

12月20日 玩具トイザらス、日本1号店を開店 - 日本経済新聞

↑トイザラス1号店開店セレモニーの様子。茨城県。

 

 

 

 

↑基本的に日本の90年代に出来たトイザらスはこのような形です。

上記の画像の店舗は2024年に閉店したトイザらス厚木店。国内50店舗目の出店ですが、このような形です。

 

 

↑アメリカの店舗も90年代に入るとこのような形の建物でした。

 

 

 

今の日本のトイザらスは上記の画像のような建物か、テナント型(日本のトイザらスの店舗のほとんどはテナントですが)となっています。

 

 

では、他にアメリカではどのような建物の形があったのかをみていきます。

 

 

 

 

D.C. Suburbs, Unscathed By Prior Mass Retail Closings, Hit With 12 Toys R Us  Vacancies

↑全面ガラス型。凄い量のガラスです。日本のトイザらスも入口に横一列にガラスだったりしますが、その比じゃないです。

恐らく、太陽の光をガラスを通して店内に入れて、より明るい雰囲気を作ろうとしたのでしょう。

 

 

 

Toys R Us 2021 Abandoned Lights still running Jackson Tennessee Stroll Down  Memory Lane URBEX - YouTube

↑こちらも全面ガラス。

 

 

 

 

Plans submitted for empty Toys R Us store on Teesside Park | The Northern  Echo

↑入口が体育館みたいに曲がっている店舗。イギリスで存在したそうです。

 

 

 

↑その建物の形を反映したイギリスのトイザらスのCM(2009年)。

 

 

 

 

Toys 'R' Us on Broadway in Vancouver to close, iconic sign in limbo : r /vancouver

↑カナダのバンクーバー?にあった店舗だそうです。Redditにも取り上げられており、有名な店舗らしいですが詳細は不明です。

 

 

 

 

 

↑こういうゴリ押しみたいに凹凸を作っていたトイザラスの店舗もあったそうです。

 

 

 

ちなみに日本のトイザらスの郊外型店舗は……

 

昔のトイザらスの名残が残るトイザらス厚木店を訪ねて【2024/1/21閉店】 | ハローマックを中心とした居抜きなどのブログ

昔のトイザらスの名残が残る「トイザらス岩槻店」を訪ねて【2025年1月13日閉店】 | ハローマックを中心とした居抜きなどのブログ

青色と白色の店舗があります。

なお、青色の店舗の方が古いです。2026年現在、青色の塗装がそのまま残っているトイザらスの店舗も相当減っているのではないでしょうか。

 

 

 

 

以上です。調べてみると、思ったよりレパートリーが少ないなと思いました。

ですが、トイザらスが倒産して数年経ち、居抜きとして残っている店舗こそあるものの初期の凹凸型トイザラスは極めて少なくなっています。

アメリカに行く機会があれば撮影したいですが……。

 

 

【愛知県東海市 東海店】

2026年1月以来、約5ヶ月ぶりのハローマック訪問がここ愛知県東海市の店舗。

 

奥に見えるものは東京靴流通センターの建物ではありません。特殊な形をしているだけの別の店舗です。

東京靴流通センターは現役です。

 

 

 

全体的な建物の形としては普通の店舗。凹凸は四方に存在します。

 

 

塔の形は正方形。普通のハローマックは塔の部分が斜めですが、中部地方のハローマックは画像のように長方形であることが多いです。

 

照明は2つずつあり、手前(駐車場側)と横側(歩道側)で合計4つです。

 

 

 

↑歩道側から見た塔部分。歩道及び駐車場部分以外のところに照明がないということがわかります。

 

ただ、凹凸はしっかりとあります。

 

 

真裏から見るとわかりやすいかもしれません。凹凸が四方にあるということが。

 

 

 

建物は斜め入り口。また、照明は天井部分(画像で言うと「e」などの部分)に均等に置かれています。

 

 

歩道側から建物を見てみると、建物の裏側の見えない部分に当時の塗装(ピンク色)が見えます。こんなところまで徹底的に色を塗り、凹凸を作っているのにこだわりを感じます。

 

 

 

蛍光灯は1本ずつのもの。

 

 

建物の裏部分。ここにも凹凸があります。

 

ハローマックの建物特有の「はしご」が残っていました。

 

 

 

↑東京靴流通センター東海店

 

↑元マックハウス東海店

 

↑ハローマック、マックハウスの看板(リサと書いているもの)、東京靴流通センターを1枚に収めたもの。この3つが揃った場所を自分は「チヨダトリオ」と呼んでいます。

 

 

【このハローマックの情報】

住所:愛知県東海市中央町7-90

現在入居しているもの:サンレジャン 東海店

建物の形:城型(四角)

東京靴流通センター: ⚪︎

マックハウス:△(現:モノ市場 東海店)

アクセス:

・知多バス「木庭西(こんばにし)」徒歩約1分

・名鉄常滑線/河和線「太田川」徒歩15分

訪問月日:2026年6月4日

※ネタバレ注意

 

 

 

2024年10月以来2度目となるVTuberのAZKiさん。

 

ジオゲッサーの配信は数多く、ハローマックマップもちょっとだけ行われていたりしたのですが、今回約1年4か月ぶりにハローマックメインの配信が行われたので今回も解説文を書こうと思います。

 

 

 

↑前回の記事です。
 
 
 
 
1.北海道函館市 函館本通店
北海道の左下にある函館市などにもハローマックは存在します。
函館市だと他にも桔梗(ききょう)というところにもハローマックが存在するため、函館市には2店舗存在することになります。
 
この函館本通はハローマックももちろん存在しますが、「おもちゃのBANBAN」という靴のマルトミ系統のおもちゃ屋さんも存在していました。
 
ハローマック跡地の牛角はここ函館と富山県射水市(いみずし)にある「小杉店」が該当します(塔が残っている物)。
また、山形県山形市の「桜田店」もハローマックの建物を使った牛角が存在していますが、こちらは搭が解体されています(ただし凹凸部分が埋められた跡地がある)。
 
 

ハローマック桜田店閉店当時の様子

 
 
 
 
2.大阪府泉南市 泉南店
自分が訪れたハローマック12店舗目。大阪府南部にあるハローマックです。
最寄り駅は南海本線吉見ノ里駅。建物はほんの少し土地が上がっています。
 
また、同じ道路沿いに元「おもちゃのBANBAN」も存在しており、おもちゃ屋が2店舗連続並んでいたということになります。
 
ちなみに画像では見えないですが建物の反対側にハローマック当時のピンク色塗装が残っています。
 
 
本来このような土地の場所の場合、ハローマックの搭の部分は建物の中央部分に作られることが多いのですが(当ブログでは「中央型」という名前を称しています)、この店舗は恐らく初期の建物なので斜めの搭が建物の端の方にあります。
同じような仕組みだと兵庫県三田市の三田店にも該当します。
 
 
 
 
 
3.青森県三沢市 三沢店
三沢市はロードサイドも存在する市。しかしこのハローマックの建物は大通り沿いではなく、側道にあります。つまり少し離れたところ。
先ほどの泉南市のハローマックも今のメインストリートの国道沿いではなく、旧メインストリート的存在の場所にハローマックの建物が存在するので、恐らくここ三沢市のハローマックも当時はここがメインストリートだったと思われます。
 
建物の形としては城型。ハローマックの跡地がリサイクルショップなのは本当によくある事例です。
 
 
 
 
4.茨城県守谷市 守谷店
元々は搭の部分が存在していたのですが塔の部分が解体されています。配信では「こんなパターンもあるのか」と言っていましたが、ただたんに塔が解体されただけです。
凹凸があるのがハローマックだったという証拠。
 
 
建物自体は守谷市のかなりギリギリにあり、少し北に行けば「つくばみらい市」になります。
 
 
 
 
5.群馬県高崎市 群馬町店
駐車場が非常に広い店舗。「群馬町店」なのか「金古店」なのか不明な店舗でしたが、最終的に群馬町店という名前が結論となりました。
この隣には20年以上「靴流通センター」の文字が見える東京靴流通センターの建物も存在しており(現存)、ハローマックと東京靴流通センターが同じ場所にあったとされます。
 
このハローマックの建物から見て反対車線側にはドラッグストアがあります。ハローマックとドラッグストアはどっちが先に出来たのでしょうか……。
 
ちなみにこの店舗もではなく側道にあります。メインストリートから結構入り込まないとこの建物は見えないです。
 
 
 
 
6.岩手県盛岡市 盛岡西仙北店
盛岡市、4店舗もハローマックが存在したのですがこの店舗は当時、特定が非常に難しかったです(店名探すのが)。
 
現在はブライダル専門店。
 
 
 
 
7.三重県鈴鹿市 鈴鹿店
極めて紛らわしいのですがこの建物は「東京靴流通センター」であり「ハローマック」ではないのを確認しています。
厳密に言うとハローマックの建物があったのはこの建物の隣にある「備長扇屋鈴鹿店」。ハローマックの建物は現存していません。
 
三重県をはじめとした中部地方のハローマックの建物は東京靴流通センターと全く同じ建物の形をしているので、極めて判別が困難です。
実際自分もこの建物がハローマックではないと気が付いたのは2025年の話なので……。
 
 
鈴鹿市にはここ鈴鹿店とは別に「白子店」も存在しています。
一方、鈴鹿店は「ハローマック」「東京靴流通センター」「マックハウス」の3つがある(マックハウスの建物は少し離れていますが)「チヨダトリオ(公式名称『チヨダ村』)」となっています。
 
 
 
 
8.山梨県甲斐市 竜王店
スタジオアリスがハローマックの居抜きで入っているのは主に首都圏。大阪府にも寝屋川市に1店舗、愛知県にも豊橋市に1店舗ある以外はほとんど首都圏です。
 
この店舗は見た限り東京靴流通センターの建物の形をしていますが、ハローマック。
山梨県の他の店舗は斜めの搭なので、長方形の搭をしている山梨県の店舗はここ竜王店だけです。
 
 
 
9.広島県安芸高田市 FC広島吉田店
聖地。
 
ハローマックの建物をそのままおもちゃ屋にしている店舗はいくつかありますし、ハローマックのキャラクターであるマックライオンの塗装が残っている店舗もいくつか存在しますが、ハローマック時代の建物をそのまま残しているのは全国でこの店舗のみ。
 
右から「ザ・シューズ(西日本版東京靴流通センター)」「ハローマック」「本屋(チヨダと関係無し)」という3つの建物がありますが、90年代は全て同じオーナーだったそうです。
 
ここはヒロのハローマック探訪記の100店舗目で訪れたところです。
店主による簡単なインタビュー記事もありますので是非。
 

 

 
広島市中心部から路線バスで片道1時間半かかる遠い場所ですが、訪れる価値は極めて高いです。
 
 
 
10.宮崎県宮崎市 恒久店
北に行くと(画像右側)大淀川という大きい川を渡ります。
この建物自体はシンプルな青色の塗装。ちなみに「エロ本屋」です。
 
ハローマックを過ぎると川を渡るような土地というのは、高知県高知市にある高知潮江店も似たような土地に建物があります。
 
 
 
11.京都府舞鶴店 東舞鶴店

2019年に訪れたときは別の店でしたが、今ではジムが入っています。

この店舗は「東舞鶴駅」から徒歩3分と言うかなり近い場所にあり、東舞鶴駅のホームからも建物が見えます。

 

 

この店舗の特徴として、入り口部分に謎の屋根の装飾があることです。

石川県の内灘店や富山県の黒部店(解体済)などでも同じものを見ることが出来ます。

 

個人的な思い出としてはこの店舗を訪れたとき、道を間違えて列車に乗り遅れそうになった想い出があります……。

 

 

 

12.滋賀県長浜市 長浜店

駅から結構離れており、この店舗に訪れるには長浜駅からバスに乗ることになります。

隣にはココイチがあり、ハローマックとココイチが同じ駐車場を共有していると思われます。

 

滋賀県のハローマックは割と解体されている率が高いのですが、ここは残っている店舗です。

 

「犬と猫」というペットショップが入っていますが、「クーリク」以外のペットショップが入っているハローマックの建物居抜きは恐らく全国でここと愛知県あま市の店舗だけです。

 

 

 

13.北海道釧路市 釧路店

工事中なのは何の店舗でしょうか。もともとはワークハンター946(2003年6月開店)という工具屋さんが入っていましたが……(搭は解体されたそうです)。

釧路市には2店舗のハローマックがあり、もう一つの店舗は解体されて現在はガソリンスタンドが出来ています。

 

また、「釧路町」にもハローマックがありました。

 

 

 

14.滋賀県守山市 守山店

 

訪問しています。5年前に訪問したの懐かしいですね。
 
滋賀県のハローマックの建物は割と解体されている率が高いのですが、先ほどの長浜店と並んでここも建物が残っています。
リサイクルショップが入るのはハローマック居抜きあるある。
同じリサイクルマートがハローマックの居抜きで入っている例として、福井県にも同じような店舗が存在します。
 
建物の形は城型店舗。
 
最寄りのバス停にバス来なかった。
 
 
 
15.愛知県あま市 七宝店
出ました。長浜店に続いて同じ系列のペットショップ。
 
 
最寄り駅は名鉄の駅になるのですが、結構遠い場所にあります。名鉄の七宝駅からは約3km離れているので徒歩で行くにはかなり遠いです。
愛知県は中部地方なので法則通り塔の部分は斜めではなく長方形。どちらかというとこちらは正方形ですが。
 
搭の部分が分かれているのは建物とは別に塔の部分だけ単独で作り、付け足したからと思われます。
この建物の作り方はハローマックあるあるです。
 
 
 
 
今回は15店舗でした。前回は20店舗、今回は15店舗。被り無し。
建物が残っているハローマックの方が圧倒的に多いので、本当に凄いなと思いました。