26日に放送されたテレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!! 3時間スペシャル」に、かつて日本テレビ系「マネーの虎」に出演していた輸入販売業の南原竜樹氏が「しくじり社長」として出演した。
【生い立ち】
1960年5月29日岡山県で生を授かる。愛知工業大学在学中から車に魅了され、1983年卒業旅行でドイツへ行った際、日本との価格差に衝撃を受け、帰国後、自動車の輸入販売事業を本格的に行う。1988年2月12日にオートトレーディングルフトジャパン株式会社を設立した。
【起業】
バブル期には、当時関口房朗氏が社長であった株式会社メイテックに社員の福利厚生の一環として「誰も買わない海の家を作るよりフェラーリを買いませんか?」と売り込み、新車価格およそ4700万円のF40を2億円で売りさばき、実際に購入したメイテックはメディアを賑わし、大きな宣伝効果となった。
【社員に対しての扱い】
この当時南原氏は、自身で起業し会社を大きくしていた自信から自分の有能ぶりに酔いしれるようになる。会議の際は、部下の意見には一切聞く耳も持たず、自身の意見ばかりを主張し、会議の時間が3時間を超えることも珍しくなく、それどころか会議で物言う自分の姿に酔いしれていた。他にも、遊んでいるほかの会社の社長をバカにしては悦に入ったり、定時に帰る部下がいると忙しいアピールをし、帰宅しにくい雰囲気を作ったりとやりたい放題であった。それでも会社をここまで大きくしたのは社長だからと言うのもあり、誰も文句は言えなかった。そればかりか部下や他の社員に対し、働いてもらっているという気持ちより働かせてやってるという気持ちが強く、いつも社員を無能扱いしていた。
【マネーの虎】
「マネーの虎」出演後は、あまりの過激な発言でクールな社長とも言われる様になる。それは周りが引くほど冷徹なものだと言われている。この頃は会社としても絶頂期であり、年収100億円を突破していた。
【時の人から一転ホームレスへ】
「マネーの虎」放送終了後、南原氏にある転機が訪れる。2005年に取引先だったMGローバー破綻の影響で巨額の負債を背負い,「マネーの虎」終了から約1年で年収100億円の社長が一転、借金100億円のホームレスになる。販売予定だった車もその時に使っていた机や椅子も一切合切売却、社員も全員解雇。南原氏は全てを失ったこの時、いつも無能扱いしていた社員を初めて有能だったのだと気付く。
この当時は寝ている時も涙が止まらず、安堵したことはなかったという。公園で寝泊まりしながら一日一個のパンで生活していた。
【長いホームレス生活を経てつかみ取った光】
ホームレスを続けていた南原氏にある1つの光が差し込んだ。今までバカにしていた、社長が南原氏に「何か手伝えることはあるか?」と声をかけてきたのである。南原氏はここで、使われていない部屋の一角を借りて事業を再開。この時は派遣会社を設立する。2008年には、沖縄のレンタカー会社を買収。約3年で黒字化に成功した。
【波乱万丈な半生を送った南原氏の今】
現在は、沖縄のレンタカー会社で、またもや年収100億円を達成し、今に至る。現在の南原氏は以前の面影は全くなく、社員に対してもちゃんと意見を聞き入れ、見下した態度もとっていない。そのおかげか、前の会社で達成した年収100億円の頃と比べて社員の数は約2倍になっており、安定した会社経営を行っているという。