大隅氏は1972年に、東京大学大学院理学系研究所を卒業した後、1974年にロックフェラー大学博士研究員として研究に従事します。大隅氏が一貫して研究してきたのが細胞が不要なたんぱく質などを分解する「オートファジー」と呼ばれる仕組みの解明でした。
この仕組みは、細胞に核のあるすべての生物が持つもので、細胞の中で正しく機能しなくなったたんぱく質などを、異常を起こす前に取り除く役割や、栄養が足りないときにたんぱく質を分解して新しいたんぱく質やエネルギーを作り出す役割を果たしています。平成5年には酵母の細胞を使って「オートファジー」の仕組みの解明に取り組み、この仕組みを制御している遺伝子を世界で初めて発見しました。
大隅氏は過去にもいくつもの賞を受賞しており、今年に入ってからも3度の受賞をしています。ワイリー賞、国際ポール・ヤンセン生物医学研究賞(英語版)と、3日に受賞したノーベル生理学・医学賞です。
大隅氏にとってノーベル賞は子どもの頃からの夢だったらしく、大隅氏が今まで生きてきた71年間の思いが報われた瞬間でした。








