精進湖から蛾ヶ岳、身延線の市川本町駅へ【新緑の中の静かな縦走路】 | HIROのブログ

HIROのブログ

山歩き、写真を撮ることが趣味です。家では2匹の猫を溺愛しています。





6月9日(日)


今回は富士の御坂山塊方面に山登りです。
この辺りの山域は
交通の便を考えて
車で行く事が多いのですが
今回のコースは登山口と下山場所が
全く別の場所で
車の回収が不可能なので
電車で行くことに決めました。





天気予報は、曇りのち雨となっていて

登山を決行するか直前まで迷いましたが

なんとかギリギリ天気は持ちそうなので

山行を決行しました。




いつもの始発よりも

1時間遅いです。

乗り継ぐバスの時間に合わせると

この時間になりました。

これでもバスの時間に

はかなり余裕を持って現地に向かいます。






大月駅で富士急行に乗り換えます。

ラッピングの車両です。





車内もラッピングされています。




終点の河口湖駅に到着です。





駅の構内から富士山が見えます。








駅前は、朝にもかかわらず

多くの観光客、

それもほとんど外国人ですね。

特に東南アジア系と思われる方が

多かったです。






新富士駅行きのバスに乗ります。

駅前のロータリーには

観光バス、路線バスが

引っ切りなしに到着していました。


バスは9時5分発なので

まだ時間があります。


少し駅前をブラブラします。








河口湖駅舎越しに見る富士山。

もう少し右側から写真を撮りたかったですが

駅前のロータリーで交通整理をしている

おじさんが写ってしまうので

このアングルからになりました。



最近はコンビニ越しに見える富士山が

話題のようです。

そう言えば、あれも河口湖ですね。




定時よりも若干遅れてバスが到着しました。




バスは心なしか飛ばしているように感じます。


精進のバス停に到着しました。

バスを降りてすぐ写真を撮りましたが

バスはもう、だいぶ先を走っていました。





ここで下車したのは私だけでした。






目の前が精進湖です。








2ヶ月前、鬼ヶ岳から王岳を縦走して

ここに下山しました。

今回はその続きの稜線を歩きます。

この先の女坂峠までは

前回歩いた道を行きます。







新緑の中を登って行きます。





山ツツジの花は

時期が終わりつつありました。




女坂峠に到着です。

今日の行程を考えると

ここまでは序盤のウォーミングアップですね。




前回は五湖山方面から歩きましたが

今回は三方分山を目指します。










三方分山の登りは

それなりに急な登りです。

この日は曇っていて

風も涼しいです。

快調なペースで登って行きます。





山頂に近づくと

なだらかな雰囲気のいい場所に出ました。






今回は終始、新緑を眺めながらの山歩きでした。





三方分山の山頂に到着です。




山梨百名山の標識です。












三角点かと思いましたが

ただの標石でした。




山頂は木々に覆われていますが

一部だけ眺めることができます。





ギリギリ精進湖が見えました。




まだ先が長いので次に向かいます。


コースは山頂標識の裏側を進みます。









大きく下ってから登り返します。





縦走路の分岐点。

釈迦ヶ岳は縦走路から少し外れています。

ここまで来たからには

山頂まで往復します。






分岐点から僅かな登りで

釈迦ヶ岳の山頂に到着です。

ここも眺めは良くないですね。





芦川釈迦ヶ岳と呼ばれるようです。

そう言えばこの山域に

もう一つ釈迦ヶ岳がありました。






三角点。




まだ先がので

小休止だけして先に進みます。







途中で開けて景色を見渡せる場所がありました。

先ほど越えてきた

三方分山方面。






ハシゴを降りて





車道を横切ります。






道路の反対側に登山道は続いています。





このコースは比較的なだらかで

急登、急な下りは少ないです。






起伏が少なく

快適に歩けます。





この辺りの山深い場所の

静かなトレイルが

今回の山歩きの核心部ですね。


この辺りでは誰にも会わず

静かな森の中を独り占めでした。






大木が印象的な栂の峠。

地蔵峠とも呼ぶようです。









名物の大ツガ。





木の内部は少し朽ちていました。




先に進みます。




コースはピークを巻いていますが

私は尾根を直登して登っていきます。

矢印の方向に進みます。




稜線を忠実に歩きます。



山頂に到着です。




そこが大平山です。

「おおひらやま」ではなく

「おおびらやま」と呼ぶようです。







ここも僅かに眺めがありました。





近くの山は見えますが

曇っていて、遠くの山は見えません。



今回の行程は、この辺りが中間地点ですね。

まだ先は長いので

休憩もそこそこに出発しました。









少し進むと、近くに水場があるようです。

水場の確認はしませんでした。




急坂を登ります。






どうやらここが




蛾ヶ岳の山頂です。

今日、二座目の山梨百名山です。







三角点。





甲府盆地が見渡せます。




富士山方面。

この時間は富士山は雲に隠れていました。

僅かに左側の裾野が見えます。






動画を撮影しました。

富士山側。





動画をもう一丁。

甲府盆地側。







蛾ヶ岳は信仰の山のようです。

石仏、祠がありました。


手を合わせていきます。





山頂を後にします。





少し下るとそこが西肩峠です。





そこには六体のお地蔵さんが彫られた

石碑がありました。






この先はなだらかな歩きやすい道でした。




コースは良く整備されていました。





蛾ヶ岳から直に尾根を下ると

ここで一般道に合流します。









コースはピークを巻いていますが

ちょっと寄り道します。

大畠山の山頂に到着です。





ここで久しぶりに人に会いました

三方分山の登りですれ違って以来です。

この後も下山するまでは

誰にも会わなかったです。





標識があり

晴れていれば絶景ポイントですが





甲府盆地の先に山が見えますが

雲がかかっていて

どれがどの山なのかはわからなかったです。




拡大してもう一丁。





山頂を後にしました。

少し下ると四尾連峠です。







このすぐ下に四尾連湖がありますが

木々があり見ることはできませんでした。

特に寄り道する気は無く

先に進みます。





登山道はここで大きく曲がります。








しばらく進むと

再び絶景ポイントです。





ここからも甲府盆地が見えます。




更に進むと

展望台、烽火台の案内が。

近くなので寄り道します。




ここに烽火台があったようです。




朽ちかけた東家。




ここからも甲府盆地が見渡せます。







しばらく下ると車道に出ました。







ここには大きなお寺がありました。




最後は車道歩きです。




駅を目の前にして

踏切の警報音が。


甲府行きの電車でした。

僅かな時間差で乗り遅れました。





それから数分後、

市川本町駅に到着です。





ホームで約40分待ちました。


無人駅で、周囲には誰もいません。

私はシャツを脱いで着替えました。






しばらくすると

付近の踏切の警告音が聞こえて

電車が迫ってきました。


あれ?次の電車はまだのはず…


そう思っていたら

電車はそのまま通過していきました。

これは特急列車でした。


通過列車は時刻表には記載されていませんからね。





ようやく電車が来ました。

乗車する時に整理券を取ります。


そう言えば身延線に乗るのは

大昔、白根三山を縦走して以来です。

ちなみにその時はJRではなく、国鉄でした。









乗車する時に整理券を取ります。


身延線はJR東海です。

甲府駅で精算しました。

甲府駅からはJR東日本なので

精算後、一度改札の外に出てから

Suicaで再び入場しました。



お腹が空いてきたので

駅構内の蕎麦屋にでも寄ろうと思っていましたが

登りの高尾行きがホームに入っているのが

見えました。

蕎麦は諦めて

電車に飛び乗りました。

この辺りは電車の本数が少ないので

乗り遅れる訳には行きませんね。



最寄りの駅に着く頃に

雨が降ってきました。

今日1日、天気は持ってくれたから

この雨はしょうがないか…

もちろん雨具は持っていますが

使った後の手入れが面倒なので

雨具は使わずに

そう思って、駅から自宅まで

小走りで帰りました。





今回は精進湖から蛾ヶ岳へのコースを

縦走しました。


休日にもかかわらず

登山者は少なく

縦走で歩く人は

さらに少ないようです。


コースはよく整備されていて

テープも随所にあり

急な起伏が少なく歩きやすかったですね。


コースは眺めがいい場所は一部で

ほとんどは眺めのない樹林帯を歩きます。

新緑はきれいで

今回は新緑の山歩きを堪能しました。

今回の山の中の写真は

ほとんど新緑の写真でした。