購入したのは95年頃です。
ICI石井スポーツで購入しました。
当時は新大久保に店舗があった頃です。
コールマン ピーク1。
ガソリンストーブです。
ピーク1には思い入れがあって
私が学生時代、山岳部に所属していた時
私の部の備品がピーク1でした。
尤も、大昔のことなので
当然その備品は旧型です。
当時のモデルは緑色の本体で
折り畳み式の脚は付いてはいませんでした。
ポンピングのノブは
本体の下側にあった気がします。
それから茶色のモデル、
次が黒いモデルになり
その次がこのモデルです。
昔のモデルは点火レバーと火力調節レバーが
付いてはいたのですが
このモデルはひとつのレバーで行います。
当時の登山は液体燃料を使うストーブが主流でした。
ガスを使用するタイプもありましたが
当時はガソリンを使用するタイプよりも
火力は弱く、
寒冷地用のカートリッジもありますが
それでもカートリッジのガスが減ってくると
火力が弱くなります。
冬山等の悪条件下でも安定した火力の
液体燃料タイプは絶対な信頼がありました。
これまた余談ながら
私が最初に個人で所有したストーブが
今も使っているEPIのガスストーブです。
しかし、購入してしばらくした頃、
EPIの新型のガスストーブが発売されました。
新型は圧倒的に火力は強くなり
火力調節もし易くなり
点火装置も付いています。
現在のモデルと比べても
あまり遜色がありません。
もうちょっと待てば…
ちょっと悔しかった記憶が蘇りました。
つまり、その頃は液体燃料タイプから
ガスカートリッジを使用するタイプの
過渡期だったのでした。
現在ではガスストーブが進化して
火力も強く、取り扱いも簡単で
今では登山で液体燃料タイプのストーブは
見かけなくなりました。
私の所有するピーク1は
それからだいぶ経ってから
ある時、キャンプに行きたくなって
購入したのでした。
ガスタイプでも扱いが簡単で事足りるのですが
やはり液体燃料タイプの方が
道具としてはロマンがありますね。
その時は登山ではなく、車で行くキャンプでした。
以来、このピーク1は
色々なキャンプ場で使用しました。
でもソロ登山で使うには
大きく嵩張るので
登山には使用していません。
このモデルはホワイトガソリンの他に
レギュラーガソリンも使用できるタイプですが
私はホワイトガソリン以外は使用していません。
前置きはそれぐらいにして
試しに点火してみようと思い
可動部に専用のオイルを差して
ガソリンを少し入れます。
まずはポンピング
つまり加圧する訳ですが
いくらポンピングしても加圧されません。
ネットで調べてみると
これはポンプカップと呼ばれる
パーツの劣化のようです。
そこで昭島にあるアウトドアビレッジの
コールマンの店に行き
ポンプカップのパーツを購入しました。
YouTubeを参考に
工具を使ってノブを外します。
コツが分からずちょっと苦戦しましたが
ポンプカップを交換しました。
ポンプカップを外すコツが分かれば簡単ですね。
オイルも差します。
よし、これで大丈夫。
点火しようと思い
ポンピングします。
今度は加圧されている手応えを感じます。
しかし、
微かに
シューッと、音がします。
どうやらポンプカップだけではなく
給油孔の蓋のゴムパッキンも
劣化しているようです。
せっかく加圧しても
そこから圧が抜けるようです。
これでは使うことはできません。
予定のキャンプは来週に控えています。
ネットでパーツを注文する方法もありますが
一度お店で現物を見てもらおうと思い
再びモリタウンのコールマンの店に行きました。
3月20日、再び昭島のアウトドアビレッジに
やってきました。
店員さんに説明して
ピーク1を診てもらいました。
給油キャップのパッキンは劣化していて
キャップを交換したのですが
実はガス漏れはそこではなく、
火力調節レバーの辺りから
ガソリンが漏れていたのでした。
店員さん曰く、この部品の交換は
素人には難しいようなので
このピーク1は修理に出すことにしました。
購入してから約27年、
これは経年劣化と言うことですね。
それなりに修理費がかかりそうです。
修理費次第では新品を購入するか
迷うところですが
修理しなければこのピーク1は
ジャンク品になってしまいます。
それはあまりにも忍びないので
それで治るのであれば
ここは修理することにします。
この日は購入した給油孔のキャップ代を払い
(キャップ代は税込880円でした)
ピーク1を修理に預けて帰宅しました。
修理には1、2ヶ月かかるようなので
来週に予定していたキャンプに
ピーク1を持っていくことは
叶いませんでした。
まぁ、他にもストーブはいくつか持っているので
今回は違うストーブを使うことにします。