最近気になった、八ヶ岳関連の話題を2つ。
八ヶ岳の阿弥陀岳付近で遭難して、
山岳救助隊に救助された登山者が
新型コロナウイルスに感染の疑いで、
ヘリに搭乗した隊員、パイロット、整備士、
隊員と帰着後に接した別の隊員ら計10人前後が
自宅待機した。
その後、遭難した男性は陰性と判明。
自宅待機は解除された。
まぁ、百歩譲って遭難は不可抗力だとしても、
緊急事態宣言が発令されて
外出の自粛が叫ばれているこの時に
山に行きますかね?
今回は陰性だったのが不幸中の幸いでしたが、
自覚症状は無くても
今は誰もが感染している可能性がある訳で、
自分は大丈夫だろう…
と、軽率な行動が周囲に
多大な迷惑をかけることになります。
最近問題になっているパチンコ屋もそうですね。
これだけ外出の自粛と言われても
行く人はいます。
大勢の客がパチンコ屋に殺到している様子が
テレビで放送されていました。
そんなパチンコ屋の客にインタビューすると、
もし自分が感染しても、それは自己責任だから
他人に迷惑はかけない。
そんな意見もありました。
あまりにも自分に都合の良すぎる解釈ですね。
外出を自粛の意味を全くわかっていませんね。
感染すれば、家族を含めた周囲にウイルスを
ばら撒く可能性があります。
それで人が死ぬ可能性もあるのですよ。
現在、状況が逼迫している医療機関にも
多大な迷惑がかかります。
自分の欲望の為に
自分勝手な行動で感染して、
それで周囲に感染を広めたら、
その行為は自己責任で済む話では無く、
バイオテロと言っても
言い過ぎではありませんね。
ただ、その映像を流すマスゴミも悪いですね。
あの報道は、
パチンコをしたい人の気持ちを
煽っているようにしか見えませんね。
報道しなければ、あそこまで客が殺到することは
無いと思いますけれどね。
今は山には行けないので、
私の過去の写真の中から
今回のブログで話題になった山の写真でも。
GW期間中はまだ完全な雪山です。
無積雪期に登るのとは全く訳が違います。
山頂は絶景が広がっていて、
これは山頂から見た横岳です。
当時、私は写真部に属していて、
モノクロフイルムを愛用、
現像も自分でやっていました。
八ヶ岳のニュースをもう一つ。
八ヶ岳の休業中の行者小屋で
(上のモノクロ写真の下の方に写っている
小屋が行者小屋です)
小屋荒らしが発生というニュースを見ました。
良識の無い登山者の仕業と思われます。
11月末まで、赤岳鉱泉と行者小屋のテント場も
全面閉鎖するようです。
山を愛する者としては、
聞くだけで気分が悪くなる
悪質な犯罪行為ですね。
一部の心ない人のせいで、
善良な登山者も疑いの目で見られ、
テント場が使えなくなることにより
一般の登山者も迷惑を被ります。
そう言えば、昨年だったか、
北アルプスの立山の雷鳥平、剣沢キャンプ場で
登山道具の盗難事件のニュースがありました。
山で登山道具が無くなると言うことは、
場合によっては死に直結します。
それをわかっていて行うと言うことは、
窃盗なんてレベルの行為では無いですね。
登山はリスクがある場所に立ち入る行為だからこそ
自分だけでは無く、
他人にも迷惑をかけないように行うのが
登山者の心得だと思っていましたが、
登山者に悪人はいないというのは
どうやら幻想のようですね。
こんな悪人はごく一部の人で
大多数の人は善良な登山者だと思いたいですね。
ついでにもう一つ、今度は私が見た出来事です。
今年登った山の話です。
私は、とある山の山頂でランチをしました。
その山頂にはテーブルとベンチが幾つかあり、
私は空いているテーブルの一角で
ガスコンロでお湯を沸かして
ラーメンを作っていました。
すると、後から来た50代ぐらいの男性の登山者が、
別のベンチに土足で上がり、
写真を撮っていました。
少しでもいいアングルで写真を
撮りたかったのでしょうけど、
人が座る所に、
平気で土足で上がることのできる神経を疑いますね。
見かねた別の年配の登山者が
注意していました。
その常識のない恥ずかしい登山者は
(敢えてそう書きます)
大人しく引き下がったので、
その場はそれで終わったのですが、
もし、その男が逆ギレでもしたら、
私は注意した側に加わってやろうと思って
成り行きを見ていました。
これは山ではありませんが、
常識の無い行動で思い出しました。
ある夏、私は高校野球の地区予選の試合観戦に
出かけました。
その試合は強豪校が出場する注目の試合で、
客席はほぼ満席でした。
試合が佳境に入った頃、
隣に座っていた
酒を飲みながら観戦していた年配の男性が
タバコを取り出し、吸い始めました。
昔ならいざ知らず、
今は公共の場は喫煙所以外は禁煙が常識です。
私は思わず注意すると、
その男性はバツが悪そうにタバコを消しました。
私も以前は紙タバコを吸っていましたから
そりゃ、吸いたい気持ちはわかりますよ。
でも、客席で吸うのはありえないでしょう。
目立つように禁煙の看板が掲げられています。
それに気づかない筈はないでしょう。
完全に承知して吸っていますね。
吸いたければ喫煙所に行けばいいだけの話です。
そんな輩がいるから、
余計に喫煙者の肩身が狭くなるのですよ。
山であろうと、下界であろうと
人として恥ずかしい振る舞いは
しないようにしたいですね。
これは書きながら、自分への戒めでもあります。
今回はマイナスな話題ばかりでしたが、
1日も早く山に登った話を書ける日が来るのを
願っています。