続き。
男体山山頂に登頂を果たし、
ランチを済ませて、下山を開始します。
秋の日は釣瓶落とし。
時間に余裕をもって下山したいものです。
奥宮の御朱印もいただきました。
私は場所ごとに御朱印帳を分けているので、
栃木県用に、こちらで新しく御朱印帳を
購入しました。
御朱印帳がまた一冊増えました。
あとはバス停まで歩いて、
そこから乗り物を乗り継いで帰るだけです。
渋滞の中を長時間運転しなくていいと思うと
気持ちは楽です。
しかしこの後、今回最大の試練が待っていました。
東武日光行きのバス待ちの長蛇の列がありました。
待てども、一向に列は進みません。
日が暮れてきて、気温が急に下がってきます。
予備に持ってきたフリースと
ソフトシェルの上着を着ても、相当寒いです。
時々湯元温泉からのバスが来ますが、
ほぼ満車でほとんど列は進みません。
振り返ると、私の後ろにも長蛇の列です。
臨時のバスがこちらに向かっていると言う
アナウンスがありましたが、
登りのいろは坂も渋滞していて、
バスが動かないようです。
こんな日が暮れて真っ暗な時間に
いろは坂を走っても、
景色は全く見えないだろうに、
それでも渋滞するとは、
おそるべし、紅葉の時期の日光!
寒空の下、突っ立ったままひたすらバスを待つのは
修行ですね。
結局2時間半待って、ようやくバスが到着です。
漫画、頭文字Dは、主人公の藤原拓海が
夜の峠道でバトル(カーレース)を繰り広げる
というストーリーですが、
このいろは坂もそのバトルの舞台になりました。
対戦相手の小柏カイが繰り出す
インベタの更にインをカットして、
段差をジャンプするという大技を繰り出し、
主人公の藤原拓海のハチロクを追い抜き、
藤原拓海の度肝を抜いたのはここです。
その現場を見て、
実際にここでそんな事をしたら車が壊れる!
1人頭の中で突っ込んでいました。
マニアックな話題ですみません。
下山した時はまだ明るい時間でしたが、
ここまで来るだけでこんな時間です。
次の電車が北千住方面の最終接続との
アナウンスがありました。
もう特急も急行もなく、
とりあえず乗れる電車に乗るしかありません。
この辺りで夕食でも食べて…
と、思っていましたが、
そんな余裕はありません。
トイレだけ済ませて、
電車の乗車待ちの列に並びます。
到着した電車には、大半が外国人の方でした。
電車の中にはアジアからヨーロッパ、
色々な国の言葉が飛び交っています。
まるで異国を旅しているようでした。
そして電車をいくつも乗り継ぎ、
なんとか電車がある時間に帰宅できました。
自宅にたどり着いた時は、
日付が変わって夜中の1時を過ぎていました。
終電ギリギリの綱渡りの乗り継ぎでした。
もうその時は何もする気は起きず、
とりあえず服を脱いで、
焼酎を一杯だけ呑んで、
他は何も食べずにそのまま寝ました。
お風呂は翌朝入りました。
今回の山行は、歩行時間そのものは
大したことは無かったですが、
登山口までのアプローチが長く、
往復の移動が大変でした。
紅葉の時期ですので
ある程度は覚悟していましたが、
まさかバスに乗るまでに2時間半も待つのは
想定外でした。
まぁ、無事に行って、帰って来れてよかったです。
危うく帰れなくなって、
翌日の仕事に支障が出るところでした。
今年の北関東遠征はこれで終わりです。
次の山行はもっと近場を考えています。
近場の山の紅葉はこれからなので、
まだ楽しみは続きます。