春の奥多摩登山7 | HIROのブログ

HIROのブログ

趣味のブログです。気の向くままに山登りをしています。


続き。

奥多摩に山登りに来ています。

孫惣谷から中尾根を経由して水松山に登り、
水松山から長沢背稜を縦走して
芋の木ドッケに向かいます。



原生林の中を歩きます。









芋の木ドッケに到着。
道標から少し離れた場所に本当のピークがあります。

芋の木ドッケは東京都第2の高峰ですが、
木々に囲まれていて、全く展望はありません。
誰もいない静かな山頂でした。



バリエーションルートである二軒小屋尾根ルート。
間違って入らないようにロープが張られています。




芋の木ドッケからは急な道を木につかまりながら
下ります。



しばらく進むと、三峰山から雲取山の縦走路に
合流します。


下りきったところが大ダワ。
以前は大ダワから日原に大ダワ林道がありましたが、
数年前に途中の登山道が崩壊して、
現在は通行止めです。


ここから雲取山までは標高差約300m。
ここまで来たら、このコースのラスボスである
雲取山に登るしかありません。
巻道もありますが、そんな選択肢は
私にはありません。
一気に行きます。




ここから雲取山山頂にかけて、見事な原生林です。
雲取山には、最短コースの鴨沢から往復する
登山者が多いですが、
埼玉県側の原生林の道も、
ぜひ歩いて欲しいものです。

明るく開けたコースも良いですが、
鬱蒼とした原生林も、この山の魅力です。




しばらく進むと、雲取ヒュッテの建物が
見えてきました。



窓は破れ、壁も剥がれています。



建物は廃墟となって、一部は取り壊されています。


私が初めて雲取山に登った時は、
今から30数年前でした。
三峰山から縦走して、その時は山頂の避難小屋に
宿泊しました。

その時はまだ雲取ヒュッテは営業していました。
その後雲取山には何度も登っていますが、
雲取ヒュッテは一度も泊まらないうちに
いつのまにか閉鎖されていました。


これは私の父から聞いた話ですが、
私の父は若かりし頃、山登りをやっていて、
ある時、三峰山から縦走して雲取山に
登ったそうです。
父が若い頃ですので、半世紀以上前の事だと思います。

その父が雲取ヒュッテに泊まったそうです。
雲取ヒュッテにはお風呂があり、
そのお風呂は枯れ葉がたくさん浮かんでいる
ワイルドなお風呂だったそうです。


現在、ネットで雲取ヒュッテを検索しても、
雲取ヒュッテが閉鎖されたのは、
もうかなり前の事ですので、
出てくる情報は廃墟となった現在の建物の写真
ばかりで、古い情報はほとんどありません。

その父も既に亡く、
今となっては確かめようがありませんが。

もし私が他の山小屋の話と間違えて
記憶していなければ、雲取ヒュッテの話です。



続く。