基礎年金は目減りする?
今の若い世代が65歳になると、基礎年金は現在の平均収入の約1割程度になります。現在の高齢者と比べて目減りしてしまうようです。会社員であれば、プラス厚生年金や企業年金などありますが、自営業者には辛いですね。しかし、日本の平均寿命が延びている昨今は特に、年金というシステムは有難いものだと思わなければなりません。「あなたは死ぬまで働きつづける自信はありますか?」と問われても、私の場合は、はっきりYESと答えられないと思います。とはいえ、昔と比べれば日本の賃金はずいぶん上がっているのに、「将来の基礎年金給付額が現状より下がってしまう」のは、今の若者からしたら納得がいかないよ・・・という意見が出てくる理屈もわかります。ではなぜ目減りしてしまうのでしょう?それは国の政策である「マクロ経済スライド」によって基礎年金額が調整(抑制)されることになっているからです。これはデフレ状況下では発動されませんが、日本はここ数年インフレを保てているので、ようやく適用され始めたのです。なぜ「マクロ経済スライド」で調整しないとダメなのでしょう?それは、将来の基礎年金の増額を小幅にとどめて給付費を節約することで、現在の「少子高齢化の年金財政」を立て直すしくみとなっているからです。よっぽど高齢者の数が多いのでしょうね・・・国もやむなしの政策といったところでしょうか。若者が将来もらえる給付額の試算としては、満額で月5万円ですが、事情により保険料の未納がつづいた人などは「平均月4万弱しか貰えない」となってしまう可能性がでてきます。こういうことを聞かされては、なおさら若者の反発による国民年金などの保険料の未納が増えてきそうですが・・・しかし年金がもらえる歳になって「やっぱり小額でもちょうだい!」と騒ぎ立てても、それは後の祭りなわけですから。「老後の自分のことは自分で守る」ぐらいの精神と決意で、国民の義務として保険料は毎月しっかりと収めていきたいですね。