今日は、子どもの権利委員会の弁護士を対象とした少年院の処遇勉強会があり、講師を務めた。少年院の法務教官を辞めて10年になるが、現役の法務教官が、少年院の処遇について外部の方に説明する機会が少ないためか、未だに様々なところで少年院の処遇について話す機会をいただいている。
しかし、少年院の処遇を現場で経験したことがない方に処遇の「雰囲気」を伝えることは、とても難しい。実際に「少年院がどんなところか」ということを理解してもらうためには、少年院を見学して、法務教官が少年を処遇している場面を見てもらうのが一番いいのだけど、少年院見学では、少年のプライバシーに配慮するという理由で、少年のいない場所を見学することになり、結局「建物見学」になってしまっている。現場の少年、法務教官にとって、外部の見学者に処遇場面を見てもらうことはなかなか難しいことは理解しているが、少年院での処遇を社会に正しく理解してもらうことは、少年院や少年院出身者に対する偏見をなくすためにも大事なことではないか、と考えるようになった。
いずれにしろ、今の私にできることは、私の経験をなるべく多くの方に伝えることしかない。これからも試行錯誤して、なるべく少年院の処遇を分かりやすく伝えていきたい。