えんしょうじ
光沢山 円照寺
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【所在地】山形県尾花沢市六沢741-3
【宗派】曹洞宗
【寺院本尊】釈迦牟尼仏
【札所本尊】聖観世音菩薩
【通称】六沢観音
【由緒】
昔、この一帯は湖水になって、人々は、舟や筏で往来していたが、六沢の城沢山の境内には、何千年もたった椋(むく)の大樹があり、湖を渡って来た人は、荷物の積みおろしや舟の乗り降りの際、この大木に舟をつなぎとめたので、つなぎ沢と呼ばれていた。それで昔は、つなぎ沢観音とも言われた。便利な反面、実は大木の枝葉が数町に広がっていたため、農作物に被害を与えていた。しかし、樹の精がいるというので、恐れてただ一人手出しをする者がいなかった。大同二年、慈覚大師が巡錫したとき、村人の悩みを聞いた大師は、みずから大樹を伐採し、この大樹で聖観音をきざみ、有縁の地へ安置した。その一体の聖観世音が六沢のご本尊である。観音様を刻んだ残りで地蔵様を刻み、村の古い家では木っ葉地蔵と言っている。
いつのまにか観音寺は廃寺となり、村の信者達が近くの円照寺に依頼し、当時の住職江口皐天大和尚の努力で観音堂は復興した。しかし、当観音堂は倒壊寸前となり、円照寺二十世哲生大和尚は、円照寺境内に改築移転、同七月に落慶式を行った。
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最上三十三観音の旅
第23番 光沢山 円照寺
第24番 宝沢山 薬師寺
第25番 弘誓山 養泉寺
第26番 川前観音堂
第27番 深堀観音堂
第28番 塩沢山 曹源院
第29番 石水山 西光寺
第30番 鷹尾山 般若院
第31番 浪高山 東善院 光清寺
第32番 慈雲山 明学院
第33番 庭月山 月蔵院
番 外 臥龍山 天徳寺